易経「繋辞上伝」を読み解く12
易経繋辞上伝を読み解く第7章節の無い身近易照ですが、駅を学ぶ意義が込められた重要な章です
易経「繋辞上伝」を読み解く13
聖人以て天下の動を見る有り。而して其の会通を観て、以て其の典礼を行い、辞を繋けて、以て其の吉凶を断ず。是の故に之を爻と謂う。(繋辞上伝第8章第2節) 文王(聖人)は、天地間の様々な事象をつぶさに観察するにあたり、そこにすべてが「陰陽の交わり」という法則性と、その循環性を見出し著わした伏羲の卦象に、人語に訳した「辞」をかけ物事が「生成化育」する様子を「吉」、一方で役目を終えて「還元再生」される様子を「凶」と表現した。 一つの卦象の中にも原因があり結果があり、始まりがあり、終わりがある。またそれぞれの段階は、それ一つが半ば独立的に存在するのではなく、前の段階を受け継いでさらに発展したり、一方である作用の反作用として逆に変化する。 そのような大きな現象の中の微細な「兆し」、それは時に「効果」であり「功績」であり、また「遠郊、近郊」の距離感と「更新」といったその意義を踏まえそれらを総称したもの、これを易経では「爻」を以て表現するのである。
聖人以て天下の動を見る有り。而して其の会通を観て、以て其の典礼を行い、辞を繋けて、以て其の吉凶を断ず。是の故に之を爻と謂う。
文王(聖人)は、天地間の様々な事象をつぶさに観察するにあたり、そこにすべてが「陰陽の交わり」という法則性と、その循環性を見出し著わした伏羲の卦象に、人語に訳した「辞」をかけ物事が「生成化育」する様子を「吉」、一方で役目を終えて「還元再生」される様子を「凶」と表現した。
一つの卦象の中にも原因があり結果があり、始まりがあり、終わりがある。またそれぞれの段階は、それ一つが半ば独立的に存在するのではなく、前の段階を受け継いでさらに発展したり、一方である作用の反作用として逆に変化する。
そのような大きな現象の中の微細な「兆し」、それは時に「効果」であり「功績」であり、また「遠郊、近郊」の距離感と「更新」といったその意義を踏まえそれらを総称したもの、これを易経では「爻」を以て表現するのである。
この節の「聖人」は伏羲であると同時に易経に「辞(言葉)」をかけた周の文王、及び文王の次子である周公旦として解釈を進めます
易経「繋辞上伝」を読み解く14
易経繋辞上伝を読み解く第8章第3節易経の無限性、時として人間社会を推そう天災ですら、人知の計り知れない所、もっと高次な視点に立つことで見える深い叡智があると説きます。
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