「老いの将に至らんとするを知らざるのみ」
氣がつけば、もう六月も半ば近くを過ぎ、夏至まで10日余りです。
最近妻と良く話すのが
「時のたつことの早さ」
です。私も妻も好きなことを志事に、生活の柱に…という選択を下したのですが、以前と比べると明らかに1週間という時がたつことの早さを実感しています。勤め人であった頃は、次の休みまで後何日と…指折り日にちを数えるのが常だったころを思い出すと、隔世の感です。
所で、どうして時間の長短を感じるのかと考えていたら不思議な感覚にとらわれました。
我々は、この世に生を受けた瞬間、「死」に向かってひたすら歩み続けます。誰しも年を取りたくない、目前に迫ってくる「死」に恐怖すら覚え、一分一秒でも先延ばしにしたいと願います。しかし、であるならばどうして
「楽しいと、時を忘れてしまう」
のでしょうか？
1分1秒先延ばしにしたい「死」を考えた時、何かに熱中したり没頭してふと時計を見た時に「もうこんな時間だ！」…と時のたつことの早さを実感するのはどうにも理屈に反していると思います。逆に心から楽しいことをやっているのだから、その時間はもっと長く感じていたいと思いますし、その時間にもっと浸っていたいです。
逆にやりたくないこと、早く時間が過ぎてくれないかなぁ…と時計を何度も見てしまう時ほど、早く過ぎ去ってほしいと思いますし、そんな苦痛であれば一分一秒たりとも感じていたくはありません。
そんな時に思い出したことは、子どものころに熱中したTVゲームです。新しいゲームソフトなどを入手した時などは、友人よりも早くクリアしたり。早く先に進めて自慢しあったものですが、ひょっとすると我々の魂も
早く次のステージに進みたい
…と考えているのかもしれません。
仮に人生を100面あるTVゲームと考えた時、プレイヤー（魂）は早くステージをクリアしてエンディングを視たいと思うはずです。難関ステージでぐずぐず先に進めなかったり、クリアしたはずの前のステージに戻されるようなことは面白くない。熱中していればこそ、一つの面をクリアすると、さぁ次、クリアしてさぁ次…とゲームを進めることがやめられなくなる。この感覚が「時の経過を忘れる」ことで、何かに集中しているとき、没頭しているとき、時を忘れるぐらい楽しんで何かを為している時こそ、
魂が心から喜び、今世自らに課した課題をクリアするために、自らが積極的に行動しているとき
なのではないでしょうか？
魂は肉体と異なり無限に近い寿命を持っていると言われていますから、自らに課した課題をクリアしてドンドンと先のステージに進みたい。今世私はまだ生を営んでいますが、私の魂はひょっとすると「早く今世をクリアして次のステージに進もうぜ」…と思っているのかもしれません。
「憤りを発して食を忘れ、楽しみて以て憂れいを忘れ、老いの将に至らんとするを知らざるのみ」
とは論語の孔子が自らを評した一節ですが、孔子もまた80年という人生をあっという間に駆け抜けた一生であったのだと思います。
魂をエネルギー體としてとらえた時、寝食を忘れて楽しむのであれば、エネルギー體としての魂は波動が高く、周囲に満ち満ちているエネルギーを吸収します。だから、後で自分が驚くほど長時間同じことをやり続けていても「肉体は疲れを感じない」。一方で、嫌々取り組んでいて、早く時間がたつことを望むな時は、エネルギー體としての魂の波動は下がり、結果逆に自らエネルギーを放出することになりますから、そんな時こそ非常に疲れを感じるのだと思います。
そして楽しい時間があっという間に過ぎていくのは、魂が高い波動を出し今世の課題クリアに向けて活発に動いているときで、逆に時が停まったように長く感じるのは、魂の波動が低下して逆に波動を挙げて今世課題クリアに向けた活動をするように促している、死に向かって進んでいるさなかにあり、時を長く感じさせることで一種のモラトリアムを生じさせているのだと思います。
そんなわけで、別に孔子のいうところの
「之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者にに如かず。」
もまた、「魂が喜ぶことを率先してやりなさい」と言わんとしているのではないかと、改めて感じているところです。
易照の方位予報 6月1３日予報
方位予報図
予報詳報
五黄中宮日で、五黄殺、暗剣殺がない日となります。
北…☂️
杜門(木)が宮(水)より生を受けます。日辰からの作用はありませんが、杜門(木)の凶作用が強い凶方位です。方位事象、お出かけすると何か貴重品を落とし足り、忘れてしまいそうです。方位地支「妻財」が日辰から剋を受けるので、お出かけ先でお財布や携帯を落したり、忘れないように肌身は出さず管理しましょう。家族でお出かけの際は、子どもの迷子に注意。健康面、冷え性、冷えからくる下半身のむくみや体調の不良
