易経「繋辞下伝」を読み解く① 易照の方位予報 11月13日予報

方位予報
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易経「繋辞下伝」を読み解く①

繋辞上伝に引き続き、繋辞下伝の読み時を進めていこうと思います。

「八卦列を成して、象その中に在り。因りてこれを重ねて、爻その中に在り。剛柔相推して、変その中に在り。辞を繋けてこれに命じ、動その中に在り。吉凶悔吝は、動に生ずる者なり。剛柔は、本(もと)を立つる者なり。変通は、時に趣(おもむ)く者なり。」(繋辞下伝第1章第1節)

易経繋辞上伝は主に易の成立、その伝えようとしている本質、その意義を概略的に解くのに対し、繋辞下伝は上伝と同じく12章の構成に在り、主に64卦の形成の意義。また各卦の爻辞よりその吉凶解釈の由来を詳らかにし、上伝では明らかにされなかった64卦発展生成の様子と、卦内の各爻の相互のかかわりなど、易経の法則性を明らかにしていきます。

上伝と同様に第2章と第5章では64卦を例として引き合いに支、その発展生育のありさまと、易の法則性を証明しようと試み、上伝、下伝共に合わせ読むことで孔子が「韋篇(いへん)三(み)たび絶(た)つ。」ほど熟読、黙考し理解に至った真理を示す、64卦の上経と下経同様に上伝、下伝も一筋の糸で編まれた様に、理路整然と通(亨)った格調高い文章です

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古代の文書は、漢代に紙の発明に至る以前は、竹簡に書かれていたものですから、時代とともにその竹簡同士を止め繋いでいた紐が切れ、その順序が散逸混在してしまった可能性は否定できないものの、孔子が残した上下の繋辞伝は、その構成から同じ内容を繰り返すように見えて、坤為地の初爻「霜を履みて堅氷至る」の心持、一歩一歩その足取りをお確かめながら慎重に読み解いている姿勢が現れています。

読み進んだと思われるところで再び冒頭に戻る、その繰り返しは上下の繋辞伝を以て易の循環を象徴しているようで大変興味深い。またその繰り返しは決してそれ以前の繰り返しに終始することなく、その循環の輪は以前のそれよりも大きく、力強く表現する。

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ここに孔子の真意、自身が悟った「易の真理」に誤りはないのか?の確認の作業を冒頭に戻ってまで確認し、確信に至った深い感慨とともにそれを文として表す、孔子自身の心内を推し測ることができるような構成なのです。

「 八卦列を成して、象その中に在り。因りてこれを重ねて、爻その中に在り。剛柔相推して、変その中に在り。辞を繋けてこれに命じ、動その中に在り。 」

「八卦は陰陽両儀から四象と各々系統だてて発展し、八卦を以てこの世のあらゆる現象を表すのでる。八卦の構成は陰(- -)陽(—)の重なりであり、その一つ一のつを爻と言い、これがそれぞれの八卦の表す現象の原因であり、原動力である。従って陽は陰に、陰は陽に変化したり、陰陽が交わることで八卦もまた変化するのである。また八卦同士を重ねることで、卦象へと進化し八卦だけでは表すことのできない天下のあらゆる現象を深く細かく網羅する。(一方で聖人は)八卦及び64卦象に言葉を掛けて、名をつけることによりその変化のありさま“吉凶”を以て読み解くのである。」

「命じ」の解釈、ここで解説書によっては「易経はそもそも吉凶を以て万民を教導するために書かれたものであるから、“命”は命令の命であって、吉凶を以て万民の行動の範とする」の様な解釈です。

しかしこの「命」は「名」であり「命名」であると解釈したい。

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「道の道とす可きは、常の道に非ず。名の名とす可きは、常の名に非ず。」(老子道徳経第1章)

老子がこう評したように、聖人は易の卦象に「名」をつける必要があった。それらがどのような過程を以て形成され、どのようにしてこの名をつけたのかを、まず道筋として示さなければ吉凶を断じるに至りませんし、吉凶の因たるを知り得ません。

易経を占いとして用いるのであれば“吉凶”を知るを以て事足りますが、大切なことは“吉凶の循環”という易の法則(宇宙の法則)を人間自身が感じ、体得し理解することにその目的があると、繋辞上伝で孔子が解説してきた所でありますから、この句の「命」は命令では狭義。

名を付け、その名の由来である卦の生成発展の過程に理解が無ければ、その卦に掛けられた“吉凶”の因がわからず、ただただ盲目的にその文字だけに従うことになります。これでは「易経を活かす」という本来の目的には至りません。

