桜田虎門「五行易指南」現代語訳 101

「火山旅」

○小さなことは成就する。すぐに結果を求めるのではなく、時間をかけて準備を勧めれば大体のことは成就する。
○諸事不安が多く、また頼りに出来る人、協力者がいない孤独を味わう時
○親しい人との離別、一方で新たなご縁を得られる時
○自分より目下の人の協力が得られる時
○住居に関わる苦労が多い時
○不自由な思い事をすることが多い時
○文藝、芸術で諸国を周遊する意味がある。芸人、占い師などが占ってこの卦を得る時は吉。その他の生業のものは段々と家を傾ける衰微の時。
○財産を失うようなことがある時。経済的な問題で困窮することがある
○火災や盗難に気を付けよ。
○天候は朝、あるいは夕方は晴れ。日中は雲り
○人物。落ち着きのない人。定職に敷いていない人。芸術家肌、文才のある人
○婚姻。自家に不利
○出産、少し難あり。但し大きな問題は起こらない
○住居。不安多く、ついには転居せざるを得ないことが多い
○士官就職。普通。転勤が多い
○旅行。良くない。盗難や失せ物注意
○求財。大望を抱かなければほどほど得られる
○待ち人。来る。帰郷を占う時は来ない。
○病氣。凶。危篤、多くは死を免れ得ない
○探し物。遠くに持ち出されている。すぐに探しなさい
○探し人。遠くに出かけていて、帰ってこない
○訴訟。普通
初めは良いが、終わりは良くないという意味があり、およその事は慎重であるべき時。月の半ばに物事が開けるという意味がある、小さなことは差し支えない。喜ばしい事の中で憂いを感じる時である。親しい友人や知人と離れたり円を失い困窮したり流浪することがある意味がある。何かを改め、変化するという意味があるので物事によっては吉。天候は雨。転居移転は普通。盗難に用神せよ。求財は大望を抱かなければ得られる。遠きに求め、地格で求めてはならない。病気は病状は安定していたとしても死に至ることが多い。


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