易照の方位予報 3月17日予報 

方位予報
Pocket

「甲子日」

 明日は、一年に六回しかない「甲子日」です。この日に何か新しいことを始めると、物事が発展するといわれています。

 ところで中国では、紀元前2679年、甲子年甲子月甲子日甲子時に中国という国を、建国の祖である黄帝が中国を初めて統一したといわれています。なんでも大げさに宣伝するお国柄ですから、「中国3000年」という論拠ともなり、中国の悠久の歴史を代表するスローガンともなっています。

 さて、占術で使う暦というのは「干支暦」と呼ばれるもので、この成立は紀元前117年に「太初暦」としてスタートしました。ところが、この理屈でさかのぼると「甲子年甲子月甲子日甲子刻」という暦は存在せず、干支暦でいう建国日を甲子年に合わせると月は丙子月甲子日…となり、甲子月に合わせると癸亥年甲子月甲子日と計算上はならざるを得ないようです。

 ただし、中国では暦の制定は皇帝の専権事項で、庶民にはその制定根拠が示されていませんでしから、細かいことは気にせずに「まぁ正月だ飲め飲め」…と現代人と変わらないすごし方をしていたのかなぁ…と思います。

 ところで、この占術の柱となる干支に注目してきますと、そもそも日にちに「甲子」という干支を付与したのがBC117年の冬至の日。その理屈をもとに年、月にも干支を付与することを考えたといわれておりますので、年、月に付与した干支はさかのぼってあるいは計算しての、言わば後付けです。年の干支、月の干支は地球の公転や四季に対応し、日支、時支は太陽の日照時間、昼夜の変化に対応していますから、年月、日時の間にはその論拠の大きな隔絶があります。

 四柱推命も「日柱」を中心に命式を解読し、五行易も「日辰」の作用を重要視する断法が成立した背景には、“干支暦の始まりが「甲子日」であり、年月は後付け的な要素であるから年月より「日」が重要なのだ!”…という理屈が、この辺りからなんとなくわかる氣がいたします。

 スピリチュアルな世界では2000年周期の時代の変わり目…などと言われており、そんなわけですから明日の甲子日はやはり特別な日かもしれません。後から振り返って、あの日が境だった…という日が来るかもしれませんから。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報

3月17日 「卯月甲子日 戌亥空亡」

北…🌤休門(水)が定位で巡り旺相です。日辰が子(水)日と比和旺相のため吉意が強いでしょう。

 方位地支は子(水)が「子孫」を帯び、ラッキーデーです。この方位は何かと希望、喜び事多く物事がスムーズに運びそう。思いつくまま行動しても問題ありません。多少のトラブル生じても、周囲からのサポートが期待できます。また、頭脳も明晰となり、臨機応変に対応できるでしょう。甲子日の運氣改善スタートにもよい吉方位です

北東…🌤生門(土)が定位で旺相。吉星太乙巡り上々の吉方位です。方位地支丑(土)は「父母」を帯び日辰子日より合を受けます。九星は一白水星が巡り、頭の回転が速く学術向上、勉強などには最適。集中できはかどるでしょう。またもう一つの地支寅(木)は「妻財」を帯び日辰から生を受けるので金運も上々。お買い物吉、商売や営業も成果が上がりそうです。飲食では、隠れた名店に出逢えそう。あすのランチはいつものお店もいいですが、この方位の新しいお店を利用すると新しい発見があります

東…☂️傷門(木)に凶星天符、氣學凶煞五黄殺が巡る凶方位です。方位地支卯(木)は「妻財」を帯びるので金運が低迷。思わぬ出費、ウッカリの落とし物忘れ物に注意な方向です。交友関係も不安定、特にカップルは些細なことから口論に発展します。商売、営業も相手に警戒されて不首尾に終わるでしょう。

不可避なお出かけは避け、万一出かける場合も吉方位への方位取り、吉刻出発、滞在時間は短めに

南東…🌂杜門(木)が定位で巡り旺相です。門に加え巽宮(木)も日辰より生を受けると同時に、六白金星が定位対冲で巡るため、吉凶の運氣は不安定です。トラブル生じても吉星の青龍が付き方位地支の巳(火)の官鬼を日辰が剋すため、おいしい物を食べて氣分を落ち着かせると吉で解決策がひらめいたり、援助の手が差し伸ばされそうです。金運は吉凶半々。秘密のお買い物、自分へのご褒美は良いですが、連れ立ってお出かけすると、鷹揚さを演出しようと背伸びをして散財しそう。判断力、集中力が低下しますので車の運手に氣を付けて

南…☂️景門(火)定位ですが日破が巡る凶方位です。凶星の攝堤に方位地支午(火)が「官鬼」を帯びカップルや夫婦は喧嘩の暗示有。官鬼が日辰より剋を受けるため、仕事運も低迷。つまらないミスをしたり

、何かと邪魔が入り自分のペースが保てない方位です。営業や、商売は不首尾。

避けられないお出かけの際は、言葉使いに氣を付けて集中力を切らさないように。目移りしたり、他のことに氣を取られがちなので事故に注意な方位です

南西…☂️死門(土)が定位に巡り良くありません。坤宮も回座の四緑木星より剋を受けるため、運氣が低迷します。方位地支は辰(土)が「父母」を帯び、申(金)は「兄弟」で、お金のことで悩みが深まる方位となります。この方位への金策は後々大きな問題となりますので別日に譲りましょう。特に友人関係からの金銭のやり取りはもめ事の元となります。心が落ち着かず、何かを決断するにも迷い多い方位となります。不可避なお出かけは避け、万一出かける場合も吉方位への方位取り、吉刻出発、滞在時間は短めに。初めて行くところでは道迷いに注意

西…☂️驚門(金)が定位で巡り、氣學凶煞の暗剣殺を抱えます。宮も九紫火星より剋を受けるため運氣低迷の凶方位です。交渉事、営業、商売は折り合わず決裂の暗示。方位地支酉は「兄弟」で金運が凶。お買い物、飲食もよくありません。詐欺やキャッチセールスに乗らないように。この方位からの親しい友人からの誘いも、この日は避けるが吉。

 突発事態発生にも冷静堅忍堅実が開運のカギ

西北…☀開門(金)定位で吉方です。宮にも八白土星が巡り乾宮(金)を生じるため吉意増加。

方位地支戌(土)は父母を帯び空亡するは、悩みの解消の暗示。問題、悩みはこの方位の年長者、先輩、上司が解決のカギを握ります。勉強や技芸上達、新規顧客の獲得、新規事業の取り組みにもよく、甲子日のスタートに最適な方位です

出発吉刻は子丑刻、卯刻で丑刻に吉神が付きます。午後は残念ながら凶煞が付くために、早朝の出発がよさそうです。

子刻の南、丑刻の南西、卯刻に西は日盤、時盤凶煞重なりますので注意。

甲子日、17日が皆様にとり素晴らしいスタートの日となりますように!

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました