悲観と達観 五次元的思考
人の思考は五次元に到達することができるか?
とある方が、約二週間断食をした時の事、腸内の宿便も排泄されまさに体内にありとあらゆる固形物が体外に排泄され、一方で朦朧とした意識の中で、自分自身がさながら原子のような粒子に分解されて周囲と一体化する…そんな光景を見たという話を聞く機会が有りました。
脳卒中で左脳の機能を失った脳科学者・ジル・ボルト・テイラー博士も、右脳しか機能しなくなった自身が、自分という存在と周囲の物体との境が曖昧になり、さながら自分が大きな海を自由に泳ぎ回るイルカのような存在となり、周囲と一体化した感覚は降伏で喜びに満ち溢れていた…と過去の体験を形容します。
あらゆる物質を構成する原子と原子の結びつきは強固でありながら、その結びつきを解き放つ何らかの条件でバラバラになる。
例えば二酸化炭素(CO2)は電気による刺激を与えると炭素と酸素に分解されます。
これと同様に我々の人体、或いはあらゆる物質も何らかの刺激を与えることでバラバラに分解されると考えられています。
思考についても同様で、テイラー博士が体験した左脳の機能停止は、物質世界に身を置く我々が生きていくうえで欠かせない、自分という物体的、あるいは精神的な定義の喪失であり、残された右脳の機能が左脳の制御から解放された様子を体験したということができそうです。
それでは左脳はいらないのか?
この物質世界に身を置く以上は、それはNOです。
左脳機能が停止、あるいはその機能が異常をきたすことは幻覚や幻想、現実と仮想の区別がつかなくなるわけですから、左脳が正常に機能している人から見れば、左脳が機能していない人は「病人」に見えてしまいます。
しかし、一方で左脳の機能を人為的に停止、あるいは制御して思考を解放することはできないか?
以前突拍子もない夢、脳内にある「井坂大阪体」なる謎の器官についての夢をみたことがあります。
その中に、人間の脳の内部構造をボウル状に表現した木彫が残されておりました。その様子は“フラットアース”と言われる想像図にそっくりです。
注目すべきは、人の脳内が宇宙のように描かれており、脳の中心に描かれた構造がこの世界を表した大陸の地図の様な構造で、人の眉間の奥にあるとされる松果体が太陽として描かれ、もう一つ,脳の重要な器官として「井坂大阪体?」と書かれた部分が月として描かれています。
主人公達がその造形物に見入ると、木彫にも関わらず、さながら宇宙のように月日が巡り動きます。
海外の映画にも関わらず、「松果体」「井坂大阪体(?)」は日本語で書かれているというところが夢たる所以ですが、展示物に見入る映画の主人公達に、神殿の奥から姿を現した神官が、「人間が真の光に目覚める為には、脳の中に広がる宇宙に意識を向けることじゃ。とりわけ、太陽と月に象徴される“松果体”と“井坂大阪体”を意識せよ」と諭します。
松果体が太陽で、謎の「井坂大阪体」が月を象徴する脳内は、さながらプラネタリウムのような天体を脳内で形成しています。
しかし人間は「宇宙」とイメージすると、必ず地球を中心に、あるいは銀河系を中心とした宇宙をイメージし、それが広大なイメージであっても、その限界を自ら定義してしまいます。
「宇宙=∞」と認識したとしても、「無限」という言葉を付けることが「有限」となってしまうパラドックスに陥ります。
そうではなく、「只在る」…そんな認識が宇宙の、人間が認識する範疇の壁を取り除くのではないか?
