桜田虎門「五行易指南」現代語訳 97

桜田虎門「五行易指南」現代語訳 96
「五行易指南」現代語訳 64卦 震為雷主象
「艮為山」

○物事は停滞するが次第に整う。
○何事も動かず、静かに待っていると次第に通達する。動くとかえって良くない時
○気苦労や心労が多い時
○やっていることは中々周囲の評価されない時
○子どもを授かる時
○出かけて帰ってこない時、帰ってこれない時
○散財、無駄遣いを戒める時
○天候。曇り
○人物。権力を持った人。世捨て人。厭世的な人。
○婚姻。凶
○出産。不安がある
○住居。普通
○士官就職。なかなか決まらない
○旅行は凶。或いは出向先から帰りたくても帰ることができない。
○求財。なかな成果がでない。あるいは苦労しても少ししか得られない
○待ち人。来ない
○病氣。なかなか治らない
○探し物。押し入れや収納、箱の中、引き出し、二階を探すとよい。箪笥のように二段、三段と積み重なったところを探すとよい。身近なところにある
○探し人。遠くに出かけていて見つからない
○訴訟。普通
新井白蛾先生注釈
艮為山の卦は止まる時である。無理に進めると問題が多く心労に心労を重ねるというときである。従って物事は半ば成就、半ば不成就といった具合の時である。困難や危険が多い時。あるいは金銀財宝に損失がある時。一方で外部より援助の手が差し伸べられる時。出かけた先で道に迷い帰りたいが帰れない時。丁寧、慎重という意味がある。漸次吉に向かう時。苦労多く、およそのことは誤りや間違いが多く障害が多い。心が落ち着かず、喜びが少ない時。物事を勧めると問題が多く、失敗が多い時。天候は雨。婚姻は普通。転居移転は凶。探し物は人に尋ねるとよい


桜田虎門「五行易指南」現代語訳 98
「五行易指南」現代語訳 64卦 風山漸主象
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