易経「繋辞上伝」を読み解く⑳ 易照の方位予報 9月12日予報

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易経「繋辞上伝」を読み解く⑳

亢龍、悔有り。子曰く、貴(たつと)けれど位无く高けれども民无く、賢人、下位に在れども輔(たす)くる无(な)し。是(ここ)を以て動きて悔有る也。(繋辞上伝第8章第6節)

前節「地山謙」を受けて、苦難の末その努力が報われた君子が辿ってはならない道を、警句として「乾為天」の上爻を引用します。

とかく人はその苦労が辛く、重く、その期間が長ければ長いほど鬱屈したものを溜めこみがちです。時として「時代が自分の考えに追い付いていない」とうそぶくこともあります。

それが晴れて一つの成功を収めた時、有頂天になり行動も言動も歯止めが効かなくなることがある。これを「乾為天」の上爻「亢龍悔い有り…龍が天高く昇り続け、自ら纏う雲すらはるか眼下に残して来てしまった。後悔は先に立たず。上り続けた龍は下るより他なく、その君徳は地に落ちるほかないのである」を以て戒めます。

この「亢」の字に後年の儒教を襲った悲劇「焚書坑儒」の「 坑 」を、孔子は半ば予言していたと思えてなりません。

諸説ありますが、秦が中国全土祖統一した時、秦の「法治主義」に半ば対抗する形で「儒教」が巷間に広まっていきます。それは儒家の恣意ではなく、戦乱が収まり中国全土が平穏を取り戻した時代に在って、ようやく人々が戦争という生命の危機におびえずに、「生き方」というものに向き合う時間的なゆとりを得、そこに儒教の考え方が浸透していった結果でもあります。

一方で図らずも、孔子が至った「仁」の教えが時の為政者に受け入れられず、また万民にも共感を得ることなく、一部孔子を信奉する儒家たちの間にのみ伝わっていた儒教受難の時代が終焉し、ようやくその教えが受け入れられる時代が到来しました。その時、鬱屈とし悶々とした時を永年強いられてきた儒家たちにとって、そこに至った解放感から反動としての「驕り」が全くなかったとは言えないと思います。

「時代がようやく孔子の思想に追いついた!」

それを驕り高ぶりと評するには賛否両論あるでしょうが、儒教の広まりはその方向とその熱の高まりから、一方で統治者の目には危機として映ったでしょう。

「 子曰く、貴(たつと)けれど位无く高けれども民无く、賢人、下位に在れども輔(たす)くる无(な)し。是(ここ)を以て動きて悔有る也 」

(理想を語ってはいても)気位が高すぎて民は付いてこない、それを咎め諫める者はいるがその声は届かない、ついには破滅に至るのだ…。

亢(こう)の言たる、進むを知って退くを知らず、存するを知って亡(ほろ)ぶるを知らず、得るを知って喪(うしな)うを知らざるなり。(易経文言伝用九第6節)

孔子は、乾為天の「文言伝」で「亢」とはを進むことを知って退くことを知らない、生あるも死があることを知らない、得ることを知って失うことを知らないことである…と解説します。

焚書坑儒の受難を前に、儒家たちの活動にその「退く」「亡びる」「喪う」の危機意識はなかったのか?ひょっとすると「時代到来!」の高揚感に包まれ「自制」という理性や概念を失ってしまっていたのかもしれません。

手の表情の写真

中には為政者の危機感を察知し、その運動に警鐘を鳴らす者もいたでしょう。しかしその音は高揚する儒家たちの耳には届かなかった…「 賢人、下位に在れども輔(たす)くる无(な)し。 」

そして始皇帝による弾圧の前に、処断される儒家たちを民衆が匿う動きもひょっとしたらなかったのかもしれません…「 貴(たつと)けれど位无く高けれども民无く 」

この一句、短いですがおそらく易経の摂理から弟子たちが辿るであろう一方の破滅の道を予見し、そこに進んではならぬと半ば予言として引用した孔子の警句のように感じます。

 

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サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 9月12日予報 

方位予報図

予報詳報

北☀

大吉方位(開門回座宮旺相・青龍同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。おおむね吉方位ですが、九星の九紫火星が定位対冲で同会するので、お買い物、ギャンブル等やや羽目を外しがちです。木が大きくなって使いすぎないように注意しましょう。

交際運…吉。吉星の清流が同会するので、飲食は特に吉です。方位地支は父母が空亡するので、お悩み事の相談等、知人や友人、先輩などが力になってくれます

仕事、交渉、勝負運…吉。業務上のトラブルなどは上司や先輩が力になってくれそうです。書類等の忘れ物や不備に注意しましょう。交渉事、頭の回転が良く主導権を握れそうです。勝負事、相手のスキをついて有利な展開に持ち込めるでしょう。

健康…大きな崩れはありません

北東☂️

凶方位(驚門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支の丑が妻財を帯び空亡します。九星は七赤金星が巡り無駄遣いや衝動買いが多い方位となります。ギャンブルは引き際を誤ってずるずる負けを重ねそう。

交際運…凶。親類や友人などから金銭に関わる悩み事や借財の申し入れがありそうです。関係上断りにくいですが、受けた場合はトラブルの種となりそうです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、同僚に手柄を横取りされたり、ライバル企業の強力な干渉を受けそうです。交渉事、ライバル企業からの好条件提示があり、一層の譲歩を要求されそうです。勝負事、難敵です、攻め手を欠いて苦戦しそうです

健康…食あたり、口内のケガ

東🌂

小凶方位(死門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。お買い物は巧みな勧誘や宣伝に乗せられやすく、不要な物を買ってしまいそうです。固有筋からの金銭に関わる勧誘に注意。ギャンブルは大勝もせず大敗もしませんがトータル的に負け越しそうです。

