桜田虎門「五行易指南」現代語訳39

「五行易指南」現代語訳
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桜田虎門「五行易指南」現代語訳38
反徳扶人、去煞留恩、留煞害命の説

 

桜田虎門「五行易指南」現代語訳39

太っ腹のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

巻2 泄氣

およそ用神が刑や冲、剋や害を受けなければ凶兆はないといえるが、もしこの時発動して他爻を生じる時はこれを「泄氣(えいき)」と言ってその氣を漏らすという意味で凶象と取る。

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もしこの時原神が発動して用神を生じるか、用神が日辰や月建から生を受ける時はたとえ泄氣であっても害は少ない。

例えば占った暦が寅や卯の月日でない時に乾為天が風天少畜の卦を得たとき、卦中四爻の官鬼午(火)が発動して未(土)に変化する時は泄氣である。(※)

 

 

もしこの時に寅卯の月日であったり、卦中の二爻の妻財の寅(木)の爻の発動を見れば、用神を生じるので泄氣しても尚余力があるとみなして、凶とは断じない。

※午と未で合を結ぶので、この場合の発動は「合住」で泄氣とは取らない。虎缶子の誤りであろう。
泄氣の吉凶は、吉凶の段とは別に事象や物事の経過の推断に用いるのが近代五行易の用例である
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