桜田虎門「五行易指南」現代語訳 60

桜田虎門「五行易指南」現代語訳 59
「五行易指南」現代語訳 64卦・火天大有主象
「地山謙」

〇万事先に屈し、後に伸長する兆しがある。有徳の士は吉。但し目先、近い事を占ってこの卦を得る時は成り難い。
〇凡そことは成らず残念の思うことが多い。傲慢な者は万事事成し難い。
〇誰かに付き従って物事を成す時であり、独りでは成し難いとき。あらゆることに謙虚に謹んで取り組むべき時。
〇和順であれば後に幸いあり。
〇天氣。曇り
〇人物。人にかわいがられる人物。臆病な人
〇婚姻恋愛。障りなし。淫らに耽るの意味がある
〇出産。障りなし。遅れる
〇転居、住居。思い通りにいかない。不測の事態がある
〇士官就職。成るも出世しない
〇出行旅行。凶
〇求財。人の援助・助言があれば得られる
〇待ち人。来るが遅い。
〇病氣。症状は軽い様でも実は重病である
〇失せ物。思いもよらないところにある。見つけにくいところにある。
〇探し人。見つかりにくい
〇訴訟。吾方に不利。但し内容によっては吉の場合がある
新井白蛾先生注釈
福を増すの卦。始めはまるで何も無いように謙虚に始めれば遂に幸を得る時。苦労や困難を耐え忍び、自らを律し謙虚にふるまえば想定外の幸福を得られる時である。天候は雨。故郷に錦を飾る時である。


桜田虎門「五行易指南」現代語訳 61
「五行易指南」現代語訳 64卦・雷地豫主象
コメント