霊障占

五行易占例
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霊障占

某所での鑑定中の出来事です。

外は真夏日なのですが、某所の建物の中は寒くて、フットヒーター使いました。

そんな時に、隣のブースの別の鑑定士の方から不思議な話を聞きました。

私が朝、所定の鑑定処に赴く前に、私によく似た姿の人物が鑑定処のブースの一室に入っていく姿を、その鑑定士は目にしたそうです。

小さな子どもが入るような大きなトランクを持ち、頭には黒い帽子を被っている。背は高くやや細身です。

その鑑定士さんは私が現れたのだと思っていたところ、その後本物の?私が現れて「?」と思ったようです。

ところで某所の鑑定の際、いつも私はNO1のブースを使用するのですが、現れた謎の人物はNO3のブースに入っていくのをその鑑定士は目にしたようです。

ちなみにその日、鑑定処で鑑定をする鑑定士は私ともう一人の鑑定士だけですから、NO3のブースは無人です。

私に話しかけてきた鑑定士さんは霊感の強い方です。

はたしてその鑑定士さんが見た…という大きなトランクを持った人物は、はたして人間ではない存在なのでしょうか?

「五行易」には「霊障占」というジャンルがあります。

はたしてその鑑定士さんが見た人物は、人間ではない霊魂なのか?これを断じてみたいと思います。

立卦及び卦象

用神は霊魂なので「官鬼」で取ります。月建の辰に合の月合。一方で日辰からは剋を受けます。

その霊と思われる人物はNO3のブースに入っていきました。三爻を見ると辰(土)があり用神と合の関係です。三爻は世爻を帯び、別の鑑定士さんは私が現れたのだと思いました。

四爻にある父母が大きなトランク。回頭の生で強いので一抱えもある大きさ、子どもが入る大きさなので子孫が伏神しています。

官鬼は五爻で背が高い。支合の関係にある三爻は螣蛇を帯び細身長身の意味があり。螣蛇には怪異という意味があります。

裏卦身も申で官鬼を帯び、子孫を帯びる日辰の巳(火)から合されて合起。従って霊は霊でも悪霊ではありません。

発動する四爻、裏卦身の申と二爻の寅は爻冲の関係。大きなトランクに目が行き、NO3ブースに男性が入っていく様子を見た鑑定士さんはNO2のブースに居ましたので、その霊と思しき人物を目撃しました。

占断

件の人物は霊である。

その断をその鑑定士に告げた所、鑑定処の出入り口鈴が人の出入りがないのに音を立てました。

その後、建物の中の寒さは消えました。

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