方位予報で使用している日盤より運氣を推断する方法を解説します
ご自身の本命星の確認はこちらより
傾斜宮はこちらよりご確認ください
日盤より運氣を推断する法
暦の作用を確認する
まず日盤よりご自身の本命星がどこの宮に回座しているのかを確認します。
この時に注意することは暦の作用です。ご自身の本命星が回座する宮の帯びる五行は、月建(月)及びに日辰(日)が帯びる五行から「生を受ける(生)」のか、「比和する(比)」のか、「剋を受ける(剋)」のかで大まかな運氣の吉凶を推し量ることができます。
日盤では、各本命星の表示の右側に日辰からの「生・比・剋」(日辰が回座する宮に及ぼす作用です)を表記しています。月建からの作用も無視はできませんが、その作用は日辰の方が上回ります。例えば本命星が月建から生を受けていても、日辰から剋を受けるような時は、日辰の剋の作用を優先します。
日盤では月建からの生剋作用を表記すると無用な混乱を招くので省略していますが、月建の作用が日辰と同じになるとき(特に刻の作用が重なるとき)はその作用が大きくなるので注意が必要です。
回座する宮からの作用を確認する
次に回座する宮の五行と本命星の関係を見ていきます。回座する宮の五行は各九星の定位で見ます。北より右回りに坎宮(水)、艮宮(土)、震宮(木)、巽宮(木)、離宮(火)、坤宮(土)、兌宮(金)、乾宮(金)で、中央の中宮は五黄土星定位で「土」となります。
左の日盤では、五黄土星は巽宮(木)に回座、宮の五行は「木」ですから五黄土星は宮より木・剋土の剋を受けています。
一方で六白金星は中宮(土)に回座して、宮の五行「土」より土・生金の生を受けます。
四緑木星は震宮(木)に回座いして、宮の五行「木」と同じで比和しています。
宮に対する月建日辰の作用を確認する
この時、宮の生剋の作用は、宮が月建及び日辰から受ける作用により増加、あるいは無効化します。
この日盤では、一白水星は坎宮(水)定位で本来であれば宮と比和しますが、日辰の未(土)日に坎宮(水)は土・剋水の剋を受けるので、この日の坎宮(水)は衰運日となります。
月建からの作用も考慮しますが、本命星に与える作用と同じく日辰の作用は月建を上回りますので日盤では反映していません。(作用が重なる時は注意してください・各九星の運氣予氣一覧表には、月建の作用も反映してあります)
宮が日辰から生・比の作用がある場合は、その宮が回座する九星に与える生・比・剋の作用は強くなります。その作用は生>比で考慮してください。
一方で宮が日辰から剋を受ける場合は、その宮が回座する九星に与える生・火・剋の作用は無効化します。(零とは言い切れませんがほとんど効果が無くなると解釈します。但し例外があります。後述)
運氣吉凶の判断
作用の判断をまとめると日辰>月建>宮で考慮してきます。
本命星が回座する宮が日辰や月建から生を受けたり、比和している時は盛運と判断します。また、本命星が回座する宮が日辰から生を受け、その生を受けた宮から九星が生を受けるような時は極上の吉運日と言えます。
凶煞の有無
回座九星が日辰や月建、宮から生を受けていてもそこに日破が巡ったり、暗剣殺を抱えるような場合は吉と判断しません。日盤を方位として活用する場合と同様に凶運氣として判断します。
事象を推断する
吉凶を判断し終えたら、発生しうる事象を推断します。
事象は本命星が回座する宮の象意、及び宮が帯びる「五類」より判断します。
この時、それぞれの象意を盛運であれば吉象に汲み、衰運であれば凶象で汲み推断します。
例えば回座する宮が艮宮(土)であれば金運を司る宮であるので、盛運であれば金運は吉。衰運であれば凶。このとき五類が「父母」であれば、盛運であれば父母の象意を吉でとり年長者から援助がある、あるいは金銭に関わる吉方が寄せられる、衰運であれば父母を心労、悩みと凶象で取り、お金のことで悩むというように推断します。
またこのとき回座する宮が日破や暗剣殺を抱える時は凶象で推断します。
発生しうる事象を推断する
本命星への暦や宮の作用及び凶煞の有無から運氣の吉凶を推断の後に、本命星の回座する宮の象意及び帯類する五類より発生事象を推断します。
ここでその事象の原因となる事象を推断していきます。この時念頭に置いておきたいことは
本命星の回座する宮の象意、及び帯類する五類は「結果」を示し、傾斜宮の象意及び帯類する五類、また傾斜宮に回座する九星の象意が結果に対する「原因」を示す
です。従って次に確認するのがご自身の「傾斜宮」が帯びる五類、凶煞の有無です。
傾斜宮が日破や五黄殺、暗剣殺を帯びる場合は、それぞれの凶煞の象意をそのまま採用します。また日辰や月建からの作用は、月建や日辰が帯びる「五類」よりその情意をくみ取ります。
この日盤では、乾宮(金)は官鬼を帯びる日辰から剋を受けています。この時もしご自身の傾斜宮が乾宮(金)であれば、一つの解釈の例として「兄弟」を出費と取り、日辰の「官鬼」からの剋より、事故やトラブルで思わぬ出費を強いられる、あるいは「兄弟」を友人と取り、交友筋と口論や対立が生じる…のように推断します。
もしご自身の本命星が八白土星であれば、八白土星は兌宮(金)に回座しており、日辰から剋を受けていますので、この日の八白土星は衰運日です。兌宮(金)は「口論」の象意があり、宮は「兄弟」を帯びてますので、金銭問題や支払いをめぐって交友筋と口論という事象が推断されます。
その日の本命星の運氣は、毎日の予報の「氣學・本命星日運」で予報を出していますので、それぞれの本命星の「☀ 🌤 ☁ 🌂 ☂️ ☔️」より運氣を推断してください。
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