易経「繋辞下伝」を読み解く㉖ 易照の方位予報 1月15日予報

方位予報
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易経「繋辞下伝」を読み解く㉖

子曰く、顔氏(がんし)の子(こ)は、それ殆(ほと)んど庶幾(ちか)からんか。不善あればいまだ嘗(か)つて知らずんばあらず。これを知ればいまだ嘗つて復(ま)た行なわざるなり。易に曰く、遠からずして復(かえ)る、悔に祇(いた)ることなし、元吉、と。(繋辞下伝第5章第11節)

「子曰く、顔氏(がんし)の子(こ)は、それ殆(ほと)んど庶幾(ちか)からんか。不善あればいまだ嘗(か)つて知らずんばあらず。これを知ればいまだ嘗つて復(ま)た行なわざるなり。易に曰く、遠からずして復(かえ)る、悔に祇(いた)ることなし、元吉、と。」

「孔子はいう、顔氏の優れた者(子)である顔回は、理想の君子像にちかいと言えるだろう。不善があれば、必ずそれに氣付き改め、二度と繰り返さないのである。地雷復の初爻は言う、“遠からずして復(かえ)る、悔に祇(いた)ることなし、元吉”と言う。顔回もこのように道から外れた時は、速やかに自省して元の道に戻り来たり、二度と同じ過ちを繰り返さない。」

顔回は孔子の想像上の弟子だった?

孔子の愛した愛弟子である顔回という人物は、実在の人物では無いという説があります。

顔回 - Wikipedia

孔子自身、易経を深く読み込み、「我に数年を加え、五十にして以て易(えき)を学べば、大なる過ち無かるべし。」と自らが語る孔子をして、自分よりも遥かに高みにいる大人、さらにその先の聖人を自身の目標とするに、その姿を愛弟子の形として孔子は想像したのではないでしょうか?

孔子門下に集った約3000人、その中でも特に優秀であるところの70子、さらにその筆頭格を孔門10哲と評しますが、論語内にで孔子と直に言葉を交わす子路、子貢と異なり、顔回と孔子が直接言葉を交わすのは、 子路、子貢に比べると極端に少ない。

勿論齢30にして夭折しているため、その機会も他の弟子に比べて少なかったことも否めませんが、奥ゆかしい孔子が弟子たちに“我を目標とせよ”とは語らなかったでしょうから、孔子が理想とする周の文王やその次子旦の逸話より、顔回という想像上の弟子を作り上げ、これを目標とせよと弟子たちに諭したと想像してもおかしくありません。

論語に頻繁に登場する子路は論語内では孔子に「季路」と呼ばれることが多く、この「季」には末の弟の意味があるので、孔子にしてみては子路は自分より少しできの悪いやんちゃな弟のような存在であったのかもしれません。この子路と顔回が同時に登場し孔子に質問する場面があります。

子 顔淵がんえんに謂いひて曰はく、
「之を用ゐば則すなはち行ひ、之を舎すてば則ち蔵かくる。唯ただ我と爾なんじと是これ有るかな。」
 と。 子路曰はく、
「子 三軍を行やらば、則ち誰たれと与ともにせん。」
 と。 子曰はく、
「暴虎馮河ぼうこひょうが、死して悔ゆること無き者は、我は与ともにせざるなり。必ずや事に臨みて懼おそれ、謀はかりごとを好みて成す者なり。」
 と。(論語述而第7)

と、ここでは顔回を引き合いに孔子は子路をたしなめる場面が描かれます。

また一番弟子と呼ばれる子貢と顔回の関係では回想として顔回が現れます。

子、子貢に謂て曰く、汝と回と孰れか愈れる。対て曰く、賜や何ぞ敢て回を望まん。回や一を聞いて以て十を知る、賜や一を聞く二を知るのみ。子曰く、如かざる也、吾は汝の如かざるに与みせん。(論語公冶長第五)

ここではあたかも顔回が傍にいるように、或いは顔回と言う人物を生き生きと表現するが、孔子に最も近いこの子路、子貢にこそ、孔子は期待していたと思われ、そんな彼らを叱咤激励するために、その目標とするところが周の文王のようなすでに当時としては歴史上の人物であっては実感がわかないところを、身近な存在として架空の高弟「顔回」を登場させることで、子路、子貢をはるか高みに誘っているように感じるのです。

顔淵仁を問ふ。子曰はく、

「己に克ちて礼に復るを仁と為す。一日己に克ちて礼に復れば、天下仁に帰す。仁を為すは己に由る、而して人に由らんや。」と。

顔淵曰はく、

「請う其の目を問わん。」と。

子曰はく、

「礼に非ざれば視ること勿かれ。礼に非ざれば聴くこと勿かれ。礼に非ざれば言ふこと勿かれ。礼に非ざれば動くこと勿かれ。」と。

顔淵曰はく、

「回不敏なりと雖も、請う斯の語を事とせん。」と。(論語顔淵12)

