桜田虎門「五行易指南」現代語訳⑮
占事による妻財爻の解釈
巻2 兄弟の用(各占断における兄弟爻の役割及び解釈)
●兄弟爻が発動する場合
「病占」…長引く
「士官(就職)…不成就。不採用。それに費やす費用や苦労は報われず。また競争者が多い。但し吉神を帯びれば返って扶けがある(※1)
「行人(安否)」…帰らず。来たらず
「売買」…損失多い
「婚姻や恋愛」…不成就
「身命」…女命占の場合災い多し
●兄弟爻の化爻
「退神に化す」…およその事憂いごと散じる
「父母に化す」…妾や使用人に不祥事がある
「妻財に化す」…求財、金運は望みなし(破財の星・兄弟の発動であるがため)
「官鬼に化す」…親類兄弟に災いあり(回頭の剋となる)
「子孫に化す」…凡その占事は叶う(兄弟爻が喜神である子孫の原神となる)
●世爻が官鬼を帯類
財運は凶。商いや求財はかえって財を損ねる。朱雀を帯類すると口舌禍多し。官鬼の発動は凶で、禍が多い(兄弟の忌神)、また発動して官鬼に化す場合は災害に巻き込まれる
(※1)…この場合の吉神とは神煞を指します。神煞の「貴人」や「祿官」を帯びれば望みがあるという解釈です。
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