徳川埋蔵金の行方を追え!
事実は小説より奇なり…歴史の謎に五行易で迫る!
今回は、先日仮定した「徳川埋蔵金は、皇室に継承された」…の実証を試みてみます
別占では徳川埋蔵金は、すでに赤城山中には無く明治維新後の皇室に継承された…という五行易での結論を得ています。
読み解きのおさらいをすれば、埋蔵金は政府の手に渡ったのでは無く、皇室に継承された。
太平洋戦争で荒廃した日本の国土復興にその一部の金塊が充てられた…という説です。
ここまで話しが膨らむと、半ば誇大妄想めいたおとぎ話に近くなりますが、少なくとも幕府が幕末に軍資金として集積した埋蔵金があったことは、前回の占断で明らかでありましたし、その軍資金は眠っているのでは無く、機会に応じて活用されて来たのだと想像します。
占的「徳川埋蔵金は天皇の金塊となったのか?」
立卦及び卦象
本卦「風雷益」、之卦に「雷火豐」を得ました。
益はもちろん利益,之卦は勢いのある「雷火豐」ですがこの卦は明るすぎる太陽を肉眼でみて目が眩んで、かえって辺りが闇に包まれたような様子を表します。
用神は「金塊」ですから妻財が用神です。
三爻と四爻に両現しています。
特徴的なのは、三爻は発動を日辰に合されて合住。一方で四爻は発動先が合の地支に変化する爻の合住を起こしていて、埋蔵金が発掘される事なく、また「天皇の金塊」なる物の真偽も明らかにされていない様子です。
ただし、いずれにしても埋蔵金の真偽、天皇の金塊を占って、卦中にしっかりと用神が現れるということは,どちらも実在していることを易の卦は示しています。
もしこれが偽物であれば、用神は伏神の上空亡したり、日辰に対し絶運という形で現れるでしょう。
三爻の下には官鬼の酉(金)が伏神。飛神の辰(土)と辰酉の合ができるので、これが幕府再興の軍資金として秘匿された埋蔵金です。
しかしこれは皇室に継承されます。用神の分身である申(金)は、至高の尊意である五爻の巳(火)と合の関係、五爻を皇室と見れば、五爻そのものも化爻に申(金)を化出で、ここより埋蔵金が形を変えて皇室の手に渡ったことを示しています。
三爻は合住していますが、発動先は亥(水)を化出。占日は戌亥空亡期中で、化出する亥(水)は空亡に化すで、埋蔵金は所有者が変わって失われた様子を現します。
上卦は卦全体で合住しています。五爻は月破。五爻が官鬼に化すので,ここより太平洋戦争、合住は敗戦と読み解きます。そして月破は父母からの月破。父母は国土で敗戦で荒廃した国土を現し、子孫から官鬼への変化は戦後復興の動きです。
四爻は合住の関係が解かれると回頭の生に化して,ここより戦後の高度経済成長と読み解きます。
それでは金塊は戦後復興に全て費やされてしまったのか?
その答えは上爻にあります。
上爻は兄弟の卯(木)から妻財の戌(土)を化出。兄弟は妻財を剋す破財の星で、ここをもって戦後復興への金の拠出の動き。これが財に変化は、拠出された金塊は一部に過ぎず、まだ保有している様子を示しています。
ただし戌(土)は空亡で,ここも空亡に化していますから、天皇の金塊が表沙汰になることは今後もないでしょう。
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