桜田虎門「五行易指南」現代語訳 91

桜田虎門「五行易指南」現代語訳 90
「五行易指南」現代語訳 64卦 沢地萃主象
「地風升」

○およそのことは漸次吉を得られる時である。但し拙速を戒める。
○緩やかに時の経過を待てば結果が出る時。
○進むに良く、退くことは凶。但しみだりに進むことは良くない。
○明るい方に進むに良く、暗い方に進むことは良くない(前向き、積極的に考え行動するのに良く、後ろ向き、消極的に考え行動することは良くない)
○誰かに依頼したり、委嘱することで成就する時である
○立身出世したり、物事は発展伸長するときである
○何事も速やかに行動に移せば大きな禍に逢うことは無いだろう
○天候は曇り、風がある
○人物。志を遂げた人。成功者。苦労人。
○婚姻。後悔することがある
○出産。普通。互体が傷つくことがある
○住居。多少の苦労があるが大きな問題はない
○士官就職。大いに出世する。吉
○旅行。吉
○待ち人。来る
○求財。成果が出る
○病氣。次第に悪化する
○探し物。見つかりにくい。時間がたってから出ることがある
○探し人。見つかりにくい。遠くに行っている。或いは近くに居たとしても、遠くに行こうと思っている
○訴訟。時間がかかるが解決する。吉凶半々
新井白蛾先生注釈
疑って決まらない、常に不足するという意味がある。夫婦のことは口げんかが絶えない。自重しなさい。立身出世の卦であるが、却って苦労することがある。天候は雨。旅行や宿泊先を変えることは吉。転居や移転は良くない。なかなか話が先に進まないので、事前に計画を立てる方が良い。求財、成果が出る。但し中長期的に取り組むこと。


桜田虎門「五行易指南」現代語訳 92
「五行易指南」現代語訳 64卦 沢水困主象
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