諏訪湖の御神渡りは出現するか?
信州諏訪湖で厳冬期間中に出現する自然現象の「御神渡り」
ちょうど諏訪大社の下社から上社の方位に向けて起こる現象で、上社の男神である建御名方命が下社の女神、八坂刀売命に逢いに行った足跡とされ、この御神渡りの規模や形跡からその年の吉凶を占う、諏訪湖に伝わる大切なご神示です。
しかし、ここ数年は温暖化の影響のためか諏訪湖が全面凍結せず、御神渡りが出現しない「明けの海」という現象が続いていました。
寒波襲来のため、諏訪湖地方も連日厳しい冷え込みが続いており、3日の節分までに御神渡りが出現するのか?…という地元の期待が高まっています。
ところで、連日寒波のニュースが流れていますが、ちょっと昔は毎年御神渡りは出現していましたし、地元の古老の話を聞くと、厳冬期は屋外の金属に素手で触れると手がくっつくくらい冷え込みが厳しかったという話を聞きますから、今襲来のレベルの寒波は毎年のように訪れていたという事なんだと思います。
それを見据えて昔の人は保存食をこしらえたり、暖をとる手段を講じていたのですから、連日の報道を昔の人が見るならば、何を今更…のような感情が湧くのではないでしょうか?
占的「諏訪湖御神渡りは出現するか?」
立卦及び卦象
本卦「地雷復」、之卦「山水蒙」を得ました。
本卦は復活を表すので、「今年こそは…」という捲土重来の地元の強い思い。之卦は「山水蒙」で出来そうで出来ない…そんな様子です。節分までにあとわずかですが、このまま出現せずに終わるのでしょうか?
用神は神示なので官鬼で取ります。
二爻の官鬼の寅(木)が日辰に比和と旺相。発動して兄弟の辰(土)を化出。
卦中に兄弟が三爻、四爻に出現して月併あるいは月建に比和と強いです。御神渡り出現に期待を寄せる地元の氏子衆です。
官鬼を生じる妻財の子(水)が用神を化出。子は月建の丑に合する月合で連日の厳しい冷え込み。初爻は白虎を帯び肌を刺すような低音を表しますが。同時に諏訪湖の全面結氷を表します。
上爻の忌神は動爻を日辰に冲されて冲散です。一方でこれを忌神とせず、地元氏子衆の期待感とすれば、合を待って激しく動くの「冲中逢合」…で2日の辰日をもってこれが成立します。
占断
出現するでしょう。
節分まで2日しかありませんが、出現して久方ぶりの現象を楽しむことができそうです。
出現を心待ちにする氏子衆を表す兄弟も官鬼を帯びる日辰から剋をうけるので、出現を目の当たりする様子です。
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