老子はこの宇宙識を「微・希・夷」と表します。
之を視れども見えず、
名づけて微と曰う。
之を聴けども聞こえず、
名づけて希と曰う。
之を搏すれども得ず、
名づけて夷と曰う。
この三者は致詰(ちきつ)す可からず。
故に混じて一と為す。
一は、其の上は皦(げき)ならず、
其の下は昧(まい)ならず。
縄縄として名づく可からず、
無物に復帰す。
是れを無状の状、無物の象と謂う。
是れを忽恍と謂う。
是を迎うれども其の首を見ず、
之に随えども其の後(しりえ)を見ず。
古の道を執とりて、
以て今の有を御す。
能(よ)く古(いにしえ)始(はじまる)を知る、是れを道紀と謂う。
老子14章
老子は「道=宇宙」は見ようとしても見えない、聞こうとして聞くことができない、それを手に取ろうとしても掴むことができないと表現します。
「只在る」
そこに肯定も否定もなく、ただそれがごく自然に当たり前に存在する。これが老子の宇宙識です。そしてそこには宇宙を捉える五次元的な視点があります。
運氣と言うものも、幸運、不運というものは「幸不幸」と判断するのは人間的な価値観であり、実は幸運も不運も只そこかしこに漂っている。
人間が「幸、不幸」と認識した瞬間にその人が抱いた感情にふさわしい運氣が訪れるのではないか?
もし、運氣に次元というものをあてがうとするならば、悪い運氣ほど次元が低いと思います。
そしてその運氣を「観る」見方にも次元があると思います。
例えば「悲観」という見方がありますが、これは自身を小さな殻の中に閉じ込めた運氣の見方。辛い時、苦しい時ほど自己中心的な視点となりますから、運氣も自分自身も引き篭もりがちです。これを二次元の運氣と定義します。
恋愛の傷、あるいはリアルな恋愛ができない傷を、アニメなどのキャラクターにその癒しを求めたりはけ口を求めることを「二次元」と表現する所と共通するものがあります。
小さな世界、自身で見える範囲内で運氣と言うものを捉え閉じ込めてしまう。実に残念な見方だと思います。少なくとも悲観のうちは、運氣は決して好転しないでしょう。
よく似た見方に「傍観」があります。これは自身の運氣を「只観る」。宇宙を「只在る」と認識するに似ている面がありますが、傍観には「どうにもならない」というある種の諦念があります。人間が時の概念を超越することができないと同様に、これを三次元の運氣と定義します。この見方も残念ながら運氣を好転するには至らない。
もう一歩すすめて「楽観」に至れば、時を超克できる。「(先はわからないけれど)なんとかなるさ」のような見方は四次元の運氣と定義します。ここに至って初めて人間は運氣を変えるチャンスを得ることができます。
ただしチャンスを得るだけで、運氣を意のままにコントロールすることはできません。
では五次元の運氣とは何か?
これが「達観」です。
易経第20卦に「風地観」という卦がありますが、爻辞は初爻の「童観(子どもの見方)」からはじまって、だんだんと物の見方が鋭く、深い洞察を伴って来る。
五爻は「我が生を観る」で、自身の半生を振り返り、この先の生き方を洞察する様子が爻辞にかけられています。
しかし、一転上爻に至ると「其の生を観る」と、肯定も否定も超克した極めて客観的な視点、見方が示される。
これが「達観」であり、ありのままを捉える実に素直な見方です。
そして風地観の卦辞には
「天の神道を観るに、しかも四時違わず。聖人神道を以て教えを設けて、天下服す」の言葉があり、月日の運行は地上のあらゆる生物の意思に関わりなく淡々と運行する。
卦辞の「神道」とは老子の表した「道=宇宙識」であると思います。
喜びも悲しみも、「只在る」
今楽しいんだ、悲しいんだ…と後ろから、あるいは高所から観る。これが「達観」であり、ここに至れば運氣を良くも悪くも自在にコントロールできる。
そしてその見方、運氣の捉え方、「達観」へと誘うのが「易経」なんだと断言します。
易照の方位予報 11月6日予報
方位予報図
予報詳報
北🌤
吉方位(開門旺相) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや吉。方位地支は妻財、九星は七赤金星が望むため、まずまずです。お買い物はお買い得品多く、また価格交渉で値引きも受けやすい好方位です。ギャンブルはギャンブルはひと山当てて臨時収入も期待できますが、欲が深くなって掛け金を吊り上げると散財します。
交際運…吉。こじれた人間関係の修復、やり直しにも良い方位です。飲食を伴うと話も弾んで、良い関係を築けそうです。
仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、同僚からの援助や支援が受けやすいです。困ったことが発生したら相談するとよいでしょう。交渉事、提示条件は、ライバルよりも好条件であるか、提示条件に相手が好反応を示しそうです。勝負事、奇襲や作戦がツボにはまって優位に立てそうです。
