桜田虎門「五行易指南」現代語訳 112

○子孫主象
子孫は月日を司る。この時陽爻(—)の子孫は太陽とし陰爻(- -)の子孫は月とする。
あるいは子孫は虹や霞とする。原神となる兄弟が発動して子孫を生じる時は快晴と断じる。
占って卦中に子孫が現れず伏神するような時は、妻財が動いて晴れると断じても長く続かない。これは子孫が妻財の原神となるからである。
子孫が休囚したり、日辰に墓絶するような時は晴れても快晴とはならない。
子孫が空亡したり伏神するときは晴れても日差しは感じられない
もし妻財が発動して子孫もまた動くときは稲光が空を走ったり、虹が出ることがある

子孫が木行の地支を帯び、発動して応爻を合したり、あるいは応爻が木行の子孫を帯び世爻を生じたり合するときは穏やかな晴天である。
子孫爻が刑されて、発動先が官鬼に化す時、あるいは官鬼が発動する時子孫が刑される場合、あるいは発動する父母が螣蛇を帯び子孫を剋すような時は日食や月食がある
○兄弟主象
兄弟の主象は風や雲である。もし、風を占って逆風ならば官鬼、順風ならば子孫を用神として占うこと。
休囚安静の兄弟ならば風は弱く或いは雲も薄い。父母の発動を得て旺相発動する兄弟ならば風が強いか、厚い雲が垂れ込める
日辰に長生運ならば連日の風である。

兄弟が父母に貸すような場合は先に風が吹いて後に雨となる。
兄弟が発動する時、父母もまた発動するならば大雨、暴風雨を警戒する。
旺相発動する兄弟が八卦の巽にあり、この時世爻を刑したり剋す時は台風である。
○官鬼主象
官鬼は雷であり、霧であるが、もし発動する官鬼が八卦の震にあるときは雷雨、或いはこれが進神に貸すような時は厚い霧が立ち込める。もし卦中に父母が伏神したり安静衰弱の場合は雷鳴はとどろいても雨にはならない。このような時は、伏神する父母が冲されたり、父母の帯びる地支の値が巡ってくる時に雨となる。

もし発動する官鬼が八卦の震卦にあり、占った時が冬令にあたる時は霜や雪、雹やあられが振る。冬令にあたる震卦の官鬼はみだりに雷と断ずべきではない
官鬼が離宮(火)にあたる卦で発動する時は稲光が走る。これは発動する官鬼が火行の地支を帯びる時も同様である。
発動する官鬼が日辰に長生運にあたる時は曇天が続くと断じる
官鬼が旺相発動する時、父母が空亡でなければ雨となる可能性がある。一方で父母が空亡する場合は厚い雲が立ち込めてもやがて雲は散じ、雨とはならないのである。亦このような場合。冬令の場合は寒波、夏ならば熱波を憂う
発動する官鬼が金行の地支を帯び、世爻又は応爻を剋や冲する場合は濃霧が立ち込める
○世爻・応爻主象
世爻は大地、応爻は空、天を司る。

もし応爻が子孫を帯び発動する場合は、例え官鬼が旺相発動して雨天であっても雷は鳴らない
世爻が兄弟を帯びて発動する場合は、卦中、妻財が旺相発動したとしても晴天とはならない。
世爻がもし発動する動爻の剋や冲に逢う時は天候の急変がある
世爻が土行の官鬼を帯び発動する時、父母爻が空亡であったり伏神する場合は黄砂がある。この時、父母が空亡を脱したりこれを冲するときに雨が降る
○天候占断の要諦、及び応期断法
雨の用神は父母である。そして原神は官鬼となる。晴天を占う場合は妻財を用神とし、原神は子孫である。この時それぞれの用神が月日暦から悪作用を受けていたとしても、原神が旺相発動するならば、時を得てその用神は強く作用する。
その時期を探る場合は、先述した応期断法の法則に準じ推断せよ。従ってここでは改めて詳説はしない。

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