歴史の謎に「五行易」で迫る。
皇居に「半蔵門」の名を残し、家康に仕えた「伝説的忍者」として歴史に名を残す「服部半蔵」。
そんな服部家のルーツが「中国」にあった…と言う珍説を発見しました
■忍者の祖は「始皇帝が派遣した男」!? また、時代をもっと遡れば、服部氏が、渡来系氏族・秦氏の流れを汲むとの説まで飛び出してくるから興味深い。 秦氏とは東漢氏と並ぶ渡来系氏族で、3~7世紀頃に渡来。『日本書紀』応神天皇紀によれば、百済より百二十県の人を率いてやってきた弓月君を祖とすると記しているが、天日槍を祖とする新羅・加羅系渡来氏族とみなす識者も少なくない。
怪しげな説ではあるが、後の服部氏の十八番ともいうべき忍びに関して、秦の始皇帝が派遣してきた徐福が忍者の祖であったと、まことしやかに語られることもある。徐福らが熊野に上陸して北上。たどり着いた先が、伊賀だったとか。
歴史人
なるほど、忍者が使用する数々の薬、煙幕、あるいは忍術の類を、中国の道術にルーツを求めるのも想像に難くありません。
一方で、かつての忍び集団は、近世日本国内各地に点在し、集団生活を送っていた「山窩(サンカ)」と呼ばれる人々に繋がるのではないか?…と想像が膨らみます。
昭和の30年から40年ごろに、こうした「サンカ」の人々は消滅したとされますが、オカルティックな話では、サンカの首領が「八咫烏」という秘密結社を結成していて、日本国家組織の影の組織として活動している…と言う珍説に結び付くので、案外怪しげな伝承ではなく、何か歴史の表に現れない、陰に隠れた一本の糸が太古より繋がっているのかもしれません。
占的「忍者のルーツは中国の道術か?」
立卦及び卦象
本卦「山沢損」、之卦に「艮為山」を得ました。
本卦は損して得を取る、中国大陸から徐福とともに日本に渡ってきた…ととらえるならば、故国を捨てる…と言う行為は「損」です。
之卦は山が二つ重なる卦を得て、忍者=サンカというルーツを説明しているようです。
用神は「忍術」なので官鬼を用神とします。
用神は二爻と上爻に両現します。二爻には螣蛇=怪異、驚事の意味がありますから、忍術という性格を強めます。
上爻は応爻なので、世爻を日本とすれば中国にあたります。
中国を祖とする術が日本に伝わってきて独自に発展を遂げたが二爻の卯(木)であるとすればつじつまが合います。
発動する二爻の卯(木)は四爻の兄弟の戌(土)と合の関係、そして二爻が化出する午(火)、上爻の寅(木)で寅午戌(火局三合)の情が有りますから、忍術(官鬼・寅)は中国(応爻)からの渡来人(兄弟・戌)由来という性格を強めます。
その兄弟は3爻で再現し、そこに子孫が伏神します。この伏神子孫・申に卦身が付くので、忍者はその末裔である…と読み解くことができます。
そして、官鬼は発動して父母の午に化します。父母は家族を意味し、午未空亡ですから空亡に化す。忽然と姿が消えた謎の山岳集団「サンカ」の様子を表しているようです。
また、応爻を服部半蔵とすれば、朱雀=有名人ですから、本来歴史の表舞台で活躍することのない忍者が、歴史に名を残した数少ない例と読み解くことができそうです。
上爻の寅と伏神する子孫の申は冲の関係で、服部家の祖先は中国からの渡来人である…と言う説を補完するものと読み解くことができます。
但し用神は月破と傷が有りますから、全て中国渡来ではなく、もともと日本に遇った土着の幻術集団と融合して一つの流派として伝えられたのではないかと推測できるところです。
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