病氣占
妻の母親が体調不良です。
以前に脳梗塞を患ったことがあり、今回も似たような症状があるとのことです。
しかしGW期間中ということで、病院は担当医も不在で仮に病院に連れて行っても検査入院のような形になりそうです。
入院の可否、症状の今後について占ってほしいという依頼での一占です。
卦象
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用神は母親の病氣で「官鬼」を中心に見ていきます。
「官鬼」亥(水)は三爻の下に伏神しています。用神が伏神すると言うことは、症状は軽度です。玄武(血液の象意有)が付くので確かに脳梗塞に近い症状が出て言います。
原神は四爻で「妻財」の酉(金)。日併して本卦陽爻(—)、之卦陰爻(- -)に変化する発動の動爻。発動先は「子孫」の丑に変化し、土・生金の回頭の生に変化。この原神は、上卦で発動する「兄弟」の巳(火)、原神の酉(金)、之卦の丑(土)の三つで巳酉丑の金局三合を形成しています。つまり原神が強力で、病としての症状はあまり出ていませんが、病体の原因は相当深いようです。
卦中に忌神となる「子孫」が二爻、五爻に現れており、二爻は宅爻で在宅の治療。五爻は外卦で入院という選択肢ですが、両方とも静爻なのでどちらを選択してもあまり結果は変わらなさそうです。ただし、在宅のほうが原神の酉(金)が二爻辰(土)へ爻合を優先し用神を生じないと解釈し、在宅で様子を見るで問題なさそうです。
結果
一時的な体調不良のようです。初爻の「父母」爻が空亡しています。発動して巳(火)に変化の泄氣。さらにこの爻は伏神する「官鬼」の亥(水)と爻合するので、体力の消耗で病氣に似た症状を出したようです。
週明け半ばには空亡が明けるので、GW明け、土用が明ける頃には回復すると伝えました。
妻は実家で母の介護をめぐり、在宅の弟と対立があったようです。卦中を見ると、世爻の下に官鬼が伏神するので、妻は母親の病体が心配です。父母は寅、世爻は午で寅午戌の火局三合を形成する関係から、妻が母親に非常に氣を遣う様子が現れています。一方弟は実家で母親のそばで世話をしていますので、その様子が上爻の「兄弟」巳(火)の発動という形で現れています。「兄弟」巳(火)は用神の「官鬼」亥(水)を冲します。弟は入院の必要はない…と判断したそうですので、一番傍で母親の様子を見ている弟の意見が正しいことを裏付けています
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