霊障占

五行易占例
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霊障占

実際の鑑定では滅多に受けない霊障占をご紹介します

過日、某所の鑑定の最中に隣接ブースの鑑定士様から相談を受けた案件。

実はこの鑑定士の先生は実際に「霊視」を使って、人に取り憑く生き霊等を見る事ができる霊力をお持ちの先生です。

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先生曰く、

「某氏が何かに取り憑かれているようなのだが、今某氏は居ないので易の卦に現れるか見てほしい」

…そんなご依頼です。

果たしてこの先生が見たものが五行易で表す事ができるのか?

占的「某氏は何かに取り憑かれているのか?」

立卦及び卦像

本卦「風火家人」、之卦「沢山咸」を得ました。

霊障を占じて家庭円満、仲良しの卦を現況の本卦に得て、現況にこの卦が出るということは、あぁ取り憑かれている…と感じる卦。

之卦は恋愛の卦ですから、その結びつきはいよいよ強固で、霊から某氏に対する偏執的な執着を想起させます。

用神は官鬼でとります。

三爻に伏神します。父母の下に伏神で、飛神との関係を見ると父母の下に伏神するので親子、つまり子どもの霊でしょう。青龍を帯びるので某氏を母親と勘違いし、乳を求めて取り憑いているようです。(青龍に飲食の象意)

応爻がその某氏。官鬼を剋する子孫を帯びるので当人は気づいていません。しかし、之卦に官鬼の酉(金)則ち用神があり、取りつかれている様子が卦に現れています。

付帯する勾陳はぼんやり、曖昧の象意。また伝え聞く某氏の体型も勾陳の象意に合致します。

ただし日辰に対し絶運の巳(火)、更に空亡していますからおそらく相当消耗しています。

某氏は気づいていないようですが、外卦が亥卯未(木局三合)を形成、卯(木局)は用神の酉(金)と冲の関係を結ぶので、ストレスを感じるちょっとしたことでイライラしそうです(兄弟の象意)。

世爻は父母を帯びる日辰から合されて合起。父母は先生で、隣接ブースの鑑定士から依頼されて立占した様子を表します。

伏神する官鬼は月合と強い伏神です。勿論霊視のできる先生は除霊の力をお持ちです。(上卦亥卯未の木局三合で三合旺支の卯が強められる)

房主も霊障から自身を防御する手段は講じることができますが(月建に比和)、これを行うと、かえって霊を刺激してしまいそうです。

なぜならば上爻の兄弟が相談を寄せた先生。卯(木)は官鬼の酉(金)を冲する関係で、伏神するものが冲を受けると暗動に近い動きをします。

世爻は丑(土)で官鬼の原神となりますから、私も行動することは官鬼を強めるので良くありません。

以上の占断を隣の先生に伝えると、その先生が見たものは、目がない赤子の霊で、母親の姿を追い求めてハイハイしている姿が見えたそうです。

なるほど四爻の未に卦身が付きました。これを用神の分身ととらえると、妻財&朱雀で母の象意。そして妻財は官鬼を生じますから、母親の乳を求める赤子の様子です。

そして、除霊などの行動を起こすとかえって力を得てしまい良くないので、自然と離れるのを待つしかないようです。

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