「五行易」夢占い

夢占い㉙

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夢の内容

とある駅のそばを歩いています。駅から電車の発車のベルが鳴り響く中、私は電車には乗りませんが駅の向こうに渡りたいので駅の中に入ります。駅名はわかりませんが、看板には「東武線」の文字が見えます。自由通路を歩いているつもりが、いつの間にかホームにいます。ホームは大変混雑していて、事故防止に整理誘導に当たっていた「黒人」の警備員に危ないと、持っていた赤い旗で小突かれて大変不快な思いをします。

駅のホームの階段を上がっているときに、背後から別の駅員に持っていた棒のようなもので誘導されますが、先ほどの黒人警備員の一件があった私は駅員に抗議します。すると駅員は私を危険人物とみなして周囲の応援を求めた所、複数の駅員が柄の長い箒をもって現れ、私の周りを取り囲み、さながら犯人の誤送のように私を改札へと誘導します。

いつの間にホームにいた私は外に出るために、入場券の提示を求められますが所持していない私はその場で現金で清算しようとします。しかし所持していた財布の中は、なぜかモンゴルや韓国のコインばかりで支払いに手間取ります。

やがて駅員の一人が、所属活動しているボランティア団体のリーダーの方で、その場で今後の活動内容について説明、打合せが始まる…そんなところで目が覚めました。

立卦

久々にリアルな夢で、メモを残すことなく鮮明に黒人警備員、ボランティア団体のリーダーも、財布の中に詰まった外国のコインまでしっかりと記憶に残っていました。

駅の卦象ですが、之卦は犯人のごとく護送される私から罪人が取り調べを受ける「火雷噬嗑」の卦が思い浮かびました。本卦は…と考えたところ、満員のホームから電車が発車する…というところから、蜘蛛の子を散らすような雰囲気がある「風水渙」がしっくりきそうです。

その他キーワードは黒人警備員、柄の長い箒に囲まれる私、外国のコイン、ボランティア団体のリーダー…といったところで卦を立てて見ます。

卦象

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用神は五爻の世爻で「兄弟」の巳(火)です。

上卦が「巽」となりましたので大きな意味で「長い」という象意から電車、また方位は南東で「東武線」と合致しています。

応爻に付く玄武から「黒」で黒人警備員。卦身を帯びるので、私を傍で小突く様子でしょう。

駅員は初爻の寅(木)で白虎を帯びるので攻撃的性格です。発動して回頭の生に化しているので、私の抗議に対し過剰に反応して応援を呼びます。上爻にも寅(木)が表れており。螣蛇を帯びるのでこれが柄の長い箒。初爻上爻に囲まれる形で私は改札に誘導されます。（世爻の原神として寅が機能）

初爻の寅と三爻下に伏神する官鬼の亥(水)は爻合するので、駅員は私を危険人物（官鬼）と誤認した様子です。

改札で入場券の生産を行う私の財布の中は何故か外国のコインばかりで清算に戸惑う様子は、四爻下に伏神する「妻財」の酉(金)でこれが空亡します。

三爻の「兄弟」の午(火)が最後に登場のボランティア団体のリーダーの方で、兄弟は同じ団体に所属する同僚で、青龍が付くので頭領、リーダーを表します。この下に伏神する官鬼の亥(水)と世爻の巳(火)は爻冲の関係にありますので、官鬼は次回の活動に対して打ち合わせが始まりる様子です。

占断

大体の事象の裏付けは取れましたので、之を断じていきます。

世爻は日併しているので非常に強く、原神の発動もあります。忌神は伏神するので運氣は盛大です。ただしこれが何を意味するのか？

応爻に注目します。これが卦身を帯びるというところに何か意義がありそうです。

実はこの夢を見た日に、ご鑑定の相談の予定がありました。相談者からの事前のご連絡でお子様に関わることという前情報を得ていましたので、当日の立占及び占断に関わることと見ました。

世爻は日併しているので、はっきりとした易断を下せる。一方で応爻の子孫が回頭の剋になっているのは心配で、お子様が何か悩みを抱えている、あるいは相談者のお子様に関わるお悩みが少し深刻なのかな…と感じました。ただし応爻自体は日辰から生を得ていますし、応爻を用神とした場合、世爻が火・生土と応爻を生じる原神に廻るので、占断が相談者のお悩みの解決に寄与できるだろうと断じました。