桜田虎門「五行易指南」現代語訳⑪
忌神・原神・仇神の作用について
桜田虎門「五行易指南」現代語訳⑫
巻2 父母の用(各占断における父母爻の役割及び解釈)
●父母爻が発動する場合
「病占」…(子孫爻を剋すので)投薬治療に効果が見られない
「婚姻」…子どもが生まれない
「売買」…利益が無い(子孫は妻財の原神となる)
「音信」…来たる(父母は通信の象意有り)
「失せ物・逃亡占」…共に訴え出れ詮議・捜索に及ぶ
「身命」…子どもや両親に何か問題が起きる
●父母爻の化爻(※1)
「進神に化す」…文書整うの象。申請や稟議によろし
「子孫に化す」…家内安全。障りなし
「官鬼に化す」…転職、異動あり
「妻財に化す」…家長に憂いあり(回頭の剋となる)
●世爻が父母を帯類
おおよその事、辛労やストレスを重ねる。
「身命」…その人の生涯を占って、妻財の爻が動くときは良妻を得ることが難しいか、長寿を保ちがたい。また跡継ぎ(子ども)を得られない。官鬼爻が動いて妻財が安静(※2)であれば、学問を通じて立身出世が望める有望の士である。
(※1)父母爻の化爻の帯びる五類を以て断じる方法ですが、事象を確認する手掛かりにはなっても、必ずこのような結果を招くということにはなりません。また官鬼に化したら凶、子孫に化したら吉という見方も、誤断の元となりますから、化爻の五類を以て吉凶を断じることも近代五行易では行いません。 (※2)「安静(本文では「無事」)」妻財の爻が静爻で、月建や日辰や卦中動爻のからの剋冲受けない状態であること
桜田虎門「五行易指南」現代語訳⑬
各種占断における子孫爻の解釈
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