マイナポイント申請に関するニュースを疑う
総務省がマイナカードの普及率が進まないことへの改善策として、「マイナポイント第2弾」なる、申請の見返りに最大2万円のポイントがもらえるという普及策を推進しています。
6月30日に開始したところ、5日間で338万件の申請があり、初日は関連サイトへの接続ができなくなるほどのアクセス集中があったというニュース報道されています。
政府の公式発表ではありますが、先日の厚生労働省のワクチンに関する発表の捏造がありましたから、この辺り、政府の公式発表であっても結果ありきの情報操作がなされている…と疑いたくなります。
マイナカードの制度が開始されてから7年が経過していますが、その普及は4割程度にとどまっています。巨額の税金を投入しても進捗率が進まないことへの批判に応えたのか、なんらかの別の意図があるのか、ここにきて急かすようにカード普及策を打ち出す背景を勘ぐりたくなる房主です。
果たして総務省発表の数字は信憑性がある数字なのか、官制の情報操作なのか、この辺りを五行易で断じてみましょう。
立卦及び卦象
本卦「沢天夬」之卦に「風天小畜」を得ました
何がなんでも普及させたい政府の熱が決するの「沢天夬」にあり、一方で何かその危うさを感じためらう国民の姿勢が、一時停止の「風天小畜」に現れている感じがします。
用神は発表なので父母でとります。
父母が旺相であれば発表の数字に信憑性が認められる。一方で衰弱であれば、信憑性が薄いと判断します。
用神は二爻下に伏神しました。飛神は官鬼で、白虎がつき日辰の申(金)から冲を受けて暗動しています。この二爻の官鬼を総務省とみれば、普及策が上がらないことに苛立ちを感じながら、強引に普及率をあげようとポイント還元という策を持って普及を進めるという政策を推進している様子を表しています。
しかし用神は伏神でこの辺り発表の数字に信憑性を疑われるところ。暗動する官鬼の下の用神だからです。
特異なのは
外卦で形成される「亥卯未(木局三合)」です。用神が伏神するのに、外卦で強力に巳(火)を生じる原神卯(木)がタッグを組んでこれを生じる。この辺りに官制の数字の操作、情報の操作を感じるところです。
ニュースで報道することで、今申請するとお得、お早めに!…と煽っている感じです。
この卦、化爻が官鬼卯(木)に変化する上爻に騰蛇がつき、ここには詐欺、詐称という象意があるので、総務省発表の数字は大本営発表よろしく信頼性が薄い気がします。
用神は伏神しますが、暦の作用を確認すると月建の午(火)に比和。日辰の申(金)に合を受けます。
月建は火の五行で父母。父母の象意に「心労、ストレス」がありますから、カードの普及が伸び悩むことへの苛立ちないし、焦燥感を表します。一方で合する日辰の申(金)は子孫を帯びるので、カード申請でポイント還元という飴を持って取得を促す政策の現況が表れています。
占断
政府の発表は多分に数字を盛っていることが疑われる。
実はポイント還元の一環で推奨されているマイナカードと保険証の紐付け、じつは紙媒体の保険証よりも現況では損する仕組みとなっています。
まだマイナカード保険証に対応できる医療機関は2割に満たず、マイナカード専用の端末機器導入を促す目的で医療機関にマイカードを使用した患者への診療報酬をあげる目的で「電子的保険医療情報活用加算」という制度が導入されています。
これはそのまま受信した患者自身の自己負担という形にかさんされています。初診が21円、再診は12円と金額は微々たるものかもしれませんが、従来の紙媒体の保険証よりも、実は高い診療費が請求されているのです。
こんなやり方で強引に進めるカード普及。何か政治的な意図を勘ぐりたくなる房主です。
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