論語と易経58 易照の方位予報 9月20日予報

方位予報
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「風天少畜」 四爻「孚有り。血(いたみ)去り惕(おそ)れ出づ。咎无し。」

公山弗擾(こうざんふつじょう)、費を以て畔(そむ)く。召(よ)ぶ。子往坎と欲す。子路説(よろこ)ばずして曰わく、「之くこと末(な)きのみ。何ぞ必ずしも公山氏に之れ之(ゆ)かんや。」
子曰わく、「夫(そ)れ我を召ぶ者にして、豈徒ならんや。如(も)し我を用うる者あらば、其れ東周を為さんか」(陽貨第17-5)

公山弗擾が費の町で反乱を起こした。その時、孔子を招聘した。孔子はその招きに応じようとされた。
しかし、子路は反対した。
「行ってはなりません。先生、どうして公山弗擾のような輩の招きに応じるのですか?」
孔子はこう述べられた
「私を招こうとする者が、どうしていい加減な人物であろうか?もし、私の言を取り上げ、私を用いる者があれば、きっと私はこの魯国を“東周”として周王朝を再建してみせるのだが」

公山弗擾は、魯国の実権を握っていた「三桓氏」の内、最有力であった季孫氏の有力な家臣の一人でした。

風天少畜三爻で引用した陽貨とならび季孫子が支配していた要衝の費城を治めていましたが、楊貨の反乱に呼応して反旗の狼煙を挙げます。

魯国の陪臣でありながら国政を牛耳る季孫氏の存在も、政治道徳に反するふるまいであるが、その家臣でありながら、主人の季孫氏に対する野心を隠さない陽貨と公山弗擾は気脈を通じていた友人同士であったと言われ、陽貨の招きには応じず、公山弗擾の招きには応じようとした孔子の行動は少し謎めいたところがあります。

ただ一方で、有力者から招へいされるという時点で、魯国においての孔子の才覚名声は広く知れ渡る所であり、もし孔子を一国の宰として時の君主が用いていたのであれば、孔子の「周王朝の再建」は史実として実現していたかもしれません。

風天少畜の四爻を、再び孔子と見立てて解釈しますと、四爻は陰位陰爻(- -)で位は正しい。しかし、陰爻(- -)ですから剛ではなく従であり柔となります。

風天少畜の卦は、四爻の陰爻(- -)が進みゆく陽爻(—)を押しとどめようとしますが、いつまでもとどめることはできません。また力ずくで押しとどめることが出来ず、教え諭して思いとどまらせます。

もしここで力ずくで押しとどめようとすると、非力な四爻は傷を負いかねない。これを爻辞では「血(いたみ)」と表現します。

しかし、それは「去った」と爻辞は続けますから、行動に移して良い時なのです。

従って、孔子には公山弗擾の招きを断り続けることも難しいだろうし、仮に公山弗擾に仕えることになったとしても、それは自身の汚点にはならない。むしろ、公山弗擾を諭し、より良い方向にその政治の力を以て動かすことはできると考えていたのでしょう。

恐らく孔子は、魯国再建の最大の障害は、魯公縁戚にあたり専横する三桓氏と認識し、当時の孔子はその力を削ぐことに腐心しており、とりわけ最大の勢力を誇った季孫氏の勢力を削ぎたかったと思われます。

そのために、愛弟子の子路を季孫氏の家臣に送り込んで内部を探らせています。

その有力家臣の一人が裏切ったのですから、この力を利用して魯国の再建のきっかけを作りたかった、あわよくば公山弗擾をうまく操り、自身が理想とする魯国、ひいては周の再建を果たし、再び平和の世の中としたい、孔子の大きな夢は、弟子の子路には理解できなかったのかもしれません。

結果として孔子は公山弗上の招きには応じず、公山弗上の反乱も失敗に終わりました。それは子路の反対にあったというよりも、趨勢を見極めた孔子の熟慮の上の決断だったのかもしれません。

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サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 9月20日予報

方位予報図

予報詳報

北☂️

凶方位(死門・五黄殺同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支は官鬼を帯びて日併と強い。金銭に関わる犯罪、貴重品の盗難等に巻き込まれないように要警戒の悪方位です。お買い物は、買った物がすぐ壊れたり、不良品に要注意。ギャンブルは大きく負け越しそうです。

交際運…凶。お出かけ先でトラブルが頻発します。頑固にそれがもとで口論が生じそう。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事ではトラブルが頻発して収拾に追われそうです。万事はかどらないでしょう。交渉事、相手の発言や態度に信用が持てません。何か隠し事がありそうです。勝負事、攻守ともに単調になり相手に圧倒されます。

健康…体調面で大きく低下します。風邪をひきやすい

北東☁

吉凶半々方位(驚門旺相・天道・天徳) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。ギャンブルは勝ちはしますが、初手の勝利に欲がふくらんで引っ込みがつかなくなりそうです。お買い物、宣伝やキャッチコピーに惑わされて衝動買いしやすいです。

交際運…凶。友人からのお誘いに注意しましょう。耳触りの良い話、儲け話には裏があります。言葉のやり取りが過剰、攻撃的になりやすいので感情面での抑制を

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では目論見が外れ停滞します。上司からの干渉や、指示などで路線変更を余儀なくされます。交渉事、ライバルとの相見積もり等、条件闘争が激しくなりそうです。勝負事、攻めも守りもそれに過ぎてチャンスを逃したり、相手にチャンスを与えてしまいそう

