今回は少しディープな秘術を公開する応用編です
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☯この記事で解説すること☯ 1,易占の応用(交渉占の例) 2,易占の応用(日運氣占の例)
簡単易占い③
易占の応用(交渉占の例)
今回は易占で「交渉」を占った際の読み方と、対処法について解説していきます。
交渉を占ったところ「火沢暌(かたくけい)」を出したとします。64卦表では「☁」であまり良い結果が得られそうもありません。
さて、交渉占では下卦を自分、上卦を相手として読み解いていきます。それではお互いの立場はどのような感じでしょう?
相手は離(火)、自分は兌(金)ですから、五行の関係は火・剋金で相手の立場が強くなかなか打開策が見えそうにもありません。
具体的な対策を練ってみましょう。
相手の弱点を攻めるのか?妥協点を見出すのか?
相手の弱点を攻める
相手の弱点水・剋火の「水」です。弱点を攻めるならば坎=一白水星を利用しましょう。
例)=一白水星の時間帯に交渉の席を設ける。
相手を一白水星(北)に座らせる。
一白水星の数字「1,6」を利用する(日にち、時間で利用する1日の11時に交渉の場を設ける等)、
一白水星の色「黒・白」を身に着けて交渉に臨む。
亥(水)、子(水)の置物、絵を飾る。
お互いの妥協点を見出す
…お互いの中間を取り持五行は「土」です。土を間に挟むと、「火・生土」➤「土・生金」と、五行の流れがよくなります。
例)土の五行を帯びる日(二黒土星、八白土星中宮日を選ぶ ※五黄土星は運氣が強すぎてまとまらないので避けます 九星でなく日にちが帯びる地支「丑(土)、辰(土)、未(土)、戌(土)」日を選んでも良い)
氣學の土星中宮の時間を交渉時間に設定する。
「土」の色を身に着けて交渉に臨む…などなど、出した卦より色々と考えてみましょう
出した卦より、相手の交渉態度想像してみる
相手(上卦)の八卦、離=九紫火星より、相手の交渉に臨む姿勢を類推します。※相手の本命星が九紫火星というわけではありません
九紫火星ですから「明知、理屈、名誉」といった象意から、「理詰め、プライドや面子」にこだわってきそうな感じを類推できるかと思います。
ここから、九紫火星が喜びそうな話題、条件を用意したり、交渉の進め方を考えてみます
相手の内面、隠れた部分を想像してみる
□より、相手に坎=一白水星の象意が見て取れます。ここより相手側に一白水星の象意の不安や内心をもって交渉に臨んでくるのでは?ということを想像します
○の陰爻(- -)、陽爻(—)を反転させる 陽爻(—)は陰爻(- -)に、陰爻(- -)は陽爻(—)にする
という方法もあります。
ここから相手側が裏で、内心で抱えている心情や問題を類推することも可能です。坎=一白水星で、やはり交渉が決裂することを恐れていたり、長引いたり粘られると困る…という一白水星の象意より相手の弱点が見えてきます
交渉占の考え方はそのまま恋愛などの相性占に応用できます
易占の応用(日運氣占の例)
次に、日々の運氣を占う日運氣占を例に考えてみましょう。
とある日の日運を占って「水山蹇(すいざんけん)」の卦を出したとします。
64卦表では、吉凶の判断は「☔」で凶です。ここからどんなことを想像しましょう?
下卦は八白土星、上卦は一白水星です。下卦は午前中、上卦は午後と考えると、午前中は八白土星の象意、午後は一白水星の象意より類推します。午前中は、家回りや家族間で何かもめ事や問題が発生するかもしれません。午後は水回りや水関係、あるいは誰かに裏切られたり、嘘をつかれるかも?…ということを想像します。
※日運はその日に予定されていることなどを具体的に当てはめて、その可否や成否などを具体的に想像します
運氣の改善法
水山蹇の卦は下卦が「艮(土)」上卦が「坎(水)」で、下卦から上卦にかけて「土・剋水」と五行の流れが良くないです。(画像はクリックすると大きくなります)
また水山蹇の卦の中には二爻、三爻、四爻でもう一つの坎(水)が形成され、問題山積の形です。一方で三爻、四爻五爻は離(火)も含まれ、火と水は九星では定位対冲で相性が良くありません。
五行的には「離(火)」が「火・生土」と「艮(土)」を強め、「坎(水)」を攻撃していますから、強すぎる「土」を弱めたいです。
水山蹇の卦中に含まれないのは「金」と「木」です。ただしここで「木」を持ってきてしまうと、「水・生木」で「水」は氣を漏らし、「木・生火」で「火」が強められてしまいますから、「金」を「艮(土)」と「坎(水)」間に挟むとよいです。「金」を置くことで、「土・生金」、「金・生水」で五行の流れがよくなります。
ここで言う「金」を置く…とは、九星で言えば六白金星、七赤金星です。従って、日運で水山蹇を出したような日は、六白金星、七赤金星の人がラッキーパーソンとなります。あるいは、自身が問題に直面した時、六白金星(西北)、七赤金星(西)に居る人を頼っても良いですし、六白金星、七赤金星の象意に該当する食べ物を食べたり、物をお守りとして持って出かけても良いです。実際に六白金星、七赤金星方位に出かけて運気を回復しても良いのですが、この場合は、日盤の凶煞(五黄殺、暗剣殺、日破)に注意してください,
一日の流れから事象想像してみる
□より坎=一白水星の形がありますので、一日前半に大きな問題やトラブルが発生しそうな暗示です
○より、後半に離=九紫火星があり、周囲と衝突しそうです。
※象意の吉凶は、卦全体の吉凶より類推します。卦全体が盛運、吉であれば、九星の象意も良い方向で想像します。
日運を自身が行動する時間帯として出したのであれば、問題が起こりそうな時間帯を想像することができます。初爻、二爻と陰爻(- -)が続き、三爻で陽爻(—)に転じますから起床時間を初爻とし三爻の時間帯、起床時間から4時間から6時間後(爻×2~3h)で想像してみます
あらかじめ事が起こりそうな時間帯を想像することで、早めに手を打っておく…というような手当、対策を講じることができますね
このように出した卦より、起こりそうな事象、起こりそうな時間帯を想起して、そのための行動や対策を考える、これが易占より学び取ることができる運氣の改善です。
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