 に、孔子と顔回が直接会話する場面もありますが、ここには近しい子路や子貢の姿はありません。

顔回の名前に易経を用いた孔子の諧謔を見る

そもそも顔回とは字が子淵であり、この淵を取って顔淵と呼ばれることがあります。この淵とは名前の回に呼応した「渦巻」であり、その真意は渦を巻くような“深淵”です。

所が顔回の出自はその日暮らしの貧しい貧民であり、顔回の没後その父親が顔回の亡骸を納める棺すら調達するにままならず、孔子乗る車を打ってその費用に充てたいと無心に来るという在り様ですし、顔回自身もまた赤貧を洗うがごとくの困窮した生活を送っていたわけで、顔回の名に対し、父親がつけたのか、自らが名乗ったのか、この名前の「回」と字の「淵」をめぐる高尚な学識があったとは思えません。

書経図説 慄慄深淵図

「回=渦」とは易経を読み解くにあたり、そのもととなった「河図」において形成される「∞」の形で螺旋です。

また易経その物が、その真理、摂理を体得しようと試みる者にとっては、底知れぬ「淵」のようなものです。顔回とは、孔子はこの易経を通じこれを体得した聖人を孔子の生きた現代に蘇らせんとして登場させた架空の人物であり、その名前に易経の本質に迫った孔子ならではの、諧謔に満ちた実に味わい深い名付けであると感じる所です。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 1月15日予報

方位予報図

予報詳報

北🌂

小凶方位(杜門休囚)お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は妻財を帯び一白水星が同会します。貴重品の紛失や忘れ物が多い方位です。手回り品の確認を出発前にチェックしましょう。お買い物は、意志薄弱で友人や店員に勧められるがまま購入という不本意なお買い物を強いられそうです。ギャンブルは、辞め時、引き際をあやまって、ずるずる深みにはまりそうな凶方位。

交際運…凶。お互いに相手に疑念を抱いたり、誤解する場面が多く対立する場面が多いでしょう。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、同僚の過失に足を引っ張られたり、方針や意見をめぐって対立する場面がありそうです。交渉事、相手は強硬姿勢で、説得にも効果が感じられません。相手から譲歩を要求されることもあります。勝負事、思わぬ難敵で攻め手を欠いて苦戦しそうです。

健康…慣れないものを食べておなかを下したり、急に体調の不良を感じやすい方位です

北東🌤

吉方位(景門・青龍同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや吉。方位地支は官鬼と兄弟を帯び八白土星が同会します。お買い物は、交友筋の伝手で限定品を入手できたり、特別価格で購入できそうです。価格交渉も奏功しそう。ギャンブルは出入りが多く、勝ったり負けたりの好不調が激しい方位です。

交際運…やや吉。交友筋から金銭に関わる相談事を持ち掛けられそうです。相手都合で約束がキャンセルになったり、変更になることがありそうです

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、同僚の助言助力を得て成果を上げそうです。単独行動よりチームプレーが奏功しそう。交渉事、ライバルとの競争が激しいですが、一歩先行きます。成約には多少の譲歩や妥協が必要となりそうです。勝負事、奇襲や作戦にこだわらず守り重視の戦略が相手のミスを誘いそうです

健康…大きく崩れませんが過労による関節痛や腰痛等

東☂️

凶方位(死門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支は官鬼を帯び三碧木星が同会します。貴重品の紛失や盗難に注意な方位です。お買い物、物欲が強くなり、あれもこれも欲しくなる方位。宣伝勧誘に心が動きやすいので目的買いにとどめましょう。ギャンブルは初手の勝ちに氣が緩んでのめりこみやすい。掛け金も吊り上がって、結果大損しそうです。

交際運…凶。舌禍対立の多い凶方位です。お互いに言葉に感情的に判断したり、早合点から口論に発展しやすいです。カップルは特に凶。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、勇み足を踏んで取引先から思わぬクレームが入ったり、想定外のトラブルが生じ対応に追われそうです。交渉事、まとまりかけていた案件が相手事情の変化で延期されたりキャンセルされることがありそうです。勝負事、作戦や奇襲が相手に看破されたりうまくいかずに、相手に主導権を奪われて苦戦しそうです。

健康…精神的に不安定です。ヒステリーを興したりノイローゼ気味。精神的な疲労感を覚えそう

南東☂️

凶方位(驚門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は父母と兄弟を帯び四緑木星が同会します。ギャンブルは破財の兄弟が強く、迷った末の選択が裏目に働いて良くありません。手を出さない方が無難な方位です。お買い物は、見た目や宣伝、勧誘に載せられやすく、無駄遣いが多い方位です。

交際運…凶。舌禍対立暗示有。相手のことが信用できなかったり、待ち合わせの時間や場所を間違えたり、勘違いが多い方位です。通信障害、メールやSNSの誤送信などにも注意。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、同僚の過失の連帯責任を上司に問われたり、後始末に追われ本業に集中できません。交渉事、書類上のミスに注意。また約束の時間を間違えたり、メールや通信等の返信を怠って、トラブルが発生しそうです。勝負事、作戦が空回りしたり攻守ともに単調な一方調子で、相手に先を読まれて苦戦しそうです

健康…のどの痛み、風邪をひきやすいです

南🌤

吉方位(開門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は父母を帯び九紫火星が同会します。お買い物は、衣服やカバンの高級ブランド品にお買い得品が多いでしょう。お得なセール情報を得たり、価格交渉も奏功しそう。ギャンブルも直感が冴えて好調です、一山当てて臨時収入も期待が持てます

交際運…吉。お悩み解決に吉。交友筋や年長者や先輩が力になってくれます。カップルは火性が強いので、口論になりやすい凶方位です。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、上司の助力、助言を得やすい方位です。また閃きが冴え、業務上の改善策や改革案が上司に採用されたりしそうです。交渉事、事前に書類や条件をめぐる誤りに氣付いたり、見えていなかった課題や問題に氣が付いて事前に対策を採ることができそうです。勝負事、攻守にわたりキーマンとして活躍できそうです

健康…大きく崩れませんが、高血圧やのぼせ、動機や息切れを興すことがありそうです

南西⛅

小吉方位(休門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…方位地支は子孫と兄弟が日併して二黒土星と同会します。お買い物では、交友知人の伝手で限定品を入手できた離、特別なサービスの提供を受けることがありそう。一方でお付き合いでの出費が増える方位です。ギャンブルは出入りが激しく、大きく勝ちこすことは無いでしょう。

交際運…飲食を伴うと吉。会話も弾んで楽しい時間を過ごせますが、相手の話に興味がわかず聞き流してしまう時がありそうです。

仕事、交渉、勝負運…やや吉。仕事では、部下や同僚の好アシストで継続中の案件が一区切りつきそうです。交渉事、おおむね纏まりそうな吉方位ですが、多少の譲歩や妥協が必要となりそうです。勝負事、接戦です。集中力を切らさず臨めば勝機を得ます。

健康…食あたりにご注意ください。

西🌤

吉方位(生門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや吉。方位地支は子孫を帯び七赤金星が同会します。ギャンブルは勘が冴えて一山当てそうです。臨時収入も期待が持てる好方位です。お買い物は、お得なセールにそう遇したり、掘り出し物、お買い得品目白押しの好方位です。

交際運…吉。飲食を伴うと、会話も弾んで盛り上がります。カップルは特に良い方位です。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、部下の好アシストで成果が上がったり、難事業も思わぬ幸運で進展を見そうです。交渉事、相手の態度が軟化して歩み寄ってきそうです。話術が冴えて、相手の譲歩を引き出したりしそうです。勝負事、奇襲や作戦が的中して優位な展開に持ち込めそうです。

健康…大きく崩れることはありませんが、過食に注意

北西☂️

凶方位(傷門・日破同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支は妻財と兄弟を帯び六白金星が同会します。お買い物は見栄を張って散財しそう。交友筋に余裕のあるところを見せて大盤振る舞いに注意。ギャンブルは勘が空回りして大損しそうです。

交際運…凶。交友筋から金銭に関わる悩みを打ち明けられて対応に悩みそう。また相手の話を聞き漏らしたり、氣の無い曖昧な返事をしてもめ事が生じやすいです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、リーダーシップを発揮しようと張り切りますが、周囲が付いてこず孤立したり、反発を招きそうです。交渉事、雰囲気は和やかでも相手が翻意したり、強硬な態度でのぞんできそうです。勝負事、つまらないミスを連発して自滅しそうです

健康…片頭痛やめまい

凶方位への処方箋

警戒方位…東☂️、南東☂️、北西☂️

東☂️、南東☂️…北東🌤に方位除けが可能です。吉方位に移動後、現地への移動が南🌤となるように調整して方位除けを行いましょう。

北西☂️…北東🌤に方位除けが可能です。吉方位に移動後、現地への移動が西🌤となるように調整して方位除けを行いましょう。

注意方位…北🌂

北東🌤に方位除けが可能です。吉方位に移動後、現地への移動が南🌤となるように調整して方位除けを行いましょう。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

15日注意本命星は、五黄土星中宮日の為大きく崩れる本命星はありません。回座宮が日辰から剋を受ける一白水星はご注意ください。(お出かけの有無に関わらず凶事発生しやすい一日となります)

一白水星…本命星は定位坎宮(水)に回座。坎宮(水)は日辰の辰(土)より剋を受けるため運氣が低迷する注意日です。体調を崩しやすいので注意。特に胃腸が弱っていますので、暴飲暴食は避けて

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します

 

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、辰巳刻、申酉刻、亥刻です。

凶方位へのお出かけは午前中は8時から10時前後。午後は3時以降のお出かけが良いでしょう。

氣學・日盤及び時盤では、巳刻と申刻の西に凶煞重なります。

同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

それでは、15日が皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
今年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
3年以内に「五行易」ないし運命學に関する本を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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