桜田虎門「五行易指南」現代語訳 87

桜田虎門「五行易指南」現代語訳 86
「五行易指南」現代語訳 64卦 山沢損主象
「風雷益」

○およそ物事は穏やかではなく益なく損失が多い時。
○誰かと協力するとよい時である。
○冤罪を受けたり、誰かの助けを得て成功したり、あるいは自分のために誰かに罪を着せたり、自分の力で誰かの成功を後押しする時である。
○大事業に取り組む者は、良き友人や相棒を得ることがある。但し、その友人や相棒はよくよく選ばなければならない。甘い言葉をかけて使づいてくるものは、災いの元である。
○誰かに疎まれ遠ざけられる時。人の恩恵を受けることがある。しかし感謝の念が無い者は後々災いがある。
○天候。雨、雷雨。
○人物。貪欲な人。心が落ち着かない人。
○婚姻。我が方に不利。
○出産。普通。或いは少し難産となる
○住居。落ち着かない
○士官就職。普通。あるいは収入が増えることがある
○旅行。吉
○求財。成果が出る
○待ち人。遅刻するが来る。
○病氣。重篤。或いは症状が併発して危篤状態に陥る
○探し物。(誰かが持っている)急いで探したり、効いて回らないと持ち去られてしまって、見つからない。
○探し人。急いで捜索せよ。さもないと遠くに行ってしまい見つからない。
○訴訟。吉凶半々
新井白蛾先生注釈
この卦は上卦内卦共に変動を表す卦象であるから、物事は不安定で転じて住居は安定せず、転々とする、あるいは仕事においても転職を繰り返すという意味がある。心身共に落ち着かず苦労する時である。想定外の災難を被る時。何事も慎重に行いなさい。目的地が定まった旅行は吉。天候は曇り。婚姻や婿取りは吉。出産は支障がある。


桜田虎門「五行易指南」現代語訳 88
「五行易指南」現代語訳 64卦 沢天夬主象
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