”腕のしびれの原因は？”　

”占い師の駆け込み寺”

…房鑑定処で、鑑定士間に広まっている房主の異名です(笑)

先日もご一緒した鑑定士のセンセイからこんな相談が…

実は、このセンセイ、筋を違えたのか、首が痛い…とこぼしており、「針治療」がいいか「お灸」がいいか、迷っておいででした。

即興で占ったところ、五爻に官鬼を帯び白虎を帯びたので、事象が良く表れています。本卦「震為雷」を得たので、慢性的な感じではなく突発的、急に痛みが出てきた感じです。之卦は「風天少畜」なのであまり刺激的な治療は望ましくなく、ゆっくり時間をかけて治していく方が望ましいです。

用神は官鬼を剋す子孫で見ます。四爻の午(火)。火行なのでずばり「灸」

但し上卦全体が合住するので、即治は難しいでしょう。

「針じゃなくて”灸”」とそのセンセイに伝えた次第。

ところが先日、「腕がしびれるんだけれど、針が原因？」と再び相談が…

房主「”灸が良い”って言ったけれど、針も打っちゃったんですか？」😩

占的「腕のしびれは”針”が原因か？」

本卦「地沢臨」…おやおや、ずいぶん打ちましたね…😅

房主「ずいぶん打ったようですが、何本打ったんですか？」

センセイ「10本ほど」

之卦「水風井」…しばらく様子見ですね…🧐

用神は子孫。上爻の酉(金)。付帯六獣は螣蛇で細長いの象意で、地支は金行ですからまさしく針。月生，日生で旺相の子孫で，上爻に現れたので随分と打った様子が現れています。

世爻がセンセイで官鬼を帯び、卯(木)には手の象意が有るので腕のしびれです。

用神から世爻は冲を受けので官鬼は暗動します。従って針が腕のしびれの原因です。

内卦は巳酉丑(金局三合)を形成しますが、三爻は日辰から冲を受けて冲散するので三合は未成、情だけが残ります。

内卦の三合は世爻サイドの三合ですから、このセンセイ”灸”だけでは効果が実感できず、ならば”針治療で治るだろう”という半ば思い込みで敢行してしまった模様。

官鬼は玄武を付帯するので、針が原因で血行不良を起こしている様子です。

官鬼を用神とすると妻財が原審となりますが、妻財は五爻で回頭の剋となっていますから、無理をせず安静にしていれば自然としびれは取れてくるでしょう。

お大事になさってください。

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