「薪割の夢」（夢の内容）
先日チェーンソーの講習を受ける機会があったからでしょう、チェーンソーを使って薪割りをしている夢を観ました。
大きな丸太を二つ、切込みをチェーンソーで入れて、できた切込みめがけて斧を振り下ろします。
一つの丸太はきれいに二つに割れて、もう一つ…というところで声がかかります。
振り向けば前の職場の上司で、「列車が出るから切りのいいところで切り上げろ」と命令してきます。私はまだ時間があると、作業を続けますがはかどらず列車発車のベルを耳にします。いよいよ間に合わないと観念し、あわててチェーンソーを片付けますが、電動チェーンソーでコードが長く、本体と接続していた延長コードもうまくリールに巻き取れず片付きません。後ろでは臨時列車がベルを鳴らして今にも発車しそうです。
最後はホーム隣接の倉庫に巻き取れなかったコードをまとめる形で押し込んで電車に向かいましたが、残念なことに目の前で扉は締まります。
まだ乗れると思い、乗車確認を行い列車に戻ろうとする車掌に声を掛けますが、無視され列車はしずしずとホームを離れていきます。
立卦
夢で出てきた大きな丸太が二つ。丸太は木ですから思いつくのは「巽（木）」です。二つの丸太で「巽」が二つ重なる「巽為風」という卦が出来上がります。これを「チェーンソー」で切り込みを入れ「二つ」に割りました。丸太を割るのは薪にして、火を燃すためですから「離（火）」です。一方でもう一つにとりかかる前に中断を余儀なくされたのでもう一方の「巽」はそのままです。一本目は割れたので、下卦が「離」、上卦はそのままで「巽」でこれで「風火家人」となります。
カギを握るのが「チェーンソー」と「斧」で金・剋木の「金」。巻き取れなかった延長コードと、発車してしまい乗れなかった列車、いずれも「長い」ものですから六獣の「螣蛇」が象意として当てはまります。
卦象
卦象は以下の通り。
占断
実は開業届を出すにあたり、色々と自身の中、家庭内で逡巡がありました。自身ではもう少し経験を積んでから…が、妻にはそこが「甘え」に思われたようで…半ばせっつかれるように背中を押される形でHPの立ち上げと、開業届提出と成りました。本卦「巽為風」は自身の迷いと逡巡で、之卦の「風火家人」は妻にせかされ一方で、その結果家庭内がうまく収まる…で周易的にもすっきり読み解けます。
さて、もう少し深く卦を読み解いてゆきますと、世爻は上爻で「兄弟」を帯びます。この場合の「兄弟」は「独特」「孤高」といった読み方が自然で、上爻ですから独り悦に浸っている感じです。まだ時期尚早と現状に甘えて（？）いた自身の姿に重なります。ここを日辰の酉(金)が「官鬼」を帯びて沖してくるので、官鬼は仕事とも取れますし、額に角をはやした妻と取っても差し支えありません（笑）
世爻が自ら動くのではなく、背中を押されるようにせっつかれて動く「暗動」で、自身の行動が卦に現れています。（ちなみに乗り遅れた電車に乗ろうとして車掌に声を掛けますが無視される…は車掌＝「父母」の亥(水)が空亡しているところに現れています）
カギを握る「チェーンソー」「斧」の金を帯びる爻が忌神で応爻となります。応爻ですから開業した世爻の私に対して、応爻はお客様にあたり「官鬼」を帯びるはまさに仕事の依頼を示しています。酉(金)は日辰に同じ爻で臨み強い爻ですが発動がありません。忌神ということは世爻（我）を剋してきますが、この場合「物来たって我につく」という形から、仕事に依頼が来ることを示しています。ただし発動のない爻で、すぐには来ません。（HPも立ち上げたばかりで、SNS上のつながりのない飛込のご相談者様からの依頼は、常識的に考えてもちょっと確率がレアですね）それでもコード、列車が象徴していた「長い物＝螣蛇」が五爻にあり「子孫」の巳(火)。この爻が卦身を帯びます。応爻の官鬼を剋す「子孫」を帯びますので、今度は官鬼を不安、おそれと取れば、月建の卯(木)から卦木・生火の生を受ける巳(火)は旺相で、官鬼を剋すので「心配いらないよ」…という判断となります。「父母」の空亡も父母＝心配、心労を表し空亡するは、悩みはほどなく解消と取れますので、この夢は吉夢と判断します。
それではいつ頃になるのか？
忌神の酉(金を生じる仇神は土の五行を帯びる爻ですが、初爻の丑(土)は回頭の剋で自滅。四爻の未(土)は静爻です。直近の辰(土)は静爻の酉(金)を合して合起させますが今一つ弱いです。次の未(土)に値を取ると、静爻の四爻の未の値となり、一方で回頭の剋で自滅する初爻の丑(土)を沖して
回頭の剋の動きを封じますので、酉(金)が強められます。従って未月には依頼が入るであろうと…
※この内容はHPを立ち上げた直後にチャネリングして聴いた答えと一致しました
…それにしても、旧職場の上司に声をかけられた列車に乗り遅れたので、先日来立て続けに列車の夢を見ていますが、いよいよ行き先の違う列車同士が目に見えないところまで進んできたという暗示を表しているのでしょう。
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