桜田虎門「五行易指南」現代語訳 61

桜田虎門「五行易指南」現代語訳 60
「五行易指南」現代語訳 64卦・地山謙主象
「雷地豫」

○万事和合・和悦の意味がある。正直者は吉。但し志が低い者がこの卦を得たら怠惰、遊興でなどで財産を失うことがあるので慎むとよいだろう。
○有徳の士で、しばらく憂き目にあう者は、発展発達の兆しである。一方で志が低い者は衰退没落して家財を失ったり、身を亡ぼすの兆しがある象である。
○世に名声を轟かせたり、人を統率する地位に就くことがある
○住居、居住に関する苦労がある
○人に誘惑されたり、だまされることが多い時である。好色であること、遊興の耽らないように注意すべき時
○驚くことが多い時
○天下国家の政治、徳治を占ってこの象を得る時は吉である
○ただし雷地豫には物事が決まらないという意味がある
○天候は晴れ。或いは雷がある。
○人物。有名人。信心深い人。騒がしい人物。
○婚姻。吉凶半々
○士官就職。出世栄達が期待できる。
○旅行。吉
○求財。事前に準備、計画立ったものならば得られる。そうでなければ得られない。
○病氣。凶
○待ち人。来る。来ない時は連絡がある。
○失せ物。出てこない。
○探し人。居所はわかるが、逃亡することがある。
○訴訟。吉凶半々
新井白蛾先生注釈
喜びという意味がある卦で、立身出世等の慶事がある時である。新規事業に取り組むという意味がある。怠慢怠惰は凶。転居や移転は凶。時期を待て。婚姻は吉。ただし妻側実家から物言いがつくことがある。あるいは妻は離婚歴がある。


桜田虎門「五行易指南」現代語訳 62
「五行易指南」現代語訳 64卦・沢雷随主象
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