桜田虎門「五行易指南」現代語訳 79

桜田虎門「五行易指南」現代語訳 78
「五行易指南」現代語訳 64卦 天山遯主象
「雷天大壮」

○何事も平穏とは言い難く、理不尽なこと、物事が暴走して破綻しやすい。あるいは騒擾が多い時
○謙虚で従順な人物は吉凶半々。強情な人物傲岸不遜な人物は災いが多い時
○およそ、出処進退、始めと終わりを忘れて暴走する意味がある。従って細心の注意を払って後悔することが無いように行動すべき時
○心が逸るとき。勇み足を履みやすい時。激情を表す
○誰かに激怒したり、誰かに激怒される時。
○感情に流されること無く、平静を保つことが出来れば、自然に物事は落ち着いてくる時
○天候。晴れ。曇り。にわか雨
○人物。立志伝中の人物。貧しい環境辛みを起こした人物。勇猛果敢な人
○婚姻。凶。
○出産。難産。
○住居、転居。安住できない
○士官就職。大いに周瀬栄達することがある。あるいは社長、上長に大いに怒られることがある
○旅行。羽目を恥さなければ吉
○求財。成果が出にくい
○待ち人。来ない。或いはすぐに表れることがある
○病氣。良くない
○探し物。出てこない。
○探し人。遠くに行ってしまって見つかりにくい
○訴訟。凶
新井白蛾先生注釈
この卦は盛大、強壮である。一点の曇りのない快晴のようで大吉に思えるが実際は吉ではない。物事は途中で油断して台無しにしてしまうという意味がある。誰かに屈服し、恨んだり怒りを覚える時である。文章や芸術に関することは吉。財貨を失う時。一方で堅強、強壮の意味がある。天候は雨。転居移転は吉凶半々だがやめておいた方が良い。出産は普通だが母親の健康に注意。求財は成果が出そうで出ない時。


桜田虎門「五行易指南」現代語訳 80
「五行易指南」現代語訳 64卦 火地晋主象
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