「 吉凶悔吝は、動に生ずる者なり。剛柔は、本(もと)を立つる者なり。変通は、時に趣(おもむ)く者なり。 」

「(卦辞や爻辞に見える)吉凶悔吝とは 、その(卦象の)変化のありさまを表しその理解を促すことで、その時にあたりどのように行動すべきかを人間に示すのである。剛(陽)と柔(陰)は易の根本である。(だから易の卦象を構成する各々の爻の)変化や交わりが、その時の易の法則に適った変化であるから、この吉凶悔吝を以て行動の規範とするのである。 」

この句を以て初めて「者」と人格を帯びる。従って前の句は易の卦象の生成発展の理解無くして、吉凶悔吝を人間が正しく理解することは不可能です。ゆえに孔子もこの第1章に続く2章で具体的に卦辞を引き合いに、その卦象の生成発展の解説に充てています。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 11月13日予報

方位予報図

予報詳報

北🌤

吉方位(景門・太乙同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支の妻財が日辰から合されてかまずまずです。お買い物は、お買い得品が多く、探していた者、欲しかったものなどと巡り合いそうです。ギャンブルは勝ったり負けたりで安定しません。掛け金は少なめに、上限を設けて楽しむとよいでしょう。

交際運…吉。飲食を伴うと吉。意気投合して、腹を割っての本音トークで盛り上がりそうです。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、同僚の協力を得やすい方位。多少の困難に直面しても、難なく処理できそうです。交渉事、粘り強い交渉の結果、相手から譲歩を引き出すことに成功しそうです。勝負事、奇襲や作戦がツボにはまって有利な展開に持ち込めそうです

健康…大きく崩れませんが、体調を崩しやすい方位ですので暖かい装いでおお出かけください。

北東🌂

小凶方位(杜門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。貴重品の落とし物や忘れ物が多い方位です。お買い物は物欲が強くなり理性を先行。無駄遣いや衝動買いに注意しましょう。ギャンブルは勘が空回り、硬い本命を落して調子が狂いそうです。

交際運…凶。交友筋から金銭に関わる相談事、投資話などの勧誘がありそうです。全て凶ですのでうまく断りましょう。相手の言葉に疑念を感じたり、相手が嘘をついていたりします。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、同僚の過失や反対に遭って停滞します。取引先からクレームがついたりしそうです。交渉事、条件をめぐっての隔たりが大きくまとまりません。ライバルからのっ強い干渉もあるでしょう。勝負事、強敵で攻め手を欠いて苦戦しそうです。

健康…疲労が蓄積して、関節や腰を痛めたりしそうです。

東🌂

小凶方位(傷門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は官鬼が巡りお買い物はキャッチセールスに引っかかったり、言葉巧みな宣伝に乗せられやすく、衝動買いに注意。ギャンブルは勘が冴えて思わぬ勝利を手にしますが、かえって欲が強くなり深みにはまりそうです。ほどほどのところで切り上げ、深追いするのは控えましょう。

交際運…やや凶。言葉のやり取りから双方に誤解が生じ対立する場面がありそうです。お互いに待ち合わせの場所、時間を間違えたり約束を忘れていたりしそうです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、取引先からクレームが入ったり、思わぬトラブルが発生して進展しません。交渉事、提示の条件に相手の反応は鈍く、逆に更に妥協を迫られる場面がありそうです。勝負事、作戦や奇襲が相手に看破されて、一転して相手に主導権を握られそう。苦戦します

健康…精神的なダメージ、ストレスから体調を悪くしそうでです

南東🌤

吉方位(生門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。九星は四緑木星が巡り情報への感度が高まります。お買い物はお得なセールの情報を得たり、思わぬ掘り出し物に出逢えそうな好方位です。ギャンブルは迷わず直感で選ぶと、思わぬ大穴を引き当てそう。

交際運…吉。お悩み相談に吉。交友筋、先輩や年長者から思わぬ援助や助言を得られそうです。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、同僚や上司の協力や助力を得やすい方位です。トラブルや問題発生時には一人で悩まず、積極的に協力を申し出るとよいでしょう。交渉事、ライバルとの条件闘争が激しくなりそうですが、真摯で相手に寄り添う姿勢が相手の心を動かしそう。勝負事、攻撃よりも守備を重視、相手のミスを誘って攻撃に転じるとよいでしょう。

健康…大きく崩れることはありませんが、過食の暗示があります。

南⛅

小吉方位(休門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや吉。方位地支は父母を帯びるので、お買い物は服やカバン、書籍といった者に掘り出し物がありそうです。九星は九紫火星が巡り氣が大きくなりやすいので、宣伝や勧誘に乗せられないように注意。ギャンブルは勘が鋭くあたりを引き当てそうですが、半面熱中しやすいので冷静さを失わないように。

