占的「ガソリン価格の今後」
立卦及び卦象
本卦「沢天夬」、之卦に「風雷益」を得ました。
本卦は決壊の象意、原油ガソリン価格の高止まりを意味します。
之卦は天地否の上卦・乾が一陽を下卦に下げ渡して下卦が利益を享受する形。政府の補助金政策が延長になるのでしょうか?
用神はガソリン価格は我々にとっては出費にあたりますから兄弟でとります。
用神は三爻と上爻の両現します。ただしこの場合三爻は月併かつ伏吟するのに対し、上爻は回頭剋かつ絶に化す形ですから補助金が打ち切りになる電気ガス料金でしょう。
一方で三爻は玄武が付帯、液体を表し玄武は黒色で原油を想起。従ってこちらを用神とします。
原神となり父母は二爻の下に伏神します。飛神は官鬼、ここに戦神の白虎が付帯するので緊迫した中東情勢です。そして内卦は伏吟しますから、混迷を深める中東情勢です。
三爻は日辰から合されて合住。原油価格は高止まりします。
上卦で亥卯未(木局三合)を形成。三合旺支は官鬼の卯(木)目下空亡ですが、イランの報復攻撃にさらなる報復をイスラエルが行い、報復の応酬となる戦禍の拡大を懸念する象(かたち)です。
原油価格は下がる要素はないし、高止まりする様相。ただし益卦を得たので、政府の価格抑制の補助金政策は延長されると断じます。
電気やガスと異なり、石油は欧米の石油メジャーが牛耳っています。政府の補助金は巡り巡って石油メジャーの懐に入る構造だからです。
この国はもはや自国のことは自国で決めることができない権力構造下に置かれています。
電気ガスの補助金とは別の形態の補助金政策が取られるのも、減税ではなく補助金となることも、政府はもはや超国家の金融資本化に牛耳られているからです
結果
ガソリン価格に対する補助金は継続、電気ガスに対する補助金は8月に復活しています
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