岸田内閣は崩壊するのか?
元総理の政治テロをきっかけに、夏の参院選は政府与党の圧勝に終わりました。
少なくとも最長3年は大きな国政選挙がない、与党にとっての黄金時代が続く…と言われていましたが、蓋を開けてみれば岸田内閣は元首相の国葬を機に崩壊の危機に晒されています。
参院選の直後にアップした記事ですが、ある意味現状を予言したような記事になっていて読み返してみて驚気を感じています。
思うに、この問題、大勝した与党自民党にとって大きな足かせとなりそうな気がします。
今後最長3年は大きな国政選挙を行わないため安定した政権運営が続く…と思われている現政権も、参院選の大勝利を「太過」としてとらえれば、既に足元からその基盤は崩れ始めているのかもしれません。
相次ぐ不祥事やコロナ対策の失政を考えれば、内閣支持率の低下、内閣の存亡の危機について「自業自得」の文字が浮かぶ房主ですが、果たして年内に内閣総辞職はあり得るのか?
本日は、ここを五行易で断じてみたいと思います。
占的「岸田内閣は年内に総辞職するか?」
立卦及び卦象
本卦「雷風恒」、之卦に「風地観」を得ました。
周易的に「恒久」を表し、参院選で勝利して政権基盤は盤石と思われていたのに現状は崩壊の危機に晒されていて、これはある意味鏡卦です。
之卦は「風地観」で、なすすべなく時が流れゆくのを待つばかり…と言った感じで、もはや総理に指導力を期待するのは無理かもしれません。
五行易で解釈していきます。
総理なので五爻が用神となります。官鬼を帯び白虎を帯類するので、文字通り政権はスキャンダル、醜聞に遭いピリピリ、イライラしている感じです。
五爻は発動してなんらかのの対策を取ろうと頑張りますが、変化先の化爻は巳(火)。合の関係にあり爻の合住です。
上卦全体は発動しているものの、五爻のみならず三爻、上爻が共に合の地支に変化して、上卦全体が合住しています。もはや内閣の打つ手はことごとく後手後手に回っているか、打つ手全てが裏目に働いて八方塞がりです。
五爻は空亡しており、総理自身もやる気を失っていそうです。
内卦に目を転じれば、二爻の亥(水)が巳(火)に変化。三爻の酉(金)は卯(木)に変化。共に冲の関係となる「反吟」現象を起こしています。
特に二爻の父母の亥(水)が日併と非常に強く、卦身の付く兄弟の寅(木)を伏蔵しています。これはある意味政権与党の内部事情で、解散総選挙を模索しいますが党内の重鎮や、長老議員の理解協力は得られないでしょう。
亥(水)は申にとって「害」の関係にあたります。
内卦は政権与党内部の事情と見た時、反吟は統一教会の問題が収まらず、次々に不祥事が明るみに現れている様子です。
前門の狼後門の虎
岸田内閣の現況を表すにこれほど適した言葉をほかに思いつきません。月末に控えた国葬後、さらなる支持率低下は避けられないでしょうし、仮に今から中止を決めたとしても,ここまで火が付いた問題を鎮静化するのは困難です。
それこそ内閣総辞職を持って火消しに走るしか方法はなさそうです。
ただし之卦は風地観で様子見を表します。国葬をピークに退陣論が喧しくなりそうですが、退陣を迫られる総理にしては何の責任を問われるのかと、内心は忸怩たる思いでしょうから抵抗しそうです。卦を改めて見ると初爻のみが変化のない独静の卦です。
付帯するので青龍は新しいの象意、丑(土)に値を取れば来春1月。丑(土)は金局の墓にあたりますから、年内は退陣論に抵抗するも、歳が変わっても支持率に好転が見られないことや自身の気力も失って退陣を決断するのではないでしょうか?
占断
支持率低潮に歯止めはかからず、近いうちに退陣論が出てきそうです。ただし、総理が抵抗。
年末の国会で野党の追及や批判に疲弊して、党内から持ち上がる退陣論に気力を失いそうです。
それでも年内はなんとか持ちこたえますが、年明けを機に退陣を表明しそうです。
コメント