北東…🌤
景門(火)が艮宮(土)に巡ります。宮及び日辰からの作用はありませんが、その他凶煞も伴わず吉方位となります。家族や交友関係でレジャーを楽しんだり、お出かけするに吉。ただし景門(火)象意と父母を御帯びる月建からの冲「月破」方位で、言葉のやり取りをきっかけに喧嘩に成り易いので注意しましょう。また金運面は今一つです。つい見栄を張って散財したり、衝動買いの多い方位となるでしょう。
健康面は大きな崩れはありません
東…☔
死門(土)が震宮(木)から剋を受けますが、一方で日辰と比和するので旺相です。特に凶作用が強くなる悪方位となるでしょう。方位事象、事故や怪我といった災難トラブルが多い方位。目的地を行き過ぎてしまったり、道を間違える等特に慣れないところに出かける場合は要注意。慎重さを欠き、行動、言動が大雑把になりがちです。方位地支も官鬼を帯びるので、交友間での口論やいざこざも発生しやすいでしょう。健康面、喉、呼吸器系、喘息の発作等
南東…☂️
驚門(金)が巽宮(木)に巡ります。宮からの作用はありませんが、日辰波紋を生じるので門旺相の凶方位です。方位事象、待ち合わせの時間や場所を間違えたり。通信障害で連絡が取れない等のトラブルがありそうです。方位地支、辰(土)が「兄弟」を帯び日併するので金運面で大きな出費を余儀なくされたり、それがもとでストレスをためそうです。健康面、食あたり、胃腸の不調。
南…🌤
開門(金)が離宮(火)から剋を受けますが、日辰波紋を生じるので門旺相の吉方位。方位事象、開放的な気分に浸れる方位で、レジャーにストレス解消に吉。方位地支父母を帯び空亡するので、時のたつことを忘れるくらい、楽しめそうです。また悩み事などはこの方位の親や年長者、師匠などに相談するとよいでしょう。健康面、吉門方位で大きな崩れはありません。ただし季節柄熱中症に注意
南西…⛅
休門（水）が坤宮（土）に巡ります。門は宮から剋を受け日辰からも剋を受けるので、吉門ですが運氣は今ひとつです。方位事象、お出かけには差し支えありませんが、方位地支未（土）が兄弟を帯び空亡するので、金運面が今ひとつです。衝動買い、友人からの誘いに乗っての出費を余儀なくされそうです。レジャーは吉。飲食も良いでしょう。健康面は、暴飲暴食の暗示があります
西…🌤
生門（土）が兌宮（金）に回座します。宮からの作用はありませんが、日辰に比和するので門旺相の吉方位です。家族、友人などとレジャー、お出かけに吉。方位地支子孫を帯び、日辰から生を受けるので、何かラッキーな事、楽しいこと多く運氣は上昇のラッキー方位です。健康面、吉門方位で大きな崩れはありません。
西北…☂️
傷門（木）が乾宮（金）より剋を受けます。日辰からの作用はありませんが、日破が巡るため凶方位となります。方位事象、金運が低迷します。方位地支の戌（土）兄弟を帯び、日辰からの冲を受けるので友人からのお誘い、お付き合いでの出費がありそうです。亥（水）は妻財を帯び剋を受けるので、金銭的なお誘いは断るが吉。健康面、偏頭痛 や首や肩の凝り、目眩など
凶方位への処方箋
警戒方位…北、東、南東、北東
特に要警戒の東（☔️）は、南（🌤）への方位避けが可能です。
南への方位避け後、現地入りが北東（🌤）となるようにご調整ください。
南東（☂️）へは、北東（🌤）或いは西（🌤）をご利用下さい。
どちらの方位避けの場合も、その後の現地入りが南（🌤）となるようにご調整下さい。
北、北西へは北東（🌤）に方位避けを行い、現地入り西（🌤）となるようにご調整ください。
氣学・本命星日運
13日運氣低迷の注意本命星は一白水星です。（お出かけの有無に関わらず、凶意発生しやすくなります）
五黄中宮日で、九星定位に回座する日ですが、一白水星は季節柄、月破を受けるので若干運氣が低迷します。
一白水星…本命星定位回座ですが月破を受けます。月建は父母日辰は兄弟を帯びるので、交友間、親子間、家族内でのコミュニケーショントラブルがありそうです。
出発吉刻
お出かけに適した時刻は、辰巳刻（巳刻大吉）、酉刻、亥刻です。
氣學・日盤及び時盤では、酉刻、亥刻の北西に凶煞が重なるので注意方向となります。
それでは13日が、皆様にとり最幸の一日となりますように！
本日もご覧いただきありがとうございます。
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