易経を“古事記”で解釈してみる 易照の方位予報6月30日予報

方位予報
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昨晩は易経の上経“天火同人”の解説でした。

幾度となく易占でも出した卦でもあるし、「同人」ということで「同人誌」などの語源にもなっているため、名前だけでも卦の内容がどのような時なのか想像ができる、比較的理解しやすい卦でもあります。

師匠の解説を聞きながら、何か面白い解釈はできないかなぁ…と思いついたのが本日の予報の枕のタイトル。

題して、

易経「天火同人」を古事記で解釈する

卦象を見ると、上卦に「乾(金)」で、下卦は「離(火)」です。

五行的に見ると、火を焚いて金を融かし、なにか冶金加工をしているイメージです。

もっと想像を膨らませると、乾(金)は全陽で大きくて固そうです。そこから岩。

下卦の離(火)は明るく、何やら楽し氣な雰囲気。

イメージとして湧いたのは、「岩戸開き」です。

素戔嗚尊の暴虐に憂い、怖れを抱いた天照大神が岩屋戸にお隠れになってしまったために、高天原も葦原中国も暗闇に閉ざされ、悪鬼が夜行する非常事態です。

事態を憂えた高天原中の神々は、岩戸を前に集まりいかにして岩戸を開くか、話し合い知恵を出し合う…という古事記でも有名なハイライトシーンの一つです。

天岩戸 - Wikipedia

ここで注目したいのは、下卦の離(火)で、おそらく神々は火を焚いて輪になって議論を来る広げたのだと思います。輪は「和」であり同人の時。様々な異なる能力、考えを出し合いまとめることで「岩戸開き」という難事業を成し遂げようとします。

戸隠神社について|戸隠神社について|戸隠神社

もしここで、利害だとか、好き嫌いだとかを考えていたり、口にしていては事態は悪化する一方です。

ここで神々の中から知恵者と言われる「思金神(オモイカネノカミ)」が一計を案じます。

岩戸の前で大宴会を開いて大騒ぎすれば、不思議に思った天照大神は岩戸を開いて外の様子をうかがうだろう…と。

下卦の離(火)は「明智」を表しますし、この時作らせたのが「八咫鏡」です。当時の鏡は金属製ですから、「乾(金)」を「離(火)」で溶かして加工する冶金を示します。

下卦離(火)は明るい、楽しいという象意があり、岩戸前の神々の大宴会の様子。一方で離(火)は女性を表すので、岩戸前で踊った「天宇受売命(アメノウズメ)」、一方で上卦乾(金)は力のある男性を意味しますので、岩戸前で待機する力持ちの神「天手力男神(アメノタジカラオノカミ)」を表します。

二爻から五爻までで互卦をとると「天風姤」で思いがけない、想定外の意味。

自分が不在なのに、外でくり広げられる大宴会の様子にいぶかしく思った天照大神のご様子です。

岩戸を開いて外の様子をうかがう天照大神に、「思金神」は八咫鏡を捧げて天照大神の姿を映し出すと同時に、天手力男神が天照大神を外に連れ出し、岩屋戸をふさいでいた大岩を、二度と岩屋戸をふさぐことが無いように遠くに投り投げた。

その結果できたのが「諏訪湖」なのだそうですが、それはまた別のお話で、岩屋戸から外に天照大神が連れ出されたことで、再び高天原と芦原中国に光が戻り太平の世が戻ってきた…という展開が古事記で繰り広げられます。

天火同人に続く易の卦は「火天大有」で、最も安定する大吉の卦でもあります。

易経を紡いだのは伝説上の半神半人の「伏羲(ふっき)」という人物ですが、この伏羲を「大国主命」とする説があります。

大国主命は芦原中国の国造りを完成させた後、天孫降臨の国譲りを経て船に乗り大海に姿を消した…とありますので、大陸に渡りその持てる知識を「易経」に凝縮してこの世に伝えた…という想像、説はあながち夢物語ではなく、易経と古事記の親和性はそのほかの卦にも見ることができます。

折に触れ、この解釈をご紹介していこうと思います

 

 

 

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 6月30日予報

方位予報図

予報詳報

北…🌤

休門(水)が定位で火さ旺相です。休門(水)は日辰からも生を受けるので旺相の吉方位となります。方位事象、九星は九紫火星が巡り直感が冴え、頭の回転が良い。試験や勉強、プレゼンや何かの発表という目的でこの方位を使うと成果が上がりそうです。特に方位地支が「父母」を帯びるので、目上、上司、年長者の覚えめでたく、その場で結果は出なくとも後々好結果、高評価をもたらしそうです。健康面、大きな崩れはなさそうです

北東…🌤

開門(金)が艮宮(土)より生を受け、日辰からも比和するので旺相の吉方位です。方位事象、九星は七赤金星が巡り愛嬌、人柄といった外面で高評価を得られる方位。方位地支の丑(土)が「妻財」を帯び金運が好調なので、営業、商売といった面では人柄を前面に押し出せば相手の信頼を得そうです。お買い物では、値引き交渉が奏功します。一方で寅(木)は兄弟を帯びて日辰から剋を受けているので、交友関係では若干舌禍の暗示があります。容姿に乗りすぎての軽率な言動注意。

東…☂

驚門(金)が震宮(木)に巡ります。門は日辰と比和するので旺相し日破が重なるため凶方位となります。方位事象、震宮方位は交友人間関係を司る方位で、ここに二黒土星が回座するは少々氣使い、人付き合いの機微に鈍感で、それが原因でトラブルを起こす暗示有です。方位地支は兄弟を帯び、日辰から剋と冲を受けるので、何か発生する、遭遇する問題や災難等をめぐり職場の同僚、友人知人ともめ事を起こしそうです。健康面は腹痛や消化不良、特に兄弟を帯びる方位ですのでストレスが原因となりそうです