交際運…凶。盛り上がらず淡々とした時間だけが過ぎていきそうです。相手から厄介な問題や悩み事を持ち込まれそうです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。ぼんやりしてミスを犯しそうです。集中力を切らさないように。交渉事、相手の反応が薄く、手ごたえを感じません。勝負事、双方決め手を欠く接戦となりそうです。持久戦に耐えられなくなった方が自滅しそうです。

健康…消化不良、ストレス性の胃炎等

南東☂️

凶方位(日破・暗剣殺) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支の巳(火)が子孫を帯び、日辰から冲を受けます。お買い物は聞いた話と実物にギャップがあり、購入に躊躇しそうです。ギャンブルは手堅い予想も番狂わせで外して調子が狂い、負けに負けを重ねる凶方位です。

交際運…凶。高圧的な物言いや満天星的な行動にクレームが付きそうです。カップルは特に些細なことで口論が絶えない凶方位となります。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、気力十分なのですが結果が伴わず焦燥感のみが募り、ミスを連発しそうです。交渉事、甘い見通し、準備不足が祟り進展しません。必要書類の不備や忘れ物に注意しましょう。勝負事、油断大敵。一瞬のスキを突かれて窮地に立たされそうです。

健康…ヒステリー、神経衰弱。呼吸器系のトラブル、過呼吸や喘息の発作など

南☂️

凶方位(杜門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。うっかりしていてお出かけ先で貴重品を落とし足り忘れ物をしてしまいそうです。お買い物、見た目に騙されて二流品を買ってしまいそう。ギャンブルは初手の敗北が後を引きずりずるずると敗北を重ねそうです。

交際運…凶。お出かけ先で悪い知らせを見聞きしたり、立ち往生するような凶事に見舞われそうです。家族では子どもの迷子に注意。カップルでは話が合わず会話が途切れがちです。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、ちょっとした油断がトラブルや問題を招きはかどりません。上司から雑用や職掌外の仕事を指示されそうです。交渉事、相手が急に条件を吊り上げたり変更したりして、振り回されそうです。勝負事、攻め手を欠いて苦戦する難敵でしょう 

健康…過労による関節痛、腰痛、肩こりなど

南西☂️

凶方位(傷門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支の申(金)が官鬼を帯びるので、取り込み詐欺や貴重品の盗難等に注意。お買い物は不良品、二流品をつかまされないように品定めを、ギャンブルはまずまずも大勝負は凶。

交際運…凶。夫婦やカップルは口論が絶えない凶方位となります。交友関係でも意見がなかなか一致せず、盛り上がりません。アウトドアでは水難事故に注意

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、大きな壁、問題に遭遇しそうです。周囲に頼れる当てもなく孤立感を味わいそうです。交渉事、相手の態度が頑なで進展しません。また誠意のない塩対応を受けそうです。勝負事、初手のミスが後々まで響いて挽回叶わず

健康…水難事故、からだの冷えからくる体調不良

西🌤

吉方位(生門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支官鬼を帯び、ギャンブル運は好調です。臨時収入も期待できるでしょう。お買い物は価格交渉が奏功します。高額品はだめもとでも交渉次第によっては思わぬサービスを受けそうです。

交際運…吉。相手が悩み事や問題解決の相談などで自分を頼ってきそうです。誠実に対応するときずなが深まります。

仕事、交渉、勝負運…吉。リーダーシップを発揮でき、大きなプrpジェクトを任されそうです。交渉事、自身のある堂々とした姿勢が相手の信頼を買いそうです。勝負事、強気の構成で相手がくじけそうです

健康…過労による頭痛、のぼせ、高血圧など

北西☁

小凶方位(休門旺相・五黄殺同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉凶半々。無駄遣いや衝動買いの多い方位となります。ギャンブルは勝ちに調子に乗ってのめりこんでかえって損をする方位。引き際を見極めましょう

交際運…吉凶半々。年長者や先輩と意見が衝突したり、考え方に相違があり対立しそうです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では過失、ケアレスミスが多く滞ります。容姿の信用を失ったり叱責を受けそうです。交渉事、相手の態度が煮え切らなく結論が纏まらないでしょう。勝負事、始めは順調ですが、中盤のミスから歯車が狂いそうです

健康…食あたり、高熱を伴う腹痛や頭痛など

 

凶方位への処方箋

警戒方位…北東☂️、南東☂️、南☂️、南西☂️

吉方位は西側に集中するため効果的な方位除けが難しい一日となります。北☀の吉方位をうまく利用しましょう。

吉方位で吉運氣を取り込み、吉刻を利用して現地に移動しましょう。

吉方位での滞在時間は30分超が目安です。

 

注意方位…東🌂

効果的な方位除けが難しい一日となります。吉刻を利用して現地に移動しましょう。

 

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

 

氣學・本命星日運

12日注意本命星は、二黒土星と九紫火星です。(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

二黒土星…本命星は震宮(木)より剋を受けます。日辰が宮に生を与えるので、剋の作用が大きくなる衰運日です。周囲からの雑用や依頼事が多く、気疲れしそうです。適度のあ氣分転換を図りましょう

九紫火星…本命星は坎宮(水)に定位対冲。日辰から剋を受ける悪日です。次から次に悩み事、問題ごとが発生しそうです。自暴自棄になると帰って状況を悪化させますので、落ち着いて手が付けられる範囲から着実に処理、解決を図りましょう。身近な年長者や目上、先輩などに助力を仰ぐとよいでしょう

 

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します

 

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、辰刻、午刻、戌亥刻です。

氣學・日盤及び時盤では、辰刻の北西、戌亥刻の南西、北西に凶煞が重なります。同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

それで12日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
来年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
3年以内に「五行易」ないし運命學に関する本を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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