交際運…やや吉。お悩み相談に吉。先輩や年長者から思わぬ援助や助言を得られたり、会話の中からヒントや氣付きを得そう。カップルは言葉のやり取りで炎上しやすいので注意。

仕事、交渉、勝負運…やや吉。仕事では、業務上の改善策や閃きが生じやすく、また提案したことが上司に採用されたりしそう。交渉事、事前に書類の誤りに気付いたり、見えていなかった問題や課題に氣が付いて、相手から信頼を得そうです。勝負事、攻守ともに相手を圧倒できそうです。

健康…目の充血や目に異物が入る。アレルギー性の鼻炎など

南西☁

吉凶半々方位(開門旺相・日破同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は兄弟と子孫が同会します。交友筋から儲け話、投資の勧誘に警戒しましょう。お買い物悪質なキャッチセールスに引っかからなうように財布のひもは固く。ギャンブルは、勝ったり負けたりの繰り返し。トータル的な収支は赤字で終わりそう。

交際運…やや凶。自分が約束を忘れていたり、相手に約束を破られる、キャンセルされてしまうことがありそうです。

仕事、交渉、勝負運…吉凶半々。仕事では、部下からの依頼事が多かったり、同僚の過失の後始末に巻き込まれてはかどらないでしょう。交渉事、ライバルからの条件を提示を引き合いに出され、譲歩を迫られる場面がありそうです。勝負事、ミスから自滅。チームとしてもまとまりを欠きそうです。

健康…消化不良や胃もたれを感じやすい方位。慣れない物を食べたり、防音暴食は避けましょう

西☂️

凶方位(驚門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。九星は七赤金星が巡り勧誘や宣伝に心を動かされやすいです。お買い物、派手なキャッチコピーに騙されたり、巧みな勧誘に丸め込まれて無駄遣いをしそうです。ギャンブルは思わぬ勝利を収めることもありますが、出入りが激しく、結果として収支は赤字になりそうです。

交際運…凶。軽はずみな言動が口論となったり、つまらないことで衝突したり会話がかみ合わず盛り上がりません。夫婦やカップルは特に注意

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では部下の過失や、自身の見込み違いから停滞しそうです。交渉事、相手に言葉尻をとらえられて追及され、窮地に追い込まれることがありそうです。勝負事、策士策に溺れるの象。作戦や奇襲にこだわって太極を見誤りそうです

健康…口周り口内のケガ、歯痛、歯槽膿漏など

北西☔️

大凶方位(死門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。お付き合いでの出費が増えそうな方位です。九星は六白金星が巡り、氣ばかりが大きくなります。お買い物は欲しいの欲が理性を先行し衝動買いに走りやすい方位。ギャンブルも、負けを挽回しようと躍起になりやすく掛け金を大きくしては負けを重ねて大敗する凶方位です。

交際運…凶。勘違いや誤解が多くすれ違います。相手の話をよく聞いていなかったり、曖昧な返事で口論となりそうです。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、集中力を欠いてミス、トラブルを起こし同僚から非難されそうです。交渉事、強気な姿勢がかえって相手の反発や反感を買ってこじれてしまいそうです。ライバルからの干渉もありそうです。勝負事、スタンドプレーが目立ちチームワークを乱しそうです

健康…頭をぶつけたり、首筋を違えることがありそうです

 

凶方位への処方箋

警戒方位…西☂️、北西☔️

効果的な方位除けが難しい方位です。特に北西は凶意が強いので、不要なお出かけは避けたいところです。避けられない場合は吉刻を利用して、できるだけ短時間の滞在にとどめましょう。要を済ませた後の、吉方位での運氣回復もお忘れなく

 

注意方位…北東🌂、東🌂

南東🌤に方位除けが可能です。吉方位に移動後が北🌤への移動となるように調整して方位除けを行ってください。

 

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

 

氣學・本命星日運

13日は五黄中宮日で大きく崩れる本命星はありません。ただし日破が重なる時刻ご注意ください。

(お出かけの有無に関わらず驚事発生しやすい一日となります)

二黒土星…本命星位は坤宮(土)定位で日破が重なります。金銭に関わる思わぬ出費や、請求がありそうです。大きなお買い物は別に日にするとよいでしょう

九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、寅卯刻、申刻(大吉)、戌亥刻です。

氣學・日盤及び時盤では、戌刻の南西に凶煞重なります。

同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

 

 

それでは13日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
来年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
3年以内に「五行易」ないし運命學に関する本を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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