南東…☔️

死門(土)が巽宮(木)より剋を受けます。日辰の作用もないのですが、凶門が暗剣殺と重なる為凶方位となります。方位事象、金運が低迷します。九星は三碧木星回座で、お買い物では衝動買いや分不相応の高級品に手を出して散財しそう。商売や営業では、交渉先ライバル企業の相見積もりを取って、価格面での条件闘争に陥りやすい。必要以上の譲歩は禁物です。方位地支の巳(火)が子孫を帯びるので、結果を重視するあまり安請け合いや、過度な譲歩を容認しそうです。健康面、お出かけするとストレスからの精神疾患や不眠症に悩まされそうな方位です

南…🌤

景門(火)が定位で比和旺相です。日辰からの作用はありませんが、季節柄月建午(火)と火旺の時期で景門(火)旺相して吉方位です。方位事象、直感が冴え感覚で選んだ結果が吉、好結果をもたらします。氣分で行動してよい方位です。方位地支は子孫を帯びるので何かと幸運に見舞われたり、九星は八白土星で金運好調。お買い物は感性にときめく運命的な出会いあり、営業商売でも難交渉先、取引相手を攻略できそうな吉方位です。健康面、大きな崩れ名有りませんが、火性が強ので火傷や日焼けなどに注意

南西…🌂

杜門(木)が坤宮(土)を剋します。門は日辰から剋を受けるので、若干凶意が減少して🌂判定です。方位事象、仕事や金運といった面で陰りが出そうな方位。仕事面では小さなミスや忘れ物で悩みそう。金運面では勧誘、宣伝に乗せられて購入したもの、契約したことで何か損した気分を味わいそうです。凶門の凶意が比較的軽いので、重大な事態には陥りませんがあらかじめお出かけ前に対策を。健康面、お出かけすると冷えからくる腹下しや鼻かぜ、難聴、耳鳴りが起こりそうです

西…☁

傷門(木)が兌宮(金)より剋を受けます。門は日辰からも剋を受けるので凶門の凶意が減少し☁判定です。方位事象、方位地支は官鬼を帯び日併するので仕事面で能力発揮。九星は六白金星で、多少のトラブルも応用、落ち着いて対処することで自然に解決したり、とっさの閃きで回避できそうです。交渉面では多少強気な態度で臨む方が相手に安心感を与えそう。一方で傷門(木)象意から、若干多忙感を味わいそうです。健康面、お出おかけの際は、どこかにぶつけたり頭のケガに注意

北西…☂️

吉門の生門(土)が乾宮(金)に巡りますが、五黄殺重なる為凶方位です。方位事象、金運面が低迷します。方位地支、戌(土)が妻財を帯びるので、お出かけ先お財布を落としたり、カード残高が足りない等の事態に見舞われそうです。亥(水)は父母で、そのことで悩む、ストレスを抱える暗示。勇み足を踏んだり、早とちり、早合点で物事が空転しそうです。行動より先に少し時間をおいて考えることが運氣を改善するポイントになりそうです。健康面、飲食を司る青龍が五黄土星と同会しますので、お出かけ先での飲食に注意。食あたりが心配です

凶方位への処方箋

警戒方位…東、南東、北西

東。南東へは北東(🌤)、北西は北(🌤)への方位除けが可能です。

東、南東…北東に方位除け後は、現地入りが南(🌤)となるようにご調整ください。現地入り出発時刻を吉刻に設定するとなお効果的です。

北西…北に方位除け後、現地入りが西(☁)となるようにご調整ください。現地入り出発時刻を吉刻に設定するとなお効果的です。

注意方位…南西

南(🌤)への方位除けが可能です。方位除け後、現地入り西(☁)となるように調整してください。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

30日注意本命星は、二黒土星、三碧木星、四緑木星、九紫火星の方です。(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

二黒土星…本命星は震宮(木)より剋を受け日破が重なります。諸々トラブルが多く、神経が休まりません。つい面倒になり返答が雑になりがちです。それがもとで人間関係で支障をきたします。特に同僚奸、家族間、友人間の受け答えをする面では注意しましょう

三碧木星…本命星は巽宮(木)で比和するのですが暗剣殺をかかえます。行動や言動が大雑把になり信用を失ったり、安請け合いしたことが足かせになりそうです。いつも以上に慎重を要す一日となります。日辰は官鬼を帯びるので、事故や怪我といった災難にも注意

四緑木星…本命星中宮でトラブルや体調不良等、思い通りに物事が進みません。ストレスをためて、つい口調が荒くなりがちです。心を落ち着かせてリラックスを心掛けましょう

九紫火星…本命星は坎宮(水)より剋を受ける定位対冲です。物事に何かと障害、邪魔がはいりストレスをかかえそうです。カッとなっての言動、衝動的な行動がトラブルを招きますので、落ち着いた行動を心掛けましょう

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、子刻(大吉)、寅卯刻、午未刻です。凶方位へのお出かけは早朝またはお昼ごろの出発が良いでしょう。

氣學・日盤及び時盤では、寅刻、午刻の東、卯刻の南東と北西が凶煞重なる注意方位となります。

30日は「夏越しの大祓い」、夏の大晦日です。

お近くの寺社仏閣で、半年間にため込んでしまった凶運氣、邪氣をお祓いして、新しい氣持ちで年後半をおむかえしましょう。

それでは30日が皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます。

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