内閣改造で支持率は上がるか?
岸田内閣の改造人事が発表されました。
初入閣、女性閣僚が過去最高と銘打った目玉人事と注目される一方、選対委員長に政治資金に関わる疑惑が持ち上がった時、事務所のパソコンを電動ドリルで破壊した「ドリル優子」こと小渕優子氏の抜擢、またマイナンバーカードの不具合で批判の急先鋒に立たされている河野太郎氏の続投等、また統一教会との密接な関わりが指摘されていた萩生田光一政調会長続投等、人身一心とは言い難い船出で早くも失望感が出ている模様です。
ネット上の世論調査では早くも90%が「全く期待しない」とシビアな評価を下しています。
総理にしてみれば、新しい顔ぶれによるイメージ一心を狙った模様ですが、増税路線を堅持する鈴木財務相の続投など、国民目線の政策実現にはほとんど期待が持てそうもありませんが、内閣支持率に変化はあるのでしょうか?
占的「内閣改造で支持率は上がるか?」
立卦及び卦象
本卦「地水師」、之卦「離為火」を得ました。
本卦は戦いの卦。内閣支持率低迷でいよいよ正念場を迎えた内閣の危機感を表していそうです。
之卦の離(火)は空虚、実態がない…という意味で、仮に一時的に上向いたとしてもすぐに不祥事が噴出して再び下落しそうです。
用神は父母でとります。上爻の酉(金)が用神です。
暦の作用は、月建の酉(金)と同じ月併、日辰は戌(土)で「土・生金」とこれを生じる旺相の父母。
さらには上爻の酉(金)と化爻の巳(火)、四爻の丑(土)が発動して巳酉丑(金局三合)が成立しています。
一方でこれを剋す忌神の妻財は三爻の午(火)。暦の作用なく発動し兄弟の亥(水)を化出の回頭剋。
これを野党とすれば相変わらずの弱体で与党の批判票を集めるには至らない。
三合を形成して旺相の父母を普通に断じるならば吉。支持率はV字回復と断じるかではありますが、現実的にこれはあり得ません。
仮に支持率回復という報道が出たとしても、正しい調査結果なのか疑わしい所です。上爻には玄武が付帯して、秘密、疑惑の象意。この国の世論調査はしばしば「世論操作」ですから。
そもそも忌神が回頭剋で自壊する卦において、用神は月併して三合を形成するところは用神の大過であり、現実は吉ではなく凶の形でしょう。
そもそも酉(金)は空亡しているので、支持率という数字も実態のない数字かもしれません。そして内卦は伏吟。内卦は国民サイドの伏吟現象で、ますます国民の生活は困窮するような政策が続き、「何も変わらない」という重苦しい諦念が国民感情を支配しそうです。
占断
支持率は変わらない。上がったとしても一過性で、すぐに急落する。
結果
相次ぐ閣僚の不祥事が明らかになり、支持率は上がらずに急落しました。
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