桜田虎門「五行易指南」現代語訳 53

桜田虎門「五行易指南」現代語訳 52
「五行易指南」現代語訳 64卦・地水師主象
「水地比」

〇諸事親和、平和の意味で正しいことは大いに推し進めて吉。一方で疑心を抱いたり努力を怠れば、人に疎まれたり不成就となる
〇諸事において成就まで道半ばか、何事も中途半端な時であり、心が満たされないことがある
〇およそあらゆることにおいて大きな禍に見舞われるようなことは無いが、一方で大きな功績を上げられるようなこともすくない
〇人から信頼されたり、慕われたり、人からの助力を得やすい時。一方でその目的を達せられないことも多い
〇自分より上位の人や賢人の指示を仰ぎ従う時である
〇お付き合いするべき人を新調に選ぶ時。誰彼となく交友を求めることはかえって害となることがある
〇金銭は大きな財を動かすことは特に注意。一たび損失をこうむれば再び取り戻すことは困難である
〇天候、曇り時々少雨
〇人物、愛想よく人柄の。リーダーシップがある人。物心ともに苦労のない人
〇婚姻恋愛、順調を見る。婚姻は速やかに進めるが吉。
〇妊娠、出産、普通。産後、子は幼いうちは病気に注意
〇転居、住居、吉。物件も支障ない
〇士官、就職。吉。
〇出行、旅行、吉。
〇商い求財、吉。得る。
〇待ち人、来たる。連絡が来る
〇病氣、軽症であっても長引く。あるいは持病化する。
〇失せ物、見つかりにくい。あるいはすでに失われた状態
〇探し人、すぐに見つかる。自分から現れることがある。
〇訴訟、不利。あるいは訴訟までに至らず和す
新井白蛾先生注釈
物事が集まるという意味があるので、探し物は目立つところ、目立つところにある。或いは物事は目に目る所で変化がある。義によって動く時であるから、志が低く小さな人物は迷う時。従って普通の人は先憂後楽の時である。
天候は晴れ時々雨。住居は安住できないので転居が吉。求財は他者の援助が得られる時


桜田虎門「五行易指南」現代語訳 54
「五行易指南」現代語訳 64卦・風天少畜主象
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