健康…大きく崩れませんが、過食の暗示があります。
北東☁
吉凶半々方位(休門・五黄殺同会) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや凶。方位地支は兄弟と官鬼が同会します。交友筋からの投資や儲け話の勧誘にご注意ください。お買い物悪質なキャッチセールスに引っかからなうように、見た目や宣伝に騙されやすい方位です。ギャンブルは、出入りが激しく収支は赤字で終わりそう。
交際運…やや凶。双方ともに会話がかみ合わず、すれ違う場面が多いでしょう。相手に裏切られたり嘘をつかれる場面がありそうです。
仕事、交渉、勝負運…吉凶半々。仕事では、自身の過失を同僚から非難されたり、同僚の過失の後始末に追われたりしそうです。交渉事、ライバルからの条件を提示を引き合いに出され、譲歩を迫られる場面がありそうです。勝負事、ミスが多く攻守ともに精彩を欠きます。決め手を欠いて接戦に持ち込まれそう。
健康…転倒やスリップ事故に注意。手足をねんざしたりケガをしそうです
東🌤
吉方位(生門旺相) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや吉。方位地支は官鬼、九星は九紫火星が望むため、ギャンブル運は好調。勘も冴えてひと山当てそうですが、熱中しやすいので掛け金は上限を設けて臨みましょう。お買い物は価格交渉が奏功しそう。特に高額な物は値引きの余地がありそうです
交際運…吉。お悩み相談に好方位。交友関係から助言や援助を得られたり、会話の端々から良いヒントを思いついたりします。公的な窓口に相談することも良いでしょう。
仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、頭脳明晰。仕事上の改善策、ヒントなどが次々に閃く好方位です。交渉事、停滞していた案件、問題点の具体的な解決策を提示、相手も納得して歩み寄りを見せそうです。勝負事、積極果断な行動がチャンスを呼び込みそうです
健康…大きく崩れませんが、声を出しすぎて喉や呼吸器系を傷めることがありそうです
南東🌂
小凶方位(傷門休囚) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや凶。方位地支は兄弟が日併してと父母が同会します。お付き合いの出費が増えそうな方位です。お買い物は、知人の勧めや店員に言われるがままに誘導されて、不要な物を買ってしまうなど、やや不本意なお買い物となりそうです。ギャンブルは勘が出入りが激しく、トータル的な種子は±0かやや赤字で終わりそう。
交際運…やや凶。上下の人間関係特に注意。通信障害や、メールの誤送信、不達にご用心。言った言わないの誤解から口論が生じそう。
仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、報告や伝達ミスが生じ、上司から叱責されたり同僚と揉めそうです。交渉事、ライバルの条件提示に相手が翻意しそう。こちら側のプレゼンに注文がついたり、譲歩を要求されそうです。勝負事、難敵で攻め手を欠いて苦戦しそうです。
健康…ストレス性の胃腸の不調。風邪をひきやすいです
南☁️
吉凶半々方位(杜門休囚・天道・天徳・月徳) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや凶。貴重品の盗難や紛失にご用心。お買い物は六白金星が巡り氣ばかりが大きくなり見栄を張って散財しそうです。ギャンブルは勘が冴える一方で、番狂わせが多く思うようにいかないでしょう。
交際運…やや凶。相手の話をよく聞いていなかったり、曖昧な返事で相手の反感を買いそうです。その場を取り繕おうと付いた嘘がばれてもめそうです。
仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、リーダーシップを発揮しようと強引な進行が上司にとがめられそうです。交渉事、文書や契約内容に、致命的なミスがありそうです。内容を良く精査しましょう。勝負事、相手を甘く見て思わぬ反撃を受けたり、ミスを重ねて自滅します。
健康…発熱を伴う頭痛や、めまい等
南西☁
吉凶半々方位(景門休囚・暗剣殺同会) お出かけした場合の方位事象…
金運…吉凶半々。方位地支は兄弟と子孫が同会。お買い物では巧みな勧誘に丸め込まれたり、店員の巧みなセールストークに惑わされて、つまらない物を買ってしまいそうです。ギャンブルは勝ったり負けたり。欲をかいて勝ち分を吐き出してしまいそう。
