応期を考えてみる
「五行易」には占った物事が結果として応じる「応期」という概念が存在します。
一般にこれを示せば、用神となる爻が発動していればその発動する地支を合する時。静爻であればその地支を冲する時、あるいは動爻静爻に限らずその地支に値する時に応じるといわれています。
本によっては、卦身を代用する場合もあるようです。
それ以外では、独発する忌神を剋や冲する時間であったり、原神が静爻であれば、静爻の原神の値や合(合起)する時に応じます。
立卦及び卦象
占的「某日某所の相談者様の有無」
本卦「震為雷」之卦「火水未済」を得ました。
用神は妻財を取ります。上爻の戌(土)、三爻の辰と両現ですから、複数いらっしゃるでしょう。
このまま値を取るのであれば、三爻は辰(土)ですが、辰刻(8時)では早すぎます。
そこで、原神に値を求めます。
午刻、あるいは静爻なので合する未刻に応期が見て取れます。
申刻にも相談者が現れそうですが、一人は別の鑑定士様のところに向かいそうです。
もう一人は私のところに来るでしょう。
酉刻も来そうですが、これは別の先生のところに行くでしょう。酉は応爻と合するので、世爻のところには来ないからです。
最後、閉店間際の戌刻にも表れそうです。
結果
未刻に相談者様が訪れました。
申刻に市目相談者が来られましたが別の先生のところに向かわれました。
その後もうお一人が訪れ、鑑定を申し込まれました。
18時頃ご相談者が来られましたが、別の先生のご予約のご相談者様でした。
但しその直後にもう一組来られました。
19時に鑑定のご予約が入っていましたが、前のご相談が少しずれこみ、開始時間が7時20分を割り込んだので、戌刻での鑑定スタートとなりました。
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