論語と易経 1  易照の方位予報 4月5日予報

方位予報
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易経の64卦、384爻にはそれぞれ固有の物語が言葉としてかけられています。

それまでは陰爻(- -)、陽爻(—)の記号のみで表現していた易の世界、あるいは占うものがその意味を口伝えでつ立てていたであろう内容を、初めて文字として残したのが周の文王です。

しかし、その言葉も古来中国の風習に根差していたり、現代では使うことのない漢字を用いるので、非常に難解です。

ところで、この文王が人語に訳した易経の文に、さらに注釈を加えたのが孔子と言われています。

ですから、孔子が訳したであろう部分には、おそらく孔子とその弟子たちが残した「論語」との親和性が非常に高いのです。

「論語と易経」

渋沢栄一の「論語と算盤」にもじり、難解な易経の物語、論語と合わせて解釈することで、より分かりやすくなるのではないか?という試み、日々の予報の枕の定期ジャンルに加えて考察を深めてみようと思います。

論語と易経 1

「乾為天」 初爻「潜龍用いる勿れ」

「子曰く、約ヲ以てこれを失ふ者は、鮮(すく)なし」(里仁第4-23)

孔子はこう述べられた、「平生、つつましく振舞う者は、失敗することが少ないであろう」

論語の中に登場する、「失敗の名人」と言えば、「子路」です。孔子より10歳ほど年が離れていたといわれていますが、孔子は子路を論語内ではしばしば「季路」と呼びます。「季」は中国において、男兄弟の末弟を表します。

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おそらく孔子はこの子路を少々できの悪い弟のような情愛を以て接したのでしょう。

ところで、この子路はしばしば論語内で孔子にたしなめられたり、行き過ぎた行動をとがめられたりしています。

子曰く、「道行われず、桴(いかだ)に乗りて海に浮かばん。我に従わんものは其れ由なるか。」
子路、これを聞きて喜ぶ。
子曰く、「由や、勇を好むこと我に過ぎたり。材をとる所なからん」(公冶長第5-7)

孔子はこう述べられた、「この中国に道義、仁の道を実現する場所がない。いっそのこと海に桴を浮かべて、遠い海の向こうに在るといわれる国とやらに向かってみようか?きっとそれでも私についてきてくれるのは、子路ぐらいであろう。」 これを聞いた子路は大変喜んで“見ろ!先生は有事には俺のことをを頼りにしているんだ”…と周囲に自慢した。
それを聞いた孔子は、子路にこうたしなめた。「おいおい、子路や。血気盛んなのは良いが、お前には桴を作る技術はおろか、この辺りには桴の材料となる木すら生えていないではないか?」
子曰く、「之を用いれば則ち行い、之を舎(す)てれば則ち蔵(かく)る。唯我と爾(なんじ)」と是あるのみ」
子路曰く、「三軍を行(や)らば、則ち誰と与(とも)にせん」と。
子曰く、「暴虎馮河、死して悔ゆること無き者は、我は与にせざるなり。必ずや事に臨みて懼れ、謀を好みて成す者なり」と。(述而第7-10)

孔子はこう述べられた、「誰かに任用されれば生命を賭してこれに仕え、用いられることが無ければつつましくしている。これができるのは私か顔回ぐらいであろう」
これを聞いた子路が孔子に尋ねた
「先生、もし先生が大軍勢を率いる将軍ならば、先生は誰をお共に選びますか⁉」
孔子はこう述べられた。
「子路や、お前の腕っぷしの強いのは知っているがね、素手で虎に立ち向かったり、荒れ狂う黄河の中に飛び込むような無謀な者とは行動を共にしたくないな。臆病でも綿密な準備や計画を立てることを怠らない人物と行動を共にしたいものだ」

時折、孔子と子路の間ではコントのようなやり取りが論語の中で交わされます。

ところで、乾為天の初爻「潜龍用いる勿れ」とは、ちょうど理想に燃えるこの子路のような人物を龍に例えます。

龍はもちろん中国にいては神獣で、霊力を持っていると信じられていますが、地に潜っている時の龍は、未だその霊力を兼ね備えていません。

力を蓄え、世に出る機会をうかがっている。

愚直な努力人「子路」

「子路、聞くことありて未だこれを行うこと能はざれば、唯聞くことあらんことを恐る」(公冶長第5-14)

子路は、孔子から教えられたことで、未だ自身が実行できないでいる時に、更に孔子から次の教えを受けることを畏れた

…時として粗暴で、短慮な一面を見せる子路ですが、実は孔子の教えに忠実であろうとする必死な面も見せます。

君子を目指そうとする純粋な志は、孔子の弟子の中でも随一です

焦らずに、時至るまで自身の修養に努めなさい…

「潜龍用いる勿れ」とは、時至れば自然と声がかかるのだから。いつ声がかかっても良いように、それまで自分が持つ球(魂)を磨いて待ちなさい…

そのような意味なのです。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 4月5日予報

方位予報図

予報詳報

北☀

大吉方位(休門旺相・青龍同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は父母を帯び日併、おおむね吉方位ですが、九星の九紫火星が定位対冲で同会するので、お買い物、ギャンブル等やや羽目を外しがちです。氣が大きくなって使いすぎないように注意しましょう。

交際運…吉。吉星の青龍が同会するので、飲食は特に吉です。お悩み事の相談等、知人や友人、先輩などが力になってくれます。新しいご縁を求めることにも良い方位です。

仕事、交渉、勝負運…吉。業務上のトラブルなどは上司や先輩が力になってくれそうです。書類等の忘れ物や不備に注意しましょう。交渉事、頭の回転が良く主導権を握れそうです。勝負事、相手のスキをついて有利な展開に持ち込めるでしょう。

健康…大きな崩れはありません

北東🌤

凶方位(生門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支の妻財と兄弟を帯び七赤金星が同会します。お買い物、交友筋の伝手でお買い得なセール、販売会の情報を耳にしたり、友人の伝手で特別価格で購入できたりと、何かとお得感の多い方位となります。ギャンブルも好調ですが、物欲が強くなるので掛け金の上昇と引き際に注意。

交際運…吉。飲食に吉。話も弾んで関係が深まります。疎遠となってしまった人間関係の修復にも良い方位です。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、チームワークが吉。単独では事を行わず、周囲、同僚と協力しながら進めると成果を上げそうです。交渉事、相手と思惑が一致。終始和やかに進みそう。多少の妥協が必要な場合がありますが、小さな譲歩で大きな成果を上げられそう。勝負事、奇襲や作戦がツボにはまって優位な展開に持ち込めそう。

健康…食あたり、口内のケガ

東🌂

小凶方位(傷門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は兄弟を帯び二黒土星が同会します。お付き合いでの出費が増えたり、勧誘や宣伝が多い方位。お買い物は巧みな勧誘や宣伝に乗せられやすく、不要な物を買ってしまいそうです。交友筋からの金銭に関わる勧誘に注意。ギャンブルは大勝もせず大敗もしませんがトータル的に負け越しそうです。

交際運…凶。盛り上がらず淡々とした時間だけが過ぎていきそうです。相手から厄介な問題や悩み事を持ち込まれそうです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。ぼんやりしてミスを犯しそうです。集中力を切らさないように。交渉事、相手の反応が薄く、手ごたえを感じません。勝負事、双方決め手を欠く接戦となりそうです。持久戦に耐えられなくなった方が自滅しそうです。

健康…消化不良、ストレス性の胃炎等

南東☂️

凶方位(杜門・暗剣殺) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支子孫と妻財を帯び三碧木星が同会する暗剣殺方位です。お買い物は聞いた話と実物にギャップがあり、購入に躊躇しそうです。目移り、氣移り多くギャンブルは手堅い予想も番狂わせで外して調子が狂い、負けに負けを重ねる凶方位です。

交際運…凶。高圧的な物言いや独善的な行動にクレームが付きそうです。カップルは特に些細なことで口論が絶えない凶方位となります。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、気力十分なのですが結果が伴わず焦燥感のみが募り、ミスを連発しそうです。交渉事、甘い見通し、準備不足が祟り進展しません。必要書類の不備や忘れ物に注意しましょう。勝負事、油断大敵。一瞬のスキを突かれて窮地に立たされそうです。

健康…ヒステリー、神経衰弱。呼吸器系のトラブル、過呼吸や喘息の発作など

南☂️

吉凶半々方位(景門旺相・日破) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉凶半々。方位地支は子孫を帯び八白土星が同会します。うっかりしていてお出かけ先で貴重品を落としたり忘れ物をしてしまいそうです。お買い物、理性が物欲が先行。冷静に判断できず衝動買い、見た目に騙されて二流品を買ってしまいそう。ギャンブルは初手の敗北が後を引きずりずるずると敗北を重ねそうです。

交際運…やや凶。お出かけ先で悪い知らせを見聞きしたり、立ち往生するような凶事に見舞われそうです。家族では子どもの迷子に注意。カップルでは話が合わず会話が途切れがちです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、ちょっとした油断がトラブルや問題を招きはかどりません。上司から雑用や職掌外の仕事を指示されそうです。交渉事、相手が急に条件を吊り上げたり変更したりして、振り回されそうです。勝負事、攻め手を欠いて苦戦する難敵でしょう 

健康…過労による関節痛、腰痛、肩こりなど

南西🌂

小凶方位(死門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は妻財と官鬼を帯びる一白水星が同会します。取り込み詐欺や貴重品の盗難等に注意。お買い物は派手な宣伝や、セールストークに惑わされ不良品、二流品をつかまされないように品定めを、ギャンブルは良いところなく負けを重ねそう。

交際運…やや凶。夫婦やカップルは口論が絶えない凶方位となります。交友関係でも意見がなかなか一致せず、盛り上がりません。アウトドアでは水難事故に注意

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、大きな壁、問題に遭遇しそうです。周囲に頼れる当てもなく孤立感を味わいそうです。交渉事、相手の態度が頑なで進展しません。また誠意のない塩対応を受けそうです。勝負事、初手のミスが後々まで響いて挽回叶わず

健康…水難事故、からだの冷えからくる体調不良

西🌂

小凶方位(驚門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉凶半々。方位地支官鬼を帯び六白金星が同会します。勝負運強くギャンブルは好調です。臨時収入も期待できるでしょう。お買い物は氣が大きくなって大盤振る舞い。ブランド品や高級品を大人買い。後からの請求額に驚く場面がありそうです。

交際運…吉凶半々。親しい間柄において嘘をつかれたり、上手く利用されて面白くない気分を味わいそうです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。リーダーシップを発揮しようと張り切りますが、周囲からクレームがついたり、上司にスタンドプレーをとがめられたりしそうです。交渉事、相手から思わぬクレームがついたり、想定外の支障事が持ち上がって滞りそうです。勝負事、相手の思わぬ反撃で苦戦しそうです

健康…過労による頭痛、のぼせ、高血圧など

北西☁

吉凶半々方位(開門旺相・五黄殺同会 お出かけした場合の方位事象…

金運…吉凶半々。方位地支は妻財と父母を帯びる五黄殺方位です。物欲が強くなり、無駄遣いや衝動買いの多い方位となります。ギャンブルは勝ちに調子に乗ってのめりこんでかえって損をする方位。引き際を見極めましょう

交際運…吉凶半々。年長者や先輩と意見が衝突したり、考え方に相違があり対立しそうです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では過失、ケアレスミスが多く滞ります。容姿の信用を失ったり叱責を受けそうです。交渉事、相手の態度が煮え切らなく結論が纏まらないでしょう。勝負事、始めは順調ですが、中盤のミスから歯車が狂いそうです

健康…食あたり、高熱を伴う腹痛や頭痛など

凶方位への処方箋

警戒方位…南東☂️

吉方位は西側に集中するため効果的な方位除けが難しい一日となります。北☀の吉方位をうまく利用しましょう。吉方位で吉運氣を取り込み、吉刻を利用して現地に移動しましょう。

注意方位…東🌂、南西🌂、西🌂

効果的な方位除けが難しい一日となります。吉刻を利用して現地に移動しましょう。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

5日注意本命星は、八白土星と九紫火星です。(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

八白土星…本命星は離宮(火)より生を受けますが、日破が重なります。ケアレスミスの多い一日。貴重品を落とし足り忘れ物をしないように注意しましょう。軽率な言動で対人関係でトラブルを起こしそう。

九紫火星…本命星は坎宮(水)に定位対冲。日辰から剋を受ける悪日です。次から次に悩み事、問題ごとが発生しそうです。自暴自棄になると帰って状況を悪化させますので、落ち着いて手が付けられる範囲から着実に処理、解決を図りましょう。身近な年長者や目上、先輩などに助力を仰ぐとよいでしょう

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、卯刻、午刻、申酉刻です。

凶方位へのお出かけは、早朝か正午、または午後3時前後のお出かけが良いでしょう。

氣學・日盤及び時盤では、卯刻の南東と北西、申刻と酉刻の南に凶煞重なります。

同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

それでは4月5日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
今年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
3年以内に「五行易」ないし運命學に関する本「開運のヒント、幸運のピント(仮題)」を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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