交際運…やや凶。会話がかみ合わず、その場を取り繕おうとして発言したことで、かえって雰囲気が悪くなったりします。
仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では同僚や部下の過失の後始末に追われ、本業に集中できないでしょう。交渉事、見込み違いや、見通しが甘く相手からの要求に戸惑う場面がありそうです。勝負事、みすみすチャンスを逸したり、チームメートと衝突してチームワークが乱れそうです
健康…胃もたれや消化不良。ストレス性の胃痛
西☂️
凶方位(死門旺相)お出かけした場合の方位事象…
金運…凶。方位地支は子孫が兄弟の日辰から合を受けます。交友筋からの儲け話や投資などの勧誘にご注意ください。また貴重品の忘れ物や紛失の多い方位です。九星は四緑木星が巡り、宣伝や勧誘に心がぐら付きお買い物はキャッチセールスや宣伝に乗せられて、無駄遣いの多い方位。ギャンブルも、のめりこんでは負けを重ねて大敗します。
交際運…凶。舌禍対立の凶方位。些細なことで感情的になって口論に発展しそうです。言った言わないの誤解からもめ事が生じそうです
仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、軽率な判断からミス、トラブルを起こし同僚から非難されそうです。交渉事、ライバルからの条件提示に相手が翻意、相手からの要求に屈し妥協に妥協を重ねてしまいそう。勝負事、決断力の乏しく決め手を欠きそうです。チャンスを逃して終始不利な状況に追い込まれそうです
健康…食あたり、胃腸の不調等
北西☂️
凶方位(驚門旺相・日破同会) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや凶。方位地支は妻財と兄弟が同会し空亡します。貴重品の忘れ物や紛失に注意。お買い物は、さがしていたものや、欲しい物が見つかっても予算オーバーであったりデザインや色が氣に入らず、購入には至らないでしょう。ギャンブルは三碧木星が巡り、調子に乗って大敗しそうです。
交際運…凶。舌禍対立の暗示。お互いに言葉に感情的になって些細なことでもめ事が生じやすいです。誤解も多く、終始すれ違います。
仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、意見や方向性をめぐって同僚と揉めそうです。交渉事、ライバルの条件提示に相手が翻意しそう。相手から譲歩や妥協を要求されそうです。勝負事、リーダーシップを発揮しようとして空回りします。独り相撲を取って孤立してしまいそう
健康…片頭痛やめまい等
凶方位への処方箋
警戒方位…西☂️、北西☂️
注意方位…南東🌂
吉方位が北東方面に集中し、効果的な方位除けが難しい一日です。直接現地に歯向かわずに、北🌤又は東🌤の吉方位で、吉運氣を取り込んでから吉刻を利用して、現地に移動しましょう。特に西は凶意が強いので、滞在時間は短時間にとどめましょう。
氣學・本命星日運
6日注意本命星は、三碧木星、六白金星、八白土星です。(お出かけの有無に関わらず驚事発生しやすい一日となります)
三碧木星…本命星は乾宮(金)より剋を受けます。日破が重なるので注意日です。うっかりしてケガをしたり、事故を起こしやすい一日です。行動はいつも以上に慎重に
六白金星…本命星は離宮(火)より剋を受けます。仕事では部下や自身のミスで悩みをかかえたり、家庭では子どものことで悩みが生じそうです。車の運転は特にご注意ください
八白土星…本命星は坤宮(土)に定位対冲で臨み、暗剣殺をかかえます。人間関係でストレスを感じるような事態に巻き込まれたりしそう。金運も低迷しますので、散財注意。
出発吉刻
お出かけに適した吉刻は、辰巳刻、申酉刻、亥刻です。凶方位へのお出かけは午前中の出発が良いでしょう。
氣學・日盤及び時盤では、辰刻の北東と南西、巳刻の北西に凶煞重なります。
同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。
それでは6日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!
本日もご覧いただきありがとうございます
(易照が実現したいこと) 来年も、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 2年以内に「五行易」ないし運命學に関する本を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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