桜田虎門「五行易指南」現代語訳 84

桜田虎門「五行易指南」現代語訳 83
「五行易指南」現代語訳 64卦 火沢暌主象
「水山蹇」

○何事も閉塞して身動きが取れない時。心をむしばむような困難が多い時。但し正直者は天啓を得て困難を克服できることがある
○正直者や家を実直に守るものは大きな災いを受けない時
○孤独を味わう、心細いという、窮屈な思いをする時
○天候。曇り
○人物。手足に欠損がある人。障碍者。
○婚姻。自家に不利
○求財、成果が出ない
○待ち人。来ない。
○士官就職。難儀、困難多い
○旅行。面白くない。成果がない
○求財。成果が出ない
○病氣。重態。腰、下半身の病氣
○探し物。見つかりにくい
○探し人。近くにいる。渡し場や関所を探すとよい
○訴訟。不利
新井白蛾先生注釈
水山蹇の卦は、龍がその如意宝珠を失うという意味があり、財貨を失ったり経済的な苦境に逢う凶卦である。衣食住に苦労する時である。大きな困難や障害を前にして足を止めるという卦であるから、むやみやたらに動き回らなければ吉である。旅行の意味がある。誰かに付き従っていくならば吉を得る。願望は中々成就しない。但し待つことで次第に展望が開ける。衣食住で苦労する。それがために心身ともに大いに憂い苦労する。計画や予定はことごとく失敗し、困窮、困惑するときである。慎重に、入年の準備し慎重に進めれば誰かの助力を得られる時。貧富を問わず、疑念や苦労多き時。転居移転は中々話が進まない。時間をかけて進めること。病気は治る。


桜田虎門「五行易指南」現代語訳 85
「五行易指南」現代語訳 64卦 雷水解主象
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