易経「繋辞下伝」を読み解く⑧ 易照の方位予報 11月26日予報

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易経「繋辞下伝」を読み解く⑧

神農氏没して、黄(こう)帝堯(ぎょう)舜(しゅん)氏作(おこ)る。その変を通じ、民をして倦(う)まざらしめ、神にしてこれを化し、民をしてこれを宜しくせしむ。易は窮まれば変じ、変ずれば通じ、通ずれば久し。ここをもって天よりこれを祐(たす)け、吉にして利ろしからざるなきなり。黄帝堯舜衣裳を垂れて天下治まるは、蓋しこれを乾坤に取る。(繋辞下伝第2章第5節)

「 神農氏没して、黄(こう)帝堯(ぎょう)舜(しゅん)氏作(おこ)る。その変を通じ、民をして倦(う)まざらしめ、神にしてこれを化し、民をしてこれを宜しくせしむ。 」

「聖人の神農氏が没すると、続いて黄帝、堯、舜、禹の聖人が現れた。時代の変化とともに、万民の生活様式も変わり、それまでの様式では通用せず万民は物足りなく感じる様になった。そこで聖人たちは陰陽の変化をもとに、万民のために様々な道具や技術、知識を発明した。」

この句の「神にして」の表現からも明らかなとおり、繋辞上伝にも表れる「神」は神格ではなく、陰陽の作用であります。仮にこの「神」を神格として読み取るならば、 黄帝、堯、舜、禹 だけでなく、その前の伏羲、神農も聖人ではなく、神と表現すべきですから、易経に現れる「神」は神格を帯びた神ではなく、太極より生じた両儀である陰陽の作用なのです。

したがって、 黄帝、堯、舜、禹 と神農の後に続いた聖人たちもまた、伏羲や神農が易経の卦象を習いとして様々な道具や技術、知識を発明し他のと同じく、易経の摂理、卦象をもとに文明を開化し、万民を教導していったのだと孔子は説明します。

「 易は窮まれば変じ、変ずれば通じ、通ずれば久し。 ここをもって天よりこれを祐(たす)け、吉にして利ろしからざるなきなり。 」

「物事は行き詰まれば変化を促し、変化すれば物事は滞ることなく通達する。通達すればさらに物はが発展し、この流れは留まることの無い易の摂理である。この摂理を以て“火天大有”にあるように“天よりこれを祐(たす)け、吉にして利ろしからざるなきなり”というのである。」

易経に言葉を掛けたのは周の文王及びその次子である旦と言われています。ただし文王父子が全く何もない所から文章化したとは考えられず、おそらくは伝承として伝わっていた部分を繋ぎ合わせ解釈した部分があると想像します。

爻辞を読んでいると、一部は文王の業績を称える爻辞があり、これが次子旦の作、一方でその他の爻辞は動物の様子に例えた物、王の統治に例えた物など生活様式、統治様式を表したものが爻辞でありますから、文王の業績としては、口伝等で伝わっていた伝承の断片をつなぎ合わせる一方、不要な物を捨て去る作業を行ったのではないかと考えるのです。

したがって繋辞上伝、繋辞下伝を含め孔子作と言われている周易の彖伝、象伝等もまた、孔子がそれまで伝わってきた周易をさらに整理統合し、通達しやすいように編みなおしたものと考えられます。

ですから、繋辞下伝のこの章も、聖人たちが易経の卦象をもとに様々な道具や技術、知識を考案した…という繋辞下伝における孔子の説明は、確かにその卦象をもってすれば意味の通らない事ではないものの、やはり孔子の創作や創造によるところが大きいか、後代まで伝わっていない失われた文献をもとに孔子が編みなおしたものではないか…?と考察するのが妥当の様です。

「 黄帝堯舜衣裳を垂れて天下治まるは、蓋しこれを乾坤に取る。 」

「黄帝、堯、舜、禹の聖人たちは、その天子の衣を悠然とまとうように、威を以て天下を治めた。これこそが善を成してそれを誇ることをしない乾と坤の作用、易経の摂理を自ら体現したような統治であったのだろう」

孔子は前句“火天大有”の爻辞(上爻)の引用を、承けてこの句を続けます。

“火天大有”の五爻の爻辞には「厥(その)孚(まこと)、交如(こうじょ)たり。威如(いじょ)たり。吉。」とあり、万民が認める有徳有能の君主であるが、時に己を空しくし誇ることなく賢人の言葉に耳を傾ける。その姿に万民は感動して、その威厳に服する様子を「 交如 ・ 威如 」と表現します。

大上下知有之。其次親而譽之。其次畏之。其次侮之。(老子道徳経第17章)

「大上は下之有るを知る。其の次に之に親しみ、之を誉む。其の次に之を畏れる。其の次に之を侮る」

「最上の統治とは、民が統治されていることを意識しない政治だ。次に臣民が統治者を褒め称える政治、その次は民がこれを畏れる恐怖政治、一番悪いのが、民が侮り嘲る政治である」

政治の在り方について老子はこの様に評価する。このありようを易の卦に例えるならば、下から「雷沢帰妹」「天沢履」「乾為天」「火天大有」の卦を当てはめることができます。

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孔子は君子、大人のその先にある人としての至高の存在である聖人の威徳を称えることで、この節を結びます。

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易照の方位予報 11月26日予報

方位予報図

予報詳報

北☔️

 

大凶方位(死門・暗剣殺同会)お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支は兄弟を帯び六白金星が同会します。お買い物は、見栄を張ったり虚栄心が強くなる方位。宣伝やキャッチコピーに乗せられやすく、買ってからそれほどの価値がないことに氣がついて後悔しそう。ギャンブルは、番狂わせが多く負けが先行しそうです。

交際運…凶。相手のしぐさや言動が氣になって、些細なことで対立したり、口論が発生しそうです。家族ては子どもがトラブルの種になりそう。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、同僚や部下の過失の後始末に巻き込まれて、自分の職分がはかどらないでしょう。交渉事、相手の強硬な態度や、鈍い反応に悩まされそう。手ごたえを感じることができず、不調に終わりそうです。勝負事、チームメートのミスに足を引っ張られたり、個人プレーに走って孤立しそうです

健康…頭痛やめまいに悩まされそう。低血圧や血流の低下から手足にむくみを感じる等

北東☁

吉凶半々方位(驚門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は官鬼と子孫が同会します。耳触りの良い勧誘、架空の儲け話や投資などの取り込み詐欺や貴重品の盗難などにご注意ください。お買い物は、四緑木星が巡って宣伝やキャッチこぴにーに惑わされやすいです。衝動買いに注意。ギャンブルは子孫が日併するので、思わぬ勝ちを納める者の、欲が深くなってやめ時を誤る傾向です

交際運…やや凶。相手の話を聞き違えたり、誤解や疑念を覚え疑心暗鬼です。意見や考え方の食い違いや、会話がかみ合わずなんとなく反りが合いません。

仕事、交渉、勝負運…吉凶半々。仕事では、部下の過失から思わぬトラブルが生じそうです。交渉事、思わぬ相手の強硬姿勢に悩まされたり、こちらのプレゼンに相手の反応は鈍く、戸惑う場面がありそう。勝負事、ここぞというチャンスに戸惑ったり、決断を下せずみすみすチャンスを逃しそう

健康…左手や左足のケガ、過食が原因の胃腸トラブル等

東🌤

吉方位(開門回座宮旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は子孫を帯び八白土星が同会するので好調です。お買い物では、割引きセールやお買い得品が目白押しの好方位です。ギャンブルも一山当てて臨時収入が期待できます。但し震宮(木)で調子に乗りやすいので、ほどほどに

交際運…吉。飲食はさらに吉。会話もはずんで楽しいひと時を過ごせます。こじれた人間関係やよりを戻すにも吉方位です。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、部下の活躍や大きな山場を越せて、結果が出せそうな好方位。交渉事、相手の姿勢に変化、歩み寄りや妥協の兆しが見えそうです。勝負事、奇襲や作戦にこだわらず正攻法でじっくり臨むと有利に立てそうです

健康…大きく崩すことはありませんが、過労により手足にしびれや疲労感が残りそう

南東🌤

吉方位(休門回座宮旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は官鬼と妻財が同会します。勝負運が好調でギャンブル運吉。九紫火星が巡り勘も冴えます。お買い物では価格交渉が奏功、思わぬ割引や追加サービスを受けられそう。

交際運…吉。お悩み解決に吉。金銭的な悩み事も解決の兆しをつかめる好方位。公的な窓口を頼るのも良いでしょう。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、頭脳明晰。業務上の改善策や閃き多く、成果を上げられたり、部下の好アシストでトラブルを未然に回避できそうです。交渉事、相手の話を聞く、寄り添う姿勢が信頼され、相手が歩み寄りを見せそうです。勝負事、奇襲や作戦にこだわらず相手の反応に臨機応変に対応すると好機が到来します。

健康…大きく崩すことはありませんが、食べ過ぎたり慣れない者の飲食が原因で胃腸に不調を感じたりしそう。アレルギー性の席やくしゃみ等

南☁

吉凶半々方位(生門旺相・五黄殺同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。お買い物は、さがしていたものや、欲しい物が見つかっても予算オーバー。現金が足りなかったりカード残高が不足しそうです。欲が先行して借金をしてでも欲しくなりますので、衝動買いに注意しましょう。ギャンブルは、番狂わせで勝ちぶんをそのまま吐き出してしまう事態に遭遇しそう

交際運…凶。相手の話を聞いていなかったり、思い違い、聞き違いからのコミュニケーショントラブルにご注意ください。感情的になりやすく、相手の言葉に過剰に反応したり、なんでもない言葉には傷ついたりしそうです。

仕事、交渉、勝負運…吉凶半々。仕事では、ケアレスミスを犯したり、部下の過失、見込み違いでトラブルになりそうです。交渉事、相手の態度がころころ変わって真意がつかめません。勝負事、ミスを相手に付け込まれて大苦戦しそうです。

健康…急な発熱、めまいや難聴、頭痛など

南西☂️

凶方位(傷門旺相・日破同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支は父母と官鬼が同会します。架空の儲け話や投資などの取り込み詐欺や耳触りの良い勧誘に注意。ギャンブルは番狂わせが多く、手堅い本命も外しそう。手を出さない方が無難。お買い物は、見た目や宣伝に載せられやすく、無駄遣いが多い方位です。

交際運…凶。舌禍対立暗示有。疑心暗鬼でお互いの嘘を疑ったり誤解されたりしてもめ事が生じやすいです。通信障害や、メールやSNSの誤送信に注意。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、取引先から思わぬクレームがついたり、想定外のトラブルが生じ上司から叱責を受けあり指導を受けそうです。交渉事、書類上の不備、相手からの譲歩や妥協の要請に決断を下せません。勝負事、作戦が空回りしたり攻守ともに単調な一方調子で、相手に手を読まれて苦戦しそうです

健康…食あたり、胃もたれや消化不良

西☂️

凶方位(杜門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支は父母の空亡で、貴重品を入れたカバンなどの紛失や忘れ物が多い方位です。お買い物、物欲が強くなり高級品やブランド品に目移りして冷静な判断ができません。思わずの衝動買いをして散財しそう。ギャンブルは負けを取り戻そうと熱くなっては深みにはまる悪循環を繰り返します。

交際運…凶。舌禍対立の暗示。九星の三碧木星が定位対冲で巡り、つい相手に言いすぎたり、強い口調となって反発されそうです。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、報告や情報ミスで上司から叱責を受けたり、メールの返信等重要案件を失念していてクレームが生じそう。交渉事、こちらのプレゼンにも相手の反応が今一つであったり、相手の態度がころころ変わって真意がつかめません。勝負事、難敵に遭遇攻め手を欠いて苦戦します。

健康…過食の暗示があります。精神的にも不安定でヒステリーや躁鬱が激しく疲労感が残りそう

北西⛅

吉方位(景門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや吉。方位地支は官鬼と兄弟が同会。交友筋からのお誘いが多い方位です。お買い物は、価格交渉が奏功して、思わぬ値引きを受けられそう。ギャンブルは勝ったり負けたりを繰り返します。回数を重ねると、引っ込みがつかなくなりそうです。

交際運…やや吉。お悩み相談に吉、交友知人が力になってくれたり、的確な助言を得られそう。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、同僚や部下の活躍でトラブルが未然に回避できたり、成果を上げられそうです。交渉事、相手の姿勢は強硬でも粘り強い交渉で打開できそうです。愚直でも真摯な態度を貫きましょう。勝負事、接戦です。攻め急がずじっくりと攻めましょう。

健康…大きく崩れませんが、過労から頭痛やめまいを覚えることがありそうです

凶方位への処方箋

警戒方位…北☔️、南西☂️、西☂️

北☔️には、吉方位に移動後、現地への移動が東🌤となるように調整して方位除けを行いまましょう。但し、北は凶意が強く、北西の吉方位はやや運氣が弱いので、現地への移動は吉刻を利用するとよいでしょう。

西☂️には、南東🌤の吉方位に移動後、現地への移動が北西⛅となるように調整して方位除けを行いましょう。

南西☂️は効果的な方位除けが難しい方位です。東🌤、または南東🌤の吉方位に移動後、吉刻を利用して現地に移動するとよいでしょう。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

26日注意本命星は、一白水星、四緑木星、七赤金星です。(お出かけの有無に関わらず凶事発生しやすい一日となります)

一白水星…本命星は中宮で八方ふさがり。宮は日辰から剋を受けます。金運面ではうっかりして貴重品の落とし物や紛失にご注意ください。また人間関係においては子どもや部下、目下の人間関係にトラブルが生じやすいです。

四緑木星…本命星は艮宮(土)を剋す殺氣。宮は日辰から剋を受ける衰運日です。過失に因るケガに注意。交通事故を起こしたり、巻き込まれたりしそうです。金運面では、耳触りの良い勧誘に注意しましょう。

七赤金星…本命星は坤宮(土)に巡り生を受けますが、宮が日辰から剋を受け、ここに日破が重なりますので大きく運氣が低迷します。軽率しやすで事故を起こしたり、ケガをしやすいです。また公私ともにミスをして悩みを抱える暗示があります。

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します

 

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、辰巳刻。未刻(大吉)です。

凶方位へは午前8時から10時前後、午後は午後2時前後の出発が適しています。

氣學・日盤及び時盤では、辰刻の南西に凶煞重なります。

同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

それでは26日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
来年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
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