五行易占例 「病氣占」

五行易占例
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五行易占例 「病氣占」

体調が悪く病院に検査に行ったらPCR検査で陽性反応が出てしまった相談者からの依頼です。

勿論陽性反応で入院措置となったようですが、果たしてその病状の様子が心配とのことです。

立卦及び卦象

 

用神は病氣ですから「官鬼」です。上爻の巳(火)で、月建、日辰からの作用はなく休囚。

原神である二爻の寅(木)も月建、日辰の作用が無く休囚、共に静爻です。

初爻の忌神、官鬼を剋す子孫が発動していますが日辰の剋を受けています。この場合の子孫は治療、クスリの効能となります。

世爻は父母を帯び発動して官鬼に化しています。さらに化爻の官鬼の午は日辰未(土)と合の関係にあるので「合に化す」という現象です。

事象を読むと、世爻の動きは体調不良が心配(父母)になり病院に検査に行った様子です。官鬼に化すは検査で陽性反応で感染が確認されました。

日辰は父母を帯びに化爻の午(火)と支合することは「合に化す=合住」で入院という様子を表します。

病氣その物は官鬼の巳(火)は無氣休囚で静爻、仇神も同じく無氣で墓運のところ、忌神、仇神が併発しているので「太過」と見ることもできそうです。ただしこの場合は容体が急変するとか病が重くなるという解釈ではなく、多少入院が長期化するという見立てになります。

世爻は日辰に比和して回頭の生ですから容態が悪化重篤化することはありません。

占断

病氣その物は重篤化することはないでしょう。ただし原神が墓運であるので、検査と経過観察で多少入院が長期化しそうです。

二爻の原神に青龍が付くので、入院当初は食欲も不振ですが、間もなく治療も効果を発揮してきて食欲とともに体力も回復してきます。

お盆前後には退院できるでしょうと断。

結果

8月14日(甲午日)に無事に退院できたとご報告がありました。

午に応じたのは、太過の忌神の子(水)を冲する時期に応じたのか、卦身の卦身を含む火局三合の午の帝旺に応じたとみるべきでしょうか。

あるいは無氣休囚の官鬼の巳(火)が巳日に旺じて子孫の剋を受けたと解釈もできます。

 

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