陰陽太極図
易経を象徴するシンボルに「陰陽太極図」が有ります。
前から思っていいたのですが、この太極図は上の図の反対の者もあります。
ちなみに「黒=陰」「白=陽」であり、之を以て陰陽の象徴を表します。
太極図と言うと韓国の国旗が有名です。こちらの太極図は横向きになっています。
韓国の国旗の四隅にあるのは易経の「八卦」です。90度右回転させるとこんな感じになります。
国旗のデザイン上の問題かもしれませんが、韓国の国旗は後天八卦図がモチーフです。
後天八卦図は周の文王が解き明かしたとされますが、これは中国の大地に立った時の四方を表すと同時に、四季の巡り、昼夜の巡りを表します。
「★」を黄河文明の中心と据えた時、北は冬は大地が凍り付くような凍てつく厳寒の地であると同時に、暴れ川としてたびたび氾濫した黄河がありますから、五行の水が配当され、ここには険難の象意が込められ「坎」が充てられます。
北東は「艮(山)」ですが、艮には「境」あるいは「辺境」の象意が有るので、中華において北東、朝鮮半島域は外国にあたります。
史書に登場する「楽浪郡」が設置されるのは、文王が生きた時代から約1000年後となりますから、北東の地は中華の域外となります。
東は平地であり、水利整う牧草、田園の地。ここには「震」が充てら五行は木。但し震木は樹木ではなく草を象徴します。
南東は亜熱帯、温暖湿潤で巨木が育つ地域です。従ってここには同じ木の五行をもつ巽が充てられ、震とことなり巽木は樹木を象徴します。
南は中華からすれば熱帯。冬の寒さは凍てつくような厳しさを持つ内陸に比べ、南は常夏の楽園に思えたのでしょう。だから南は「離」で火の五行が充てられます。
南西は中原にくらべるといささか水利の便は劣るものの、なだらかな草原が広がる牧歌的な地形が広がります。ここには「坤」が充てられ大地を象徴します。
中華からみて西は 山岳地帯であり、古来鉄や銅などの鉱物を多く産出した地域であり、中華を統一した秦を強国たらしめた理由は、国内で産出される鉱物資源が、武器や甲冑の資源であったためです。ゆえにここには五行の金を充て「兌」を配置する。
またこの地は山岳地帯でありながら、一方で盆地も多く「兌」には「欠ける」の象意もあります
北西はゴビ砂漠を代表する荒涼とした乾燥地帯が広がります。
ゆえに「乾」が充てられ一方でこれは後の「シルクロード」等の交易路へと発展する地域でもあり、象意としての援助、順行といった象意には実に妙味があります。
ちなみに、下が北となるのは、「天子は南面す」という思想であり、古代中国においては「北極星」が全宇宙を統べる天帝とされていましたから、中華をを統べる大王(文王の時代は”皇帝”という位はまだなく、紀元前221年の始皇帝の時代を待たなければなりません)を「天子(天帝の子)」として、中華を統べる大王(天子)は、北極星を背に臣下の拝謁を常に南向きで受けたことに由来します。
韓国の国旗は微妙にズレていますが、右下にある「坎」と左上の「離」は方位で表すと「坎(北)」、「離(南)」を表し、暦に当てはめれば「夏至」であり「冬至」を象徴します。
同時にこれは昼夜を表し、地支を時間支に当てはめれば、「坎」に位置するところには地支の「子」が充てられ、一方で「離」の位置する所には「午」が該当します。これが午後12時を表す「正午」の由来にもなっており、この「午刻」を境にその前を「午前」、その後を「午後」と称し使い分けています。
閑話休題
後天図に於いては、人間社会の営みであるから太極図は白の陽が右巻きにせり上がり、対する陰は右回りに下ることは、昼夜、あるいは死氣の巡り(日照時間)に照らし合わせれば合致します。
しかし房主が引っかかったのは、日本の創世神話「古事記」のこんなくだり。
其の島に天降あもりまして、天之御柱あめのみはしらを見立て、八尋殿やひろどのを見立てたまひき。是ここに其の妹いも伊邪那美命いざなみのみことに「汝なが身如何いかに成れる」と問曰とひたまへば、「吾あが身は成り成りて成り合はざる処ところ一処ひとところ在り」と答曰まをしたまひき。伊邪那岐命いざなぎのみこと詔のりたまひつらく、「我が身は成り成りて成り余あまれる処一処在り。故かれ、此の吾が身の成り余れる処を、汝が身の成り合はざる処に刺し塞ふたぎて、国土くに生み成さむと為おもふは奈何いかに」と詔りたまへば、伊邪那美命、「然善しかよけむ」と答曰まをしたまひき。爾ここに伊邪那岐命、「然しからば吾と汝と是の天之御柱あめのみはしらを行き廻り逢ひて、みとのまぐはひ為せむ」と詔りたまひき。如此かく云いひ期ちぎりて、乃すなはち「汝は右より廻り逢へて、我は左より廻り逢はむ」と詔りたまひ、約ちぎり竟をへて廻ります時に、伊邪那美命、先まず「あなにやし、えをとこを」と言のりたまひ、後のちに伊邪那岐命、「あなにやし、えをとめを」と言りたまひき。各おのおの言りたまひ竟へて後に、其の妹に「女人をみなを先言ことさきだちて良ふさはず」と告のりたまひき。然しかれどもくみどに興して、子みこ、水蛭子ひるこを生みたまひき。此の子は葦船に入れて流し去すてつ。次に淡島あはしまを生みたまひき。是も亦また、子の例かずに入らず。(古事記 みとのまぐわい) 二神はその島(沼島・オノゴロ島)に天降って、天の御柱を見立て、八尋殿を見立てた。そこでイザナギが妻イザナミに「あなたの身体はどのようにでき上がっていますか」と尋ねると、「私の身体は成りに成って、足りないところが一か所あります」と答えた。そこでイザナギが「私の身体は成りに成って、余っているところが一か所あります。だから私のこの余っているところで、あなたの足りないところを刺し塞いで国を生もうと思うが、どうですか」と言うと、イザナミは「いいでしょう」と答えた。そしてイザナギは「ならば私とあなたと、この天の御柱を行き廻って出会い、『みとのまぐはひ』をしよう」と言った。このように約束をしてすぐに、「あなたは右から廻り逢い、私は左から廻り逢おう」と言った。 約束し終えて柱を廻る時に、イザナミが先に「あなにやし、えをとこを」(ああ、なんて素敵な男性なの)と言い、その後でイザナギが「あなにやし、えをとめを」(ああ、なんて素敵な女性なんだ)と言った。それぞれが言い終わった後で、イザナギは妻に「女性が先に言うのはよくない」と言った。それでも、くみど(寝所)でことを始めて、水蛭子ひるこを生んだ。この子は葦の船に乗せて流し捨てた。次に淡島あわしまを生んだ。この子もまた、子の数には入らない。
オノゴロ島(沼島)とは、淡路島に隣接する離島で、勾玉のような形をした島です。
ここに伊邪那岐・伊弉冉神は降臨し交わって様々な神(木火土金水・五行)を生み出します。
多大最初に生み出された子は「ヒルコ」という障害のある子でした。伊邪那岐・伊邪那美両神は天上がり、宇宙根源の大神の天之御中主神に伺いを立てると、女性である伊邪那美から男性である伊邪那岐に声を掛けたころが誤りである…と諭されます。
これはそのまま男(陽)、女(陰)の関係に当てはめられ、易経の法則では陽が発した氣を陰が受け止めて初めて万物が生じます。
伊邪那美命、先まず「あなにやし、えをとこを」と言のりたまひ、後のちに伊邪那岐命、「あなにやし、えをとめを」と言りたまひき。
つまり、子(神々)を生む儀式において、陰である伊邪那美神から陽である伊邪那岐神に働きかけてしまったがゆえに不具の子であるヒルコが生み出されてしまったのです。
乃すなはち「汝は右より廻り逢へて、我は左より廻り逢はむ」
伊邪那岐神は伊邪那美神へ交わるにあたって、天之御柱を中心に伊邪那岐は左回り、伊邪那美は右周りに廻って出会ったところで声を掛けようと約束します。
ここにも易経の陰陽の大いなる原理が込められています。
伊邪那岐神の右回りとは、この向きの太極図。白の陽が右りで巡っています。
一方で、天之御柱を左周りで巡る伊邪那美神の動きはこちらの図。
つまり太極図も二種類をもって対を成し陰陽を象徴するのです。そしてこの左回りの太極図は先天図を象徴します。
この太極図の向きの違いは、先天図が宇宙から見た地球の動き、一方で後天図は地球から見た太陽や、月の動き…と理解すると理解しやすいです。
先天八卦が示す左回りの太極図は、地球の公転、及び自転を象徴します。
一方で後天図は大地に立った時の月日の巡りを象徴します。
そこまで思いが至ると、後天図の前にある先天図、つまり宇宙から見た地球の動きを象徴した図を作成した視点は、果たしてどこにあったのか?
右回りの後天図が先ではなく、左回りの先天図が先にあった…という理由を追求すると、果たして誰がこの叡智を人間に遺したのか?先天図を作成したのは伏羲と言われる半神半人という伝説上の人物ですが、彼はどこからこの知識を得たのか…?想像すると謎は深まるばかりです。
そして、この太極図にはまだまだ深い秘密が隠されています。続く…
易照の方位予報 4月27日予報
方位予報図
予報詳報
北…☁
吉凶半々方位(死門休囚・天道・天徳・月徳) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや凶。方位地支の父母を帯び九紫火星が同会します。お買い物、九紫火星が定位対冲で巡り、勧誘や宣伝に乗せられやすい。気が大きくなって、衝動買い、無駄遣いが多くなりそうです。ギャンブルは勘が空回り、裏目裏目に働いて損をしそう。
交際運…やや凶。交際相手から厄介事、トラブルを持ち込まれそうです。家族では子どもがトラブルの種となります。
仕事、勝負、功名運…やや凶。九紫火星が巡るので直感さえ頭の回転早いのですが、その分注意力が散漫になりケアレスミスが多いでしょう。ただし仕事においては上司や年長者の引き立てを受けやすいです。交渉事、成約を盾に相手からの妥協や譲歩を要求されそうです。
健康…頭部のケガに注意。
北東…🌤
吉方位(景門旺相) お出かけした場合の方位事象…
金運…吉。方位地支は妻財と兄弟を帯び七赤金星が同会します。臨時収入が期待できる吉方位。お買い物、お出かけ先でお得なセールが行われていたり、探していたものが思ったよりもローコストで購入できそうです。ギャンブルも勘が冴え好調。一儲けできそうです。
交際運…吉。飲食に吉。会話も弾んで楽しいです。お出かけは賑やかな場所が運氣を上げます。ただしカップルは火性が強く、些細なことで対立しそうです。
仕事、勝負、功名運…吉。仕事では、同僚の協力を仰ぎやすい。単独行動よりも、チームワークが吉。交渉事、プレゼンや提示条件に相手は高評価。和やかな雰囲気で、相手が歩み寄ってきそうです。勝負事、奇襲や作戦が奏功。優位に立てそうです。
健康…声を出して喉を傷めたり、呼吸器系の疾患に注意。食あたりにも注意しましょう
東…🌂
小凶方位(杜門旺相) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや凶。方位地支兄弟を帯び二黒土星が同会します。お買い物、派手な宣伝、巧みなキャッチコピーに惑わされ、勝ちの無い者、つまらない物を買ってしまいそう。ギャンブルは勝ったり負けたり。回数を重ねると負けが先行してじり貧気味です。
交際運…やや凶。相手の話に興味が持てずぼんやりしがち。曖昧な返事や反応をしてトラブルになりそうです。
仕事、勝負、功名運…凶。勝負事は相手がミスを起こして自滅しそうです。仕事は同僚の過失、恃まれごとに振り回されそう。交渉事、相手の反応は今一つで手ごたえをつかめません。
健康…胃が弱り気味、消化不良に注意。
南東…🌂
小凶方位(傷門旺相・暗剣殺) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや凶。方位地支妻財と子孫を帯び、三碧木星が同会する暗剣殺方位です。貴重品の紛失、忘れ物に注意。お買い物では予算オーバーで目的を達せられず。ギャンブル、九星は三碧木星が巡り、羽目を外しての大散財に注意
交際運…凶。家族では子どもが迷子。交友関係では相手がドタキャンや約束を破りそうです。三碧木星に凶煞重なる為、レジャー等天災に注意の悪方位です
仕事、勝負、功名運…やや凶。仕事では取引先からクレームがついたり、スタンドプレーに走って周囲から非難されたり、周りが付いてこず孤立する暗示です。交渉事、成果を急ぎすぎて余計なことを口走ったり、過剰なサービスを申し出てしまいそう。勝負事、奇襲、作戦が相手に看破されて停滞反撃を受けそうです。
健康…精神的に不安定です。ヒステリーや情緒不安定、躁鬱激しい
南…🌤
吉方位(生門旺相) お出かけした場合の方位事象…
金運…吉。方位地支は子孫を帯び八白土星が同会します。お買い物、探していた物と運命的な出会いがありそうです。ギャンブルが直感が冴えて一儲けできそうです。想わぬ大穴を当てそうです。
交際運…吉。飲食に吉。会話も弾んで楽しいでしょう。こじれた人間関係の修復、新たなご縁を求めるにも良い方位です。
仕事、勝負、功名運…吉。仕事では、難航していた事案が好転の暗示。部下の活躍などに救われる方位。交渉事、相手の態度が軟化の兆し。成約に向けて前進しそう。勝負事、奇襲や作戦にこだわらず正攻法が吉。
健康…手足のケガ、関節痛やねん挫などに注意しましょう。
南西…⛅
小吉方位(休門休囚) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや吉。方位地支は妻財と官鬼を帯び一白水星が同会します。お買い物、価格交渉が奏功。アウトレット、訳アリ商品に掘り出し物が多い方位です。ギャンブルは本命狙いの手堅い勝負が吉。大穴狙い、大金をかけての大勝負は凶。
交際運…吉。家族、交友間、カップルでレジャーに飲食に最適な方位です。カップルでは、女性のばあい交際相手が性的にも積極的です。
仕事、勝負、功名運…吉。方位地支官鬼旺相で、勝負事、仕事運好調です。頭の回転も良く、多少のトラブルは苦になりません。交渉事、強気に出ては凶。相手に寄り添う、相手の話を聞く姿勢が大切です。
健康…暴飲暴食に注意、腹下し、食あたりが多い方位です
西…☁
吉凶半々方位(開門旺相・日破) お出かけした場合の方位事象…
金運…吉凶半々。方位地支は官鬼を帯び九星は六白金星が同会。耳触りの良いお誘い、宣伝勧誘に踊らされやすいです。詐欺めいた投資話に注意。お買い物は高級品、ブランド品のお得なセールや割引品にご縁がありそうですが、かえって物欲が強くなって大人買い、衝動買いに注意。方位地支が官鬼を帯びるのでギャンブル運も好調ですが、のめり込みやすいのでほどほどに楽しみましょう。
交際運…吉凶半々。相手に丸め込まれたり、乗せられてうまく利用されそうです。カップルは浮気の疑念を持ったり持たれたりしそうです
仕事、勝負、功名運…吉。仕事では独断専行で勇み足を踏みそうです。周囲との協調を意識しいましょう。交渉事、強気な態度は不可。相手の態度が硬化します。勝負事、相手に先行を許し逆転を狙いますが、プレーが大味になって帰って窮地に立たされそう。
健康…めまいや偏頭痛、頭部のケガ
北西…🌂
小凶方位(驚門旺相・五黄殺) お出かけした場合の方位事象…
金運…やや凶。方位地支は妻財と父母を帯びる五黄殺方位です。貴重品の紛失や盗難に注意。お買い物では不良品や二流品を高額な金額で買ってしまいそうです。ギャンブルは良いところなく面白くありません。
交際運…凶。夫婦間でのトラブル多発です。また気分が大雑把になり、交際相手と喧嘩になりそうです。
仕事、勝負、功名運…やや凶。精力的に動けば動くほど結果が伴わない空転方位です。気苦労ばかり重なって疲労感が漂います。独断専行で周囲から孤立しそう。交渉事、相手が条件のハードルを上げてきたり、妥協を迫ってきそうです。勝負事、ミスから自滅。苦戦するでしょう。
健康…ストレスから体調を崩しそう。交通事故にも注意
凶方位への処方箋
注意方位…東🌂、南東🌂、北西🌂
東🌂、南東🌂…北東🌤に方位除けが可能です。吉方位に移動後、現地への移動が南🌤となるように調整して方位除けを行いましょう。
北西🌂…効果的な方位除けが難しい方位です。吉方位で吉運氣を取り入れてから、吉刻を利用して移動するとよいでしょう。
注意方位…北🌂
効果的な方位除けが難しい方位です。吉方位で吉運氣を取り入れてから、吉刻を利用して移動するとよいでしょう。
氣學・本命星日運
27日注意本命星は、一白水星、九紫火星です。(お出かけの有無に関わらず凶事発生しやすい1日となります)
一白水星…本命星は坤宮(土)から剋を受けます。坤宮(土)は日辰から剋を受ける衰運日です。金運が良くありません。つまらないものに気を引かれ無駄遣いしたり、買ってから後悔、あるいは買ったものがすぐに壊れそうです。購入前に一歩立ち止まって冷静な判断を。
九紫火星…本命星は坎宮(水)に定位対冲で巡ります。対人関係では、つい上から目線。言葉使いが横柄になったり、ぶっきらぼう、傲慢な口調で周囲とトラブルを起こしそうです。
出発吉刻
お出かけの適した吉刻は、寅卯刻、酉刻です。凶方位へのお出かけは早朝に限られやや使いにくいでしょう
氣学日盤、時間盤では寅卯刻、酉刻の西に凶煞重なります。
同時刻凶煞方位へのお出かけはお避けください。
それでは27日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!
本日もご覧いただきありがとうございます
(易照が実現したいこと) 今年も、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 2年以内に「五行易」ないし運命學に関する本「開運のヒント、幸運のピント(仮題)」を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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