健康…パニック障害、ノイローゼ、神経衰弱。ヒステリー

東🌤

吉方位(開門・青龍) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。九星は金運の星七赤金星が回座。但し定位対冲なので、財布のひもが緩みがち。お買い物はお得な情報、耳寄りな情報を得られますが、衝動買いのきっかけとなりそうです。ギャンブルは好調も、一方で出入りが激しい展開となりそうです。

交際運…吉。お悩み事の相談に吉。上司や先輩が力になってくれそうです。カップルや交友筋とはおしゃべり、話弾み楽しい方位ですが舌禍の暗示があります。

仕事、交渉、勝負運…やや吉。仕事では困ったこと、師匠時には上司が頼りになりそうです。交渉事、話術が冴える方位です、勢いに乗って過剰な譲歩やサービスを約束しないように注意。勝負事、攻守とも相手をほんろうしそうですが、調子に乗ると思わぬ落とし穴が

健康…大きく崩れませんが、過食の暗示があります

南西🌤

吉方位(休門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。お買い物ではお得なセール、割引品多くお得感満載な吉方位です。ギャンブルも直感が冴えます。勝利に目がくらんで欲が深くなるほういですので但し引き際を良く見極めましょう。

交際運…吉。お悩み事の相談に吉。交友筋が力になってくれそうです。あるいは交友筋からの悩みごと、相談に乗ってあげると関係が深まります。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では同僚や部下の活躍に助けられそうです。交渉事、相手のかたくなな態度が軟化、歩み寄りが見られそう。合い見積もりでは、ライバルより好条件を提示できそうです。勝負事、相手のミスによりチャンスが到来します

健康…大きく崩れませんが、過労による関節痛や腰痛に注意

南☁

吉凶半々方位(生門旺相・日破、暗剣殺同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。知人との金銭の貸し借りは凶。もめ事の元であるばかりか、お金が戻ってこなかったりしそうです。その他投資や儲け話、キャッチセールスに要注意。ギャンブルは引っ込みがつかなくなり大損しそう。

交際運…凶。コミュニケーションの齟齬、誤解多く言った言わないで揉めそうです。カップルは特に凶。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では同僚が足を引っ張ったり、同僚のミスの後始末に追われそうです。交渉事、まとまりかけていた案件が、急に条件の変更などでもつれそうです。勝負事、ミスからライバルにチャンスを与え苦境に立ちそうです

健康…喉を傷めたり、炎症を起こしたりしそうです。左手の火傷等

南西🌂

小凶方位(傷門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支申の妻財が空亡するので、お買い物は当てが外れ欠品していた李お店が休みったりします。ギャンブルは勝ち負けの波が大きいので勝ちに乗じて調子の乗らないようにしましょう。

交際運…凶。カップルは強気なエスコートはマイナスです。交友筋との関係も強気な態度、強引な態度が相手の反発を招きやすい

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では部下の失敗、あるいは部下と意見が衝突しそうです。交渉事、甘く物事を見て足元をすくわれそうです。勝負事、油断してわきが甘くなり相手に付け込まれそうです

健康…片頭痛、めまい、高血圧など

西🌂

小凶方位(杜門旺相・月徳) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。ぼんやりして貴重品や財布を落したりしそうです。お買い物は言葉巧みなキャッチセールスに引っかかりそう。ギャンブルは小さな負けを重ねて、大きく損しそうです

交際運…凶。舌禍の暗示有。カップル、交友筋ともお互いに誤解が多く対立します。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事ではぼんやりしていてミスを重ねそうです。交渉事、相手の話を聞き逃したり、譲歩を迫られて妥協しそうです。勝負事、集中力を欠きわきが甘いです。

健康…胃痛、消化不良、食あたり

北西🌤

吉方位(景門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや吉。お買い物掘り出し物が多い方位も、見た目に惑わされて高額な物、ブランド品に目移りしそうです。ギャンブルも一発大穴を狙うと大散財。手堅い勝負で楽しむ程度にとどめ、財布のひもは固めに

交際運…吉。お悩み事の相談に吉。有益な情報や、助言を得られそう。交友筋だけでなく、公的な相談窓口に頼っても良い方位です

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では部下の活躍に助けられたち、部下の発言が良いヒントとなりそうそうです。交渉事、相手の譲歩、歩み寄りが見られそうです。勝負事、奇策奇襲が奏功。主導権を握れそうです

健康…熱中綜、高血圧、目や耳の炎症など

 

凶方位への処方箋

警戒方位…北☂️

北☂️…北西🌤に方位除けが可能です。吉方位に移動後、現地への移動が東🌤となるように調整して方位除けを行いましょう。ただし北は凶意が強く、吉方位での滞在時間は長めにとり、現地への移動は吉刻を利用しましょう。

注意方位…南西🌂、西🌂

南西🌂…効果的な方位除けが難しい方位です。東、または南東の吉方位を利用して、吉運氣を取り入れてから現地に移動しましょう。吉刻を利用しての現地への移動をおススメします。

西🌂…南東🌤に方位除けが可能です。吉方位に移動後、現地への移動が北西⛅となるように調整して方位除けを行いましょう。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

20日注意本命星は、四緑木星です。(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

四緑木星…本命星は離宮(火)に泄氣。離宮(火)は日辰の剋を受け、暗剣殺、日破が重なる悪日です。事故や怪我、急な体調の不良を覚えやすかったり、コミュニケーショントラブルで周囲の人間関係が悪化しそうです。凶意が強い悪日なので、遠出や慣れない土地での移動は十分に注意しましょう

九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、子丑刻、卯刻、午刻、申酉刻(酉刻大吉)です。

氣學・日盤及び時盤では、子刻の南北、午刻の北、申酉刻の南北に凶煞重なります。同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください

 

それでは